申込フォームの年収欄は、収入が一定の人には迷いようのない項目です。月ごとに動く働き方だと、書ける数字が複数あります。源泉徴収票どおりの210万円なら枠は70万円、繁忙期の21万円を12倍した252万円なら84万円。14万円ぶん広く見えますが、後者は提出する書類と合いません。年収欄は希望を書く欄ではなく、書類で裏づけられる数字を書く欄です。
年収欄に書ける数字が複数あります
年収欄には、書類で裏づけられる数字を書いてください。収入に波があると、裏づけのない数字のほうが先に思い浮かびます。
繁忙期に21万円、閑散期に14万円という働き方をしているとします。この人が年収を聞かれたとき、頭に浮かぶ候補は一つではありません。
| 源泉徴収票の支払金額 | 前年に実際に支払われた合計です。この例では210万円。 |
|---|---|
| 直近12か月の実績 | 通帳を数えた実額です。前年と大きく違うこともあります。 |
| 繁忙期の月収を12倍 | 21万円×12で252万円。実在しない年収です。 |
| 平均月収を12倍 | 17万5千円×12で210万円。結果として源泉徴収票と一致します。 |
収入が一定の人はこの四つが同じ数字になるので、迷いません。波がある人だけが選ぶことになり、しかも選び方の説明はどこにも書かれていません。
14万円広く見えて、書類と合いません
どれを書くかで、計算上の枠が変わります。貸金業者から借りられるのは年収の3分の1までです。
| 年収欄に書いた数字 | 計算上の枠 | 裏づけ |
|---|---|---|
| 2,100,000円 | 700,000円 | 源泉徴収票と一致します |
| 2,520,000円 | 840,000円 | 一致しません |
年収の3分の1を上限とする総量規制にもとづく計算です。実際の限度額は審査により決まり、上限まで出るとは限りません。
差は14万円です。広いほうを書きたくなる理由はここにあります。ところがこの14万円は、審査を通れば手に入るものではありません。1社で50万円を超えるか、他社を含めて100万円を超えると収入証明書の提出が求められ、そこで源泉徴収票の210万円が出てきます。
提出を求められない範囲であっても、信用情報には他社での申告内容が残ります。同じ人が別の会社に210万円と申告していれば、その食い違いも見えます。
どの数字が正しいのか
迷ったら源泉徴収票の支払金額です。前年に実際に支払われた額で、書類が1枚で足ります。
ただし例外が二つあります。
| 転職して間もない | 前年の額が現在の働き方を表していません。直近の給与明細を数か月分そろえて説明する形になります。 |
|---|---|
| 給与以外の収入がある | 確定申告をしている場合は申告書の所得金額が基準です。給与だけの数字では足りません。 |
どちらの場合も、書いた数字を裏づける書類が手元にあるかどうかで決めてください。裏づけられない数字は、大きくても小さくても不利に働きます。
なお年収は税引き前の額で、手取りではありません。手取りを書くと枠が実際より狭く出ます。書類で見られるのも税引き前の数字なので、そこでも食い違いになります。
食い違うと何が起きるか
申告と書類が合わない場合、その場で否決されるとは限りません。多くは確認の連絡が入ります。
| 確認の電話やメール | 返答するまで審査が止まります。当日中に借りるつもりなら、ここで間に合わなくなります。 |
|---|---|
| 追加の書類提出 | 数か月分の給与明細などを求められます。手元になければ取り寄せから始まります。 |
| 申告額での判断 | 裏づけられた額で計算し直されます。広く書いた意味がなくなります。 |
意図して多く書いたのか、勘違いだったのかは、相手には区別できません。どちらであっても確認の工程が挟まる点は同じです。
収入に波がある人にとって、この確認は避けにくいものでもあります。裏づけを最初から用意しておけば、確認そのものが短く済みます。数か月分の給与明細を先に手元に置いておくのが確実です。
申込から契約までの流れ
年収欄が片づけば、残りは順に進みます。
| 工程 | 自分の側でできること |
|---|---|
| 申込フォームの入力 | 勤務先の正式名称と電話番号、受取口座を先に手元へ。 |
| 本人確認書類の提出 | 四隅を入れて撮影します。住所変更していない免許証は裏面も必要です。 |
| 信用情報の照会 | 他社の残高は正確に申告します。ここも照合されます。 |
| 在籍確認 | 取れる時間帯を伝えるか、書類での代替を相談します。 |
| 契約と入金 | 返済日と初回がいつかを確認してから同意します。 |
止まりやすいのは書類の撮影と在籍確認の二つで、どちらも申込の前に手当てできます。撮り直しが1回入ると20分から30分は戻るため、急いでいる日ほど先に済ませておく価値があります。
在籍確認の扱いと代わりになる書類は在籍確認の解説に、当日中に終わらせる条件は京都の即日融資にまとめました。
他社の借入額も同じ扱いです
年収欄ほど意識されませんが、他社の借入残高を書く欄にも同じ構造があります。こちらは記憶で書くと外れます。
| 少なく書いた場合 | 信用情報の記録と合いません。隠したと受け取られる可能性があります。 |
|---|---|
| 多く書いた場合 | 枠の計算がそのぶん狭くなります。自分で不利にしているだけです。 |
| 覚えていない場合 | 各社の会員サイトか、信用情報機関への開示請求で正確な数字が出ます。 |
残高は毎月動くので、半年前の記憶はまず合いません。申し込む前に会員サイトを開いて、その日の残高を控えておいてください。数分で済みます。
開示請求という手もあります。費用は1,000円ほどで、本人であれば誰でも取り寄せられます。他社の残高だけでなく、過去の延滞や申込の記録もまとめて確認できるので、しばらく借入から離れていた人には向いています。
直せる項目と直せない項目
送信したあとで気づくこともあります。扱いは項目によって違います。
| 連絡先や受取口座 | 連絡すれば直せることがほとんどです。 |
|---|---|
| 年収や他社の借入額 | 直せますが、訂正そのものが確認の対象になります。 |
| 申し込んだ事実 | 取り消せません。借りたかどうかを問わず記録は6か月残ります。 |
最後の一つが効いてきます。年収を広く書いて落ち、書き直してもう一度出せば、記録は2件になります。短い期間に記録が並ぶと、資金繰りが詰まっていると読まれます。
だから最初の1回を正確に出すほうが結果として速く終わります。枠の数え方は総量規制の解説、見られる項目は審査基準にまとめてあります。
京都から申し込む場合
フォームの項目も審査の基準も全国共通で、住んでいる区によって入力する内容が変わることはありません。
区が効いてくるのは、年収を裏づける書類を取りに行くときです。課税証明書の発行元は、その年の1月1日に住民登録があった自治体に限られます。進学や就職で府外から移ってきて日が浅い場合、京都市の窓口では出せません。前に住んでいた自治体へ郵送で請求することになり、往復で日数を取られます。
この遅れは避けられます。年収の裏づけは課税証明書でなくても構わないことが多く、源泉徴収票か数か月分の給与明細で足りるかを申込先に先に聞いておけば、取り寄せそのものが不要になります。
学生が申し込む場合は、年収欄に入れられるのはアルバイトの収入だけです。仕送りも奨学金も本人の労働による収入ではないため、この欄には入りません。扱いは京都でお金を借りると学生・主婦の借入に分けて書きました。
よくある質問
年収欄には何を書けばよいですか?
繁忙期の月収を12倍してもよいですか?
手取りを書いてもよいですか?
申告と書類が合わないとどうなりますか?
送信したあとで訂正できますか?
落ちたらすぐ次の会社に出してよいですか?
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