4万円を年18.0%で5回に分けて返すと、毎月8,364円です。この額が月収21万円の繁忙期なら収入の4.0%、14万円の閑散期なら6.0%を占めます。同じ契約、同じ返済額で負担が1.5倍になるということです。少額の借入は期間が短いぶん、返し終わる月をこちらで選べます。選べるということは、どの月に当てるかを決めなければならないということでもあります。
少額ほど返し終わる月を選べます
数万円を数回で返す借入なら、返済が終わる月まで見通せます。この見通しが立つことが、少額であることの最大の利点です。
50万円を60回で返す契約では、5年先の家計を予測することはできません。ところが4万円を5回なら、5か月先までです。その5か月に何があるかは、たいていの人が言えます。
京都で働いていて収入に波がある人には、これが具体的な意味を持ちます。宿泊や飲食、土産物の販売、観光に関わる交通。春と秋に人手が要り、冬場と梅雨どきに減る職場が市内には多くあります。5か月という長さは、その波のなかで繁忙期にすっぽり収まることもあれば、閑散期をまたいでしまうこともある長さです。
つまり借りる前に決めるのは金額だけではありません。5回の引き落としがどの月に当たるかを、先に数えておいてください。
同じ8,364円が4.0%にも6.0%にもなります
金額も金利も回数も変えずに、負担だけが変わります。
| 引き落としの月 | その月の収入 | 返済額 | 収入に占める割合 |
|---|---|---|---|
| 繁忙期に当たる | 210,000円 | 8,364円 | 4.0% |
| 閑散期に当たる | 140,000円 | 8,364円 | 6.0% |
4万円を年18.0%・元利均等・5回で返済した場合の試算です。返済総額は41,820円、利息は1,820円になります。
1.5倍です。利息が増えたわけでも、返済額が上がったわけでもありません。分母が変わっただけで、手元に残る額はそのぶん減ります。
4.0%と6.0%の差は、月にして2,787円ほどの余裕の違いにあたります。ひと月なら吸収できても、5回のうち3回が閑散期に当たれば、その3か月ぶんが積み上がります。
閑散期に始めるなら13,333円下げます
閑散期に借りざるをえない場面もあります。その場合、負担率を繁忙期と同じに保つ方法は一つで、借りる額を下げることです。
収入14万円の月に4.0%を保つなら、返済に回せるのは5,576円です。この額を5回で返す前提にすると、借りられるのは26,667円になります。
| 繁忙期に始める | 8,364円ずつ5回。借りられるのは40,000円です。 |
|---|---|
| 閑散期に始める | 5,576円ずつ5回。借りられるのは26,667円です。 |
差は13,333円です。同じ人が同じ条件で借りても、始める月によって3分の1ほど縮みます。これは審査で減らされたのではなく、自分の側で先に引いた線です。
13,333円足りないなら、その不足分は借入以外で埋める必要があります。埋められないなら、そもそもこの月に借りる判断が正しいかを考え直す場面です。
回数を延ばすという逃げ道
額を下げたくない場合、回数を延ばせば毎月は軽くなります。ただし別の代償があります。
| 回数 | 毎月の返済 | 閑散期の負担率 | 利息 |
|---|---|---|---|
| 5回 | 8,364円 | 6.0% | 1,820円 |
| 10回 | 4,337円 | 3.1% | 3,370円 |
いずれも4万円を年18.0%・元利均等で返済した場合の試算です。
10回に延ばせば、閑散期でも収入の3.1%に収まります。繁忙期の4.0%より軽いので、どの月に当たっても困りません。そのかわり利息は1,550円増えます。
1,550円で10か月ぶんの安心を買うかどうか、という判断です。5回で組んで途中で払えなくなれば遅延損害金がかかり、記録も残ります。そちらの費用と比べれば、1,550円は高くありません。
ただし延ばしすぎると、今度は完済までの見通しが立たなくなります。少額の利点は5か月先まで見えることでした。24回に延ばせばその利点は消えます。回数ごとの総額は返済シミュレーションで確かめてください。
額が小さくても工程は同じです
4万円の申込でも、40万円と同じ手続きを踏みます。
| 本人確認書類 | 提出が必要です。額によって省かれることはありません。 |
|---|---|
| 信用情報の照会 | 他社の残高と返済の記録が参照されます。 |
| 在籍確認 | 電話または書類で行われます。 |
| 申込の記録 | 借りたかどうかを問わず6か月残ります。 |
返済能力の調査は貸金業法第13条が業者に課した義務で、金額の大小で免除されるものではありません。少額なら簡単に借りられるという案内があれば、その時点で疑ってよい材料になります。
逆に言えば、少額だから通りやすいわけでもありません。年収の3分の1という枠にすでに達していれば、4万円でも枠は出ません。手続きそのものの流れはお金を借りる方法に、見られる項目は審査基準にまとめてあります。
京都で少額が必要になる場面
数万円という額は、生活のなかで特定の場面に集中します。
| 家賃や光熱費の不足 | 閑散期の月に、いつもどおりの支払いが重くなる形です。 |
|---|---|
| 学費や教材費の一時的な立替 | 市内は学生の比率が高く、期日が学期の区切りに集中します。 |
| 季節の変わり目の出費 | 繁忙期に備えた通勤用の支度や、冬場の暖房費など。 |
| 行事や帰省の費用 | 時期が決まっているため、前もって数えられる種類の出費です。 |
下の二つは日付が先に分かっています。分かっているなら、繁忙期のうちに取り分けておけば借りずに済みます。借入が要るのは、予定できなかった上の二つのほうです。学生の場合は枠の立ち方そのものが違うため、学生・主婦の借入もあわせて見てください。
どちらであっても、支払う相手に先に相談する余地は残っています。公共料金や学費には期日の相談に応じる仕組みがあり、応じてもらえれば利息はかかりません。相談しても届かない分だけを借りる、という順序にしてください。
京都から申し込む場合
金利も審査の基準も全国で共通です。11区のどこに住んでいても変わりません。
区が関わるのは書類のほうです。課税証明書はその年の1月1日に住民登録があった自治体でしか発行されません。府外から転入して間もない場合、京都市の窓口では出せず、前の住所地へ請求することになります。少額の借入では収入証明そのものを求められないことが多いのですが、求められた場合にここで数日かかります。
受け取りと返済の経路も先に決めておいてください。振込で受け取り口座振替で返せば、途中の手数料は発生しません。急いで提携ATMを使う場面と、そうでない場面を分けて考えれば、少額のうちは経路の選び方だけで費用が変わります。
額が大きい場合まで含めた考え方は京都でお金を借りるから辿ってください。
よくある質問
少額の借入で最初に決めることは何ですか?
同じ返済額で負担はどれくらい変わりますか?
閑散期に借りる場合はどうすればよいですか?
回数を延ばせば解決しますか?
額が小さければ通りやすくなりますか?
借りる前に確かめることはありますか?
京都市の地図
社会福祉協議会は市内11区のすべてに置かれています。学費に関する相談は、まず在学先の窓口が入口になります。