「10日で1割」と言われたら、36.5を掛けてください。年365%です。10日単位の表示を年率に直す倍率は、いつでも36.5倍。10日で1%という一見おとなしい数字でも、年に直せば36.5%で、すでに上限を超えています。5万円を30日借りた場合、上限内なら822円、10日で1割なら15,000円。18倍の開きです。
10日単位は36.5倍して見る
1年は365日、10日で割ると36.5。だから10日あたりの利率に36.5を掛ければ年率になります。
| 10日あたり | 年率に直すと | 法律上の扱い |
|---|---|---|
| 0.5% | 年18.25% | 上限の範囲内です |
| 1% | 年36.5% | 上限を超えています |
| 5% | 年182.5% | 重い罰則の対象です |
| 10% | 年365% | 重い罰則の対象です |
| 30% | 年1,095% | 重い罰則の対象です |
単利で年率に換算した場合の数字です。実際には10日ごとに元本へ組み入れる形が多く、負担はこれより重くなります。
10日で1%を超えていれば、その時点で上限超えです。小さく見える数字ほど、この換算をしてから判断してください。
用語を年率に直す
10日単位の言い回しには、決まった呼び名があります。
| トゴ | 10日で5%。年182.5%にあたります。 |
|---|---|
| トイチ | 10日で10%。年365%です。 |
| トサン | 10日で30%。年1,095%になります。 |
いずれも法律の上限をはるかに超えています。呼び名として流通しているために感覚が鈍りますが、年率に直せば桁が違うと分かります。
週単位で提示される場合は52倍、日単位なら365倍です。単位が短いほど、実際の重さが見えにくくなります。
5万円30日でいくら請求されるか
金額に直すと、差が具体的になります。
| 条件 | 単利での利息 | 元本に組み入れる場合 |
|---|---|---|
| 年20.0%(上限内) | 822円 | 822円 |
| 10日で1% | 1,500円 | 1,515円 |
| トゴ | 7,500円 | 7,881円 |
| トイチ | 15,000円 | 16,550円 |
| トサン | 45,000円 | 59,850円 |
トサンでは、30日で請求される利息が元本の5万円を超えます。借りた額より利息のほうが大きいという状態が、1か月で起きます。
10日ごとに元本へ組み入れる方式だと、期間が延びるほど差が開きます。3か月続けば、単利との差は比べものになりません。
相手の言う「手数料」「保証料」「事務費」といった名目にも注意してください。名目が何であれ、借入に関連して支払わせるものは利息として扱われます。年率の計算からこれらを外して低く見せる説明は成り立ちません。
罰則は段になっている
出資法は、超えた幅によって罰則を変えています。
| 年20%を超える | 5年以下の懲役もしくは1,000万円以下の罰金、またはその併科です。 |
|---|---|
| 年109.5%を超える | 10年以下の懲役もしくは3,000万円以下の罰金、またはその併科になります。 |
トゴもトイチもトサンも、すべて年109.5%を超えています。つまり最も重い段に入ります。
この段の存在は、相手がどの程度の危険を承知で営業しているかを示します。年365%を提示してくる相手は、10年以下の懲役にあたる行為を承知でやっているということです。
広告の段階でも見当はつきます。上限を超える条件を明示する相手はまれで、多くは「審査なし」「ブラックでも可」といった表現で入口を作ります。返済能力の調査は法律上の義務なので、審査をしないと明言している時点で正規ではありません。
質屋だけは別の上限
年109.5%という数字には、例外がひとつあります。
質屋営業法では、年109.5%までの利率が認められています。物を預けることが前提で、返せない場合は品物が処分されて終わる仕組みだからです。取立てを受けることも、記録が信用情報に残ることもありません。
ただし利率としては高い部類です。3か月預けて年109.5%なら、5万円に対して13,700円ほどになります。急ぎで、かつ手放してよい品物があるときに限られる選択肢です。
質屋を名乗る相手でも、許可を受けているかは別の話です。営業には都道府県公安委員会の許可が必要です。
契約そのものが無効になる線
年109.5%には、罰則とは別の意味もあります。
貸金業を営む者が業として行う金銭消費貸借契約で、年109.5%を超える利息を約定した場合、その契約は無効になります。利息だけが無効になるのではなく、消費貸借の契約そのものが効力を持ちません。
この線を知らないまま、請求されるままに払い続ける例があります。相手が提示した条件を年率に直して、この線を超えているかどうかを先に確かめてください。
上限の区分と根拠は正規の貸金業者に整理しています。
審査に通らなかった直後は、この換算をする余裕がなくなります。断られた記憶が新しいほど、条件を細かく見ずに次へ進みたくなるためです。通らなかった理由と間隔の空け方は審査の記録に整理しました。先に理由を潰すほうが、結果として速く借りられます。
番号の確認だけでは足りない
登録番号は、金融庁の検索で照合できます。ただし番号があるだけでは足りません。
正規の業者の番号をそのまま掲載する手口があり、番号だけなら検索に引っかかります。商号、所在地、電話番号まで一致しているかを確かめてください。ひとつでも違えば、番号を借りているだけです。
| 照合する項目 | 登録番号、商号、所在地、電話番号の4つです。 |
|---|---|
| 怪しい兆候 | 連絡先が携帯番号だけ、所在地が検索で出てこない、返信が通信アプリのみ。 |
登録の区分は営業所の範囲を示すだけで、審査の甘さとは関係ありません。福岡県内だけなら県知事登録、福岡・佐賀・長崎にまたがれば福岡財務支局長登録になります。
すでに借りてしまった場合
払い続けることが解決になりません。相手は返済を受けるほど接触を続けます。
まず記録を残してください。契約の内容、振り込んだ日と金額、やり取りの画面。これらが相談の際の材料になります。次に、警察と自治体の窓口へ相談します。取立てが家族や勤務先に及んでいる場合も、同じ窓口が扱います。
正規の業者であれば、取立ての方法にも制限があります。深夜早朝の連絡、勤務先への連絡、家族への請求は法律で禁じられています。これらが行われている時点で、相手は正規ではありません。
取立てに関する制限は返済が遅れたときにも書いてあります。
福岡の相談先
福岡には、費用のかからない相談先があります。
| 警察署 | 脅迫や執拗な取立てを受けている場合の相談先です。 |
|---|---|
| 福岡県の貸金業担当窓口 | 県知事登録の業者について、登録の確認と苦情を扱います。 |
| 福岡財務支局 | 財務支局長登録の業者を所管しています。 |
| 福岡市消費生活センター | 契約や請求に関する相談を受け付けています。 |
相談したこと自体が相手に伝わることはありません。早い段階で記録を持って行くほど、対応の選択肢が残ります。
正規の手段だけで組み立てる場合の並びは福岡でお金を借りるにまとめてあります。
公的な制度は、この換算を持ち出すまでもなく低い水準に設定されています。世帯の状況しだいで対象になるかが決まるため、断られる前提で除外せず、まず窓口で確かめる価値があります。区分と申込先は公的融資の区分にあります。
よくある質問
10日単位の利率はどう換算しますか?
10日で1%なら安いのではありませんか?
トイチだと30日でいくらになりますか?
違法な金利には罰則がありますか?
契約が無効になることはありますか?
登録番号があれば安心ですか?
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