50万円を年15.0%で借り、毎月12,000円ずつ返すと60回かかり利息は210,697円です。これを13,000円にすると53回、利息は185,889円。1,000円上げただけで24,808円減ります。ところが15,000円から16,000円への1,000円では12,875円しか減りません。最初の1,000円が最も効くという構造です。
返済額を1,000円ずつ上げた場合
50万円を年15.0%で借りた前提です。毎月の返済額だけを変えていきます。
| 毎月 | 完済回数 | 利息合計 | 前の行との差 |
|---|---|---|---|
| 12,000円 | 60回 | 210,697円 | — |
| 13,000円 | 53回 | 185,889円 | 24,808円 |
| 14,000円 | 48回 | 166,480円 | 19,409円 |
| 15,000円 | 44回 | 150,852円 | 15,628円 |
| 16,000円 | 40回 | 137,977円 | 12,875円 |
| 20,000円 | 31回 | 103,266円 | — |
元利均等での試算です。繰上返済の手数料は考慮していません。
12,000円と20,000円では、完済が29回短くなり利息は107,431円減ります。ただし1,000円あたりの効き目は一定ではありません。右端の列が下に行くほど小さくなっています。
最初の1,000円が最も効く理由
返済額のうち、利息に消える部分と元本に向かう部分の比率が変わるためです。
残高50万円に年15.0%なら、1か月分の利息は6,250円。毎月12,000円を払うと、元本に届くのは5,750円です。返済額の48%しか元本を減らしていません。
| 毎月12,000円 | 利息6,250円、元本5,750円。元本比率48%。 |
|---|---|
| 毎月13,000円 | 利息6,250円、元本6,750円。元本比率52%。 |
| 毎月20,000円 | 利息6,250円、元本13,750円。元本比率69%。 |
利息の額は残高で決まるため、返済額を上げても変わりません。増やした1,000円はまるごと元本に向かいます。元本比率が低いところから1,000円足すほうが、比率の改善幅が大きい。だから最初の1,000円がよく効きます。
自分の残高と金利での試算は返済シミュレーションでできます。
最低返済額のままだとどうなるか
カードローンは毎月の最低返済額が小さく設定されています。残高50万円なら12,000円前後という水準です。
この額だけを払い続けると、表の一番上の行になります。60回、5年かかって利息は210,697円。借りた額の4割を超えます。
さらに、残高が減ると最低返済額も下がる方式の商品があります。残高スライド方式と呼ばれ、毎月の負担は軽くなるかわりに完済が遠のきます。その差は大阪の消費者金融に実額で示しました。
最低額は「それだけ払えば延滞にならない額」であって、「それが適切な返済額」という意味ではありません。
金利を決めているのは限度額
カードローンの金利は、契約のときに設定された限度額に応じて段階的に決まります。利息制限法の上限がそのまま反映される設計です。
| 限度額 | 法律上の上限金利 |
|---|---|
| 10万円未満 | 年20.0% |
| 10万円以上100万円未満 | 年18.0% |
| 100万円以上 | 年15.0% |
効いてくるのは限度額であって、借入額ではありません。限度額を100万円で契約して実際に借りたのが10万円でも、当てはまるのは年15.0%の帯です。
ただし限度額が大きいほど審査は厳しくなり、50万円を超えると収入証明書の提出も必要です。金利を下げるために枠を大きくすることが、そのまま有利とは限りません。
返済額の変更手続き
約定返済額は、契約後でも引き上げられることがほとんどです。手続きは二通りあります。
| 約定額そのものを変更 | 会員サイトか電話で申請します。毎月の引き落とし額が変わります。 |
|---|---|
| 約定返済に追加で入金 | 約定額は変えず、余裕のある月だけ上乗せします。 |
前者は忘れずに続けられる一方、収入が減った月に負担になります。後者は柔軟ですが、実行しないままになりがちです。
手数料は経路によります。口座振替やアプリからの入金は無料の会社が多く、ATM入金は1回110円から220円かかります。少額を何度も入れるより、まとめて1回のほうが有利になる場合があります。
枠が複数ある場合
枠が複数あると、合計で見られます。50万円が3社なら150万円です。
貸金業者が出すカードローンは総量規制に含まれ、年収の3分の1が天井になります。年収450万円なら150万円。すでに3社で150万円の残高があれば、4社目の枠は設定できません。
| 年収300万円 | 貸金業者からの残高は合計約100万円まで |
|---|---|
| 年収450万円 | 約150万円まで |
| 年収600万円 | 約200万円まで |
銀行のカードローンは銀行法にもとづくため総量規制の対象外ですが、2017年以降は各行が自主的な上限を設けています。この点は大阪の銀行カードローンに整理しました。
契約時に決まる項目
契約の画面は流れ作業になりがちですが、後から効いてくる設定がいくつかあります。
| 返済方式 | 定額か残高スライドか。完済までの期間が変わります。 |
|---|---|
| 返済日 | 給料日の2日から3日後が安全です。月初は家賃の引き落としと重なります。 |
| 返済経路 | 口座振替は無料のことが多く、ATM入金は1回110円から220円です。 |
| 繰上返済の手数料 | 無料の会社もあれば、1回数百円かかる会社もあります。 |
| 限度額 | 必要額に合わせます。大きく取ると審査は厳しくなります。 |
とくに返済経路は毎月効いてきます。220円なら年間2,640円。設定を変えるだけで消える金額です。
増額を申請するとどうなるか
限度額を上げれば金利の帯が下がる可能性がありますが、手続きには審査が伴います。
増額の申請は新たな与信判断にあたるため、信用情報が改めて照会されます。結果として増額が認められることもあれば、据え置きになることも、まれに限度額が下がることもあります。
| 認められる場合 | 限度額が上がり、100万円以上なら年15.0%の帯に入ります。 |
|---|---|
| 据え置きの場合 | 現状のままです。申請の記録は残ります。 |
| 下がる場合 | 返済状況や他社の借入が増えていると、引き下げの判断もあり得ます。 |
50万円を超える限度額には収入証明書が必要です。申請する前に、源泉徴収票か直近の給与明細を用意しておくと手続きが止まりません。しきい値と使える書類の種類は収入証明書の解説にまとめました。
大阪で契約する場合
商品も審査も全国共通で、大阪だから条件が変わることはありません。申込から契約まで画面で完結する商品なら、区による差はありません。
大阪府内には地方銀行や信用金庫もあり、地域向けのカードローンを扱っている場合があります。営業区域内に居住または勤務していることを条件とするかわりに、金利が低く設定されていることがある。ただし口座開設や来店が前提になることも多くあります。
返済経路については、市内はコンビニATMの密度が高く使いやすい一方、その手軽さが手数料の積み上がりにつながります。口座振替に設定しておけば、この部分は発生しません。
カードローンは枠を持ち続ける契約です。単発で済む借り方まで含めて見るなら大阪でお金を借りるから辿ってください。
よくある質問
返済額を1,000円上げるとどれくらい変わりますか?
なぜ最初の1,000円が最も効くのですか?
最低返済額のままだとどうなりますか?
限度額が大きいと金利は下がりますか?
返済額は契約後に変えられますか?
増額を申請すると限度額が下がることはありますか?
大阪市の地図
社会福祉協議会は市内24区のすべてに置かれています。窓口へ行く前に受付の時間を確かめておくと確実です。