年金の振込は2か月に1回、偶数月の15日です。1回で2か月分を受け取るので、家計は月単位ではなく2か月単位で回すことになります。年額180万円なら1回あたり30万円。ここから家賃も光熱費も保険料も出ていきますが、出ていく側は毎月です。だから細るのは、受け取ってから2か月目の後半に集中します。5万円が足りずに年18.0%で30日借りれば利息は739円。次の15日が決まっている以上、借りる期間もそこまでで足ります。
振込は2か月に1回です
年金は年6回、偶数月の15日に、前の2か月分がまとめて振り込まれます。毎月入ってくるものではありません。
2月に振り込まれるのは12月と1月の分、4月に振り込まれるのは2月と3月の分です。受け取る日と、対象になる月がずれています。
働いて給与を受け取っていた頃は、毎月同じ日に入っていました。その感覚のままだと、2か月分を1か月で使ってしまうことが起こります。
ここが分かっていれば、対処も単純です。受け取った額を最初に二つに割っておくだけで、後半の月が細るのを防げます。
細るのは2か月目の後半です
どこで足りなくなるかを、金額で見ます。
| 時期 | 手元にある額 |
|---|---|
| 15日に受け取った直後 | 300,000円 |
| 1か月目の終わり | 140,000円前後 |
| 2か月目の終わり | ほとんど残りません |
年額180万円を1回30万円として、1か月あたり16万円ほど使った場合の例です。実際の額は世帯により異なります。
最初の月に多く使えば、後半にしわ寄せが来ます。これは使いすぎというより、受け取り方と支払い方の周期が違うことから来ています。
家賃や公共料金の引き落としは毎月です。2か月分をまとめて受け取っても、出ていくほうは半分ずつにはなりません。
だから足りなくなる時期は、毎回ほぼ同じところに来ます。奇数月の後半です。
次の15日までで足ります
借りると決めた場合、期間は次の支給日までで足ります。
日付が決まっているので、返す日を先に置けます。何日借りるかが分かれば、利息の額もその場で出ます。
| 借入額 | 30日ぶんの利息 | 60日ぶんの利息 |
|---|---|---|
| 50,000円 | 739円 | 1,479円 |
| 100,000円 | 1,479円 | 2,958円 |
年18.0%を日数で割って出した概算です。提示される金利は商品と審査の結果によって変わります。
5万円を1か月なら739円です。数字を先に出しておけば、借りるかどうかの判断もしやすくなります。
逆に、次の支給日を越えて抱えると期間が倍になります。受け取った日にまず返す、という順序を決めておいてください。生活費より先に返済を済ませておけば、繰り越しが起きません。
支給日が前倒しになる月があります
15日という日付には例外があります。
15日が土曜、日曜、あるいは祝日にあたる場合、支給はその前の営業日に行われます。後ろへずれることはありません。
| 15日が平日 | その日に振り込まれます。 |
|---|---|
| 15日が土日祝 | 直前の営業日に前倒しされます。 |
| 返済日を決めるとき | 前倒しはあっても後ろ倒しはないので、15日を基準にして構いません。 |
返済日を15日以降に置いておけば、支給が前倒しになっても間に合います。逆に14日以前に置くと、月によっては入金前に引き落としが来ます。
返済日を選べる商品なら、この点を先に確かめてください。
振込額と年金額は違います
申込書の年収欄で迷いやすいところです。
年金からは、介護保険料や後期高齢者医療保険料、場合によっては住民税が差し引かれています。通帳に記録される額は、差し引いたあとの金額です。
年収として書くのは、差し引かれる前の年金額です。年金額の改定通知書に記載されているものが、その数字にあたります。
| どの数字を書くか | 年額 | 枠の上限 |
|---|---|---|
| 差し引かれる前の年金額 | 1,800,000円 | 600,000円 |
| 通帳に入った額 | 1,600,000円 | 533,333円 |
法律上の上限である年収の3分の1をそのまま当てはめた数字です。差し引かれる保険料の額や課税の状況は人により異なります。
差は66,667円です。通帳の数字で書くと、その分だけ枠が小さく出ます。
申告した数字がどう使われるかは審査基準と総量規制の解説に分けて置きました。
数万円でも工程は変わりません
5万円の申込でも、50万円と同じ手続きを踏みます。
本人確認書類の提出、信用情報の照会、収入の確認。額が小さいから省かれる工程はありません。
ただし収入の確認は、給与所得者とは書類が変わります。年金額の改定通知書や振込通知書、年金の記録が載った通帳の写しなどが使われます。
年齢の条件を満たしているかどうかも、この段階で見られます。枠の計算に関係なく、そこで外れることがあります。仕組みは北九州でお金を借りるに書きました。
受け取った日に二つに割る
借りずに済ませる方法があるとすれば、これが最も単純です。
30万円が振り込まれた日に、その半分を別の口座へ移します。生活費の口座には15万円だけを残し、翌月分は触らない場所に置いておきます。
| 移す先 | 同じ銀行の別口座でも、普段使わない口座でも構いません。 |
|---|---|
| 移す額 | 半分が目安です。毎月の固定費が分かっていれば、その額に合わせても構いません。 |
| 効き方 | 1か月目に使いすぎる余地が消えます。残高を見て判断しなくて済みます。 |
意志の力に頼らない形にするのが要点です。口座に30万円が見えていれば、1か月分だと考えるのは難しくなります。
引き落としが集中する口座を分けておけば、残高不足も起きにくくなります。移す作業は振込のあった日に一度だけです。
北九州で少額が要る場面
数万円という額は、特定の場面に集中します。
| 奇数月の後半 | 支給の周期から生じます。日付が決まっているので読めます。 |
|---|---|
| 医療費の窓口負担 | 通院が重なった月に効いてきます。 |
| 冠婚葬祭 | 予定できません。手元の余裕がないと直に響きます。 |
| 家電や設備の故障 | こちらも読めません。修理か買い替えかで額が変わります。 |
いちばん上は前もって分かります。受け取った日に二つに割っておけば、その月に借りる理由が消えます。
費用のかからない相談先が市内にあります。生活福祉資金には少額を扱う種類もあるので、条件に当たるかどうかだけでも聞く価値があります。どんな種類があるかは生活福祉資金のほうに並べました。
各区の社会福祉協議会と、地域包括支援センターが入口です。7区すべてに置かれているので、住んでいる区の窓口を使ってください。手段ごとの費用と日数は借入先の違いを比較に置きました。
よくある質問
年金はいつ振り込まれますか?
足りなくなるのはいつですか?
いくら借りればよいですか?
15日が休みの日はどうなりますか?
年収欄には通帳の額を書きますか?
少額なら手続きは軽くなりますか?
北九州市の地図
社会福祉協議会は市内7区のすべてに置かれています。担当になるのは住民登録のある区で、年金を受け取っている世帯の相談も同じ窓口です。