消費者金融とは、個人に対して無担保で融資を行う貸金業者のことです。日本国内では貸金業法にもとづく登録を受けて営業しており、銀行のように預金業務は行いません。審査が比較的早く、担保や保証人を必要としない一方で、金利は銀行のカードローンより高めに設定されているのが一般的です。
| 消費者金融とは | 個人向けに無担保融資を行う貸金業者 |
|---|---|
| 根拠となる法律 | 貸金業法(日本) |
| 上限金利 | 年20%/18%/15%(元本により変動・利息制限法) |
| 借入可能額の上限 | 年収の3分の1まで(総量規制の対象) |
| 審査時間の目安 | 最短30分(会社・申込内容により異なります) |
| 担保・保証人 | 原則不要 |
| 対応エリア | 日本全国(オンライン完結の会社が中心) |
消費者金融とは何ですか?
消費者金融とは、個人に対して無担保・無保証人で融資を行う貸金業者のことです。日本国内では貸金業法にもとづく登録を受けた事業者だけが営業できます。かつては「サラ金」と呼ばれることもありましたが、法整備が進んだ現在は、上限金利や借入額に明確なルールが設けられています。
特徴は、手続きの早さと利用のしやすさです。担保や保証人を用意する必要がなく、多くの場合はご本人確認書類だけで申し込めます。オンラインで完結する会社であれば、来店せずに借入から返済まで行えます。
一方で、金利は銀行のカードローンより高めに設定されているのが一般的です。これは、担保を取らず短期間で審査を行うぶん、貸し手側が負うリスクが大きいためです。急ぎでなければ、より金利の低い選択肢と比較したうえで判断してください。
ノンバンクとは何ですか?
ノンバンクとは、預金を預かる業務を行わず、融資などの与信業務のみを行う金融機関の総称です。消費者金融はこのノンバンクに含まれる一形態です。
銀行は預金を集め、その資金をもとに融資を行います。これに対してノンバンクは預金業務を行わないため、自社で調達した資金を貸し出します。この違いが、適用される法律や金利の水準につながっています。
- 消費者金融会社個人向けの無担保融資を専門とする会社です。カードローンやキャッシングを提供しています。
- 信販会社・クレジットカード会社ショッピングの分割払いやキャッシング枠を提供します。カード発行が前提となります。
- 事業者向け金融会社法人や個人事業主への融資、リース・ファクタリングなどを扱います。
質屋も預金を扱わない貸し手ですが、質屋営業法という別の法律で動いており、年109.5%まで認められている点で他とは扱いが異なります。同じノンバンクという言葉でくくられていても、根拠となる法律が違えば条件も別物になるということです。
金利の水準に差が出る理由も、この預金の有無から説明がつきます。銀行は預金という低い費用の資金を手元に持っています。ノンバンクは市場や金融機関から資金を調達するため、その調達費用が貸出金利に乗ってきます。上限金利の差は、どちらが良心的かという話ではなく、資金の出どころの差から生まれています。
銀行カードローンとどう違いますか?
もっとも大きな違いは、根拠となる法律と総量規制の対象かどうかです。消費者金融は貸金業法にもとづくため総量規制の対象ですが、銀行カードローンは銀行法にもとづくため直接の対象ではありません。
| 比較項目 | 消費者金融(ノンバンク) | 銀行カードローン |
|---|---|---|
| 根拠法 | 貸金業法 | 銀行法 |
| 総量規制 | 対象(年収の3分の1まで) | 対象外(各行の基準による) |
| 審査時間の目安 | 最短即日 | 数日程度 |
| 金利の傾向 | やや高め | 比較的低め |
| 預金業務 | 行わない | 行う |
ただし、銀行カードローンが総量規制の対象外だからといって、無条件に多く借りられるわけではありません。過剰な貸付を防ぐため、各行が独自の融資基準を設けています。急ぎかどうかと、金利をどこまで重視するか。この2点で選び分けるのが現実的です。
日本国内で利用できる条件は?
日本国内にお住まいで満20歳以上、かつ安定した収入の見込みがある方が対象となるのが一般的です。ご本人名義の銀行口座も必要になります。
日本全国どこからでも申し込めます
オンライン完結の会社であれば、東京・大阪などの都市部にお住まいの方も、近くに店舗や無人契約機がない地域の方も、同じ条件でご利用いただけます。来店の必要がないため、営業時間や移動時間を気にする必要もありません。
雇用形態は問われないのが一般的です。正社員の方に限らず、契約社員・パート・アルバイト・自営業・フリーランスの方も申し込めます。ただし、収入の安定性は審査の判断材料になります。
必要書類は、運転免許証・マイナンバーカード・健康保険証・パスポートなど、氏名・住所・生年月日が確認できる公的な書類です。借入額によっては、源泉徴収票や給与明細といった収入を証明する書類を求められる場合があります。
金利はどのくらいですか?
日本の利息制限法により、借入元本に応じて年15%〜20%が上限と定められています。実際に適用される金利は、この範囲内で各社が設定します。
| 借入元本 | 上限金利(年率) |
|---|---|
| 10万円未満 | 年20% |
| 10万円以上100万円未満 | 年18% |
| 100万円以上 | 年15% |
※ あわせて出資法により年20%を超える貸付けには刑事罰が定められており、これを超える金利を提示する事業者は違法です。
比較する際は、必ず実質年率で見てください。実質年率とは、利息に加えて借入にかかる費用を含めて年率で表したものです。会社ごとの条件を並べるときは、この数字がそろっていなければ正しく比べられません。
いくらまで借りられますか?
消費者金融からの借入は、原則として年収の3分の1までと法律で定められています。これを総量規制といい、日本の貸金業法にもとづく仕組みです。返済能力を超える借入によって生活が立ち行かなくなることを防ぐために設けられています。
年収300万円の場合、貸金業者から借りられる合計はおよそ100万円までとなります。他社での残高がある場合、その合計を含めたうえで枠が判断されます。1社ごとではなく、貸金業者からの借入をすべて合算して考える点にご注意ください。
なお、住宅ローンや自動車ローン、返済の負担を軽くすることが明らかなおまとめ目的の借入など、総量規制の計算から除外・例外とされるものもあります。
審査では何を見られますか?
安定した収入の見込みがあるか、返済に無理がない金額かどうかが中心的な判断材料になります。あわせて、信用情報機関に記録された借入や返済の履歴も参照されます。
信用情報とは、これまでの借入額や返済状況を記録した情報です。返済の遅れが記録されていると審査に影響しますが、それだけで一律に判断されるわけではありません。現在の収支状況を含めて総合的に判断されるのが一般的です。
お申込みの際は、正確な情報を入力してください。収入や他社からの借入状況を実際と異なる内容で申告すると、確認に時間がかかるだけでなく、契約後に判明した場合には契約解除の対象となります。
申込から借入までの流れは?
オンライン登録・審査・お振込みの3ステップで完結するのが一般的です。来店も郵送も必要ありません。
- STEP 1/オンライン登録・申請氏名・生年月日・ご連絡先など基本情報を入力します。3分ほどで完了します。
- STEP 2/資格審査ご本人確認書類を提出し、審査が行われます。書類に不備がなければ最短30分で完了します。
- STEP 3/お振込み審査完了後、条件に応じて最短即日でご指定の口座へ振り込まれます。
お急ぎの場合は、平日のできるだけ早い時間帯に申し込んでください。お振込みは金融機関の営業時間に左右されるため、審査が完了しても受付時間を過ぎていれば着金は翌営業日になります。
返済方法にはどんなものがありますか?
口座振替、銀行振込、コンビニ払い、提携ATMからの入金などがあります。選べる方法は会社によって異なり、手数料や締切時間にも違いがあります。
手間で選ぶなら口座振替が最も軽く、こちらから操作する必要がありません。指定の口座から返済日に自動で引き落とされるため、振込の手間がかからず、うっかり返済を忘れてしまうリスクを減らせます。
返済期日より前に繰上返済を行えば、その分の利息負担を軽減できます。ボーナスや臨時収入があったときには検討する価値があります。契約の前に、毎月のお支払い額と総額を返済シミュレーションで見ておくことをおすすめします。
正規の消費者金融をどう見分けますか?
日本の法律にもとづく貸金業の登録を受けているかどうかを確認することが、もっとも確実な方法です。登録業者には必ず登録番号があり、金融庁の「登録貸金業者情報検索サービス」で誰でも無料で照会できます。
登録番号は「関東財務局長(3)第01234号」のような形式で表示されます。複数の都道府県に営業所がある場合は財務局長、1つの都道府県のみなら知事の登録です。括弧内の数字は更新回数で、登録は3年ごとの更新制です。
- 「ブラックでも融資可能」「無審査」など、審査を行わないかのように書いている。
- 契約を交わす前の段階で保証料や手数料の名目による入金を要求してくる。
- 法律の上限(年20%)より高い金利を提示する、金利の根拠を説明しない。
- 会社名や所在地、登録番号の記載がない、または記載があっても金融庁の検索で確認できない。
複数の消費者金融から借りている場合は?
借入先が複数にわたっている場合は、おまとめや借り換えによって返済を一本化できることがあります。返済日が月に何度もあると管理が難しく、うっかり延滞してしまう原因にもなります。
日本の総量規制における例外的な扱い
おまとめを目的とした借入は、返済の負担を軽くすることが明らかな場合、総量規制の計算から例外として扱われることがあります。すでに年収の3分の1に近い借入がある方でも、条件によっては相談できる余地があるということです。
ただし、一本化すれば必ず負担が軽くなるわけではありません。返済期間が延びれば、毎月の返済額は下がっても利息の総額は増える場合があります。まとめる前に、現在の借入それぞれの残高・金利・返済期間を書き出し、一本化後の総返済額と比較してください。
また、一本化したあとに空いた枠で新たに借り入れてしまうと、状況は元に戻ってしまいます。おまとめは返済を終わらせるための手段であり、借入枠を広げるための手段ではないという点を意識しておくことが大切です。返済が苦しい状況が続いている場合は、お住まいの地域の消費生活センターなど、公的な相談窓口もあわせてご検討ください。