90万円を60回で返すとして、年18.0%なら利息は471,245円、年15.0%なら384,656円です。差は86,589円。同じ会社に同じ90万円を申し込んでも、契約する限度額が100万円に届くかどうかでこの区分が変わることがあります。借りる額ではなく、契約する枠のほうが金利を決めているという構造です。
同じ90万円で利息が86,589円変わる
借入額を90万円に固定し、適用金利だけを変えて並べます。返済は60回です。
| 適用金利 | 毎月 | 総額 | 利息 |
|---|---|---|---|
| 年18.0% | 22,854円 | 1,371,245円 | 471,245円 |
| 年15.0% | 21,411円 | 1,284,656円 | 384,656円 |
| 差 | 1,443円 | 86,589円 | 86,589円 |
元利均等、実質年率での概算です。手数料は含みません。
毎月の差は1,443円ですが、60回続けば86,589円になります。会社を比べて0.5ポイント下げる作業より、区分を一段またぐほうが大きく効きます。
金利を決めているのは契約限度額
各社の金利は幅で表示されます。「年3.0%〜18.0%」といった書き方です。この幅のどこに置かれるかは、契約する限度額でおおむね決まります。
| よくある誤解 | いくら借りるかで金利が決まる。 |
|---|---|
| 実際 | いくらの枠で契約するかで区分が決まり、その区分の金利が借入額に適用されます。 |
限度額100万円で契約し、実際には90万円しか借りなかった場合でも、適用されるのは100万円の区分の金利です。90万円に年15.0%がかかるという形になります。
申込時に希望限度額を入力する欄があるのはこのためです。空欄や最小額で申し込むと、上の区分に届く可能性を自分で閉じることになります。
100万円という区切りの根拠
なぜ100万円で変わるのか。法律に区切りがあるためです。
| 元本の額 | 利息制限法の上限 |
|---|---|
| 10万円未満 | 年20.0% |
| 10万円以上 100万円未満 | 年18.0% |
| 100万円以上 | 年15.0% |
各社の金利テーブルは、この区分に沿って組まれています。100万円未満の枠では上限が18.0%まで許されるので、そこに寄せた設定になります。100万円以上の枠では15.0%が天井になるため、必然的に下がります。
10万円の区切りも同じ理屈です。少額ほど上限が高く設定できるため、実際の適用金利も上がりやすくなります。少額融資で金利が高めに出るのはこの構造によるものです。
枠を持つことと借りることは別
限度額を100万円にすると100万円を借りることになる、と考える必要はありません。
枠は上限であって、借入額ではありません。使っていない部分に利息は発生しません。90万円だけ引き出せば、利息がかかるのは90万円に対してだけです。
| 限度額 | 借りられる上限。金利の区分を決めます。 |
|---|---|
| 借入残高 | 実際に使っている額。利息の計算対象です。 |
この二つを分けて考えられるかどうかが、条件面での差につながります。仕組みそのものは名古屋のカードローンで扱っています。
限度額を上げる側の負担
ただし、高い枠で契約するには条件があります。無条件で上げられるわけではありません。
| 生じること | 内容 |
|---|---|
| 収入証明書の提出 | 貸金業者では50万円超、他社を合算して100万円超で必要になります。 |
| 審査の厳格化 | 返済能力の裏づけがより強く求められます。 |
| 総量規制 | 貸金業者からの借入は年収の3分の1までです。年収300万円なら100万円が上限になります。 |
| 未使用枠の影響 | 使っていない枠も、他の審査では債務として扱われることがあります。 |
年収300万円の人が100万円の枠を得るには、他社からの借入がゼロである必要があります。総量規制の枠を先に確認してください。
将来住宅ローンを検討している場合、未使用の枠が可能額を削ることがあります。金利差だけで枠を大きくする判断は、この点と合わせて考える必要があります。
期間を変えた場合の差
返済期間が短ければ、区分の差も小さくなります。同じ90万円を36回で返す場合です。
| 適用金利 | 毎月 | 利息 |
|---|---|---|
| 年18.0%(36回) | 32,537円 | 271,338円 |
| 年15.0%(36回) | 31,199円 | 223,157円 |
| 差 | 1,338円 | 48,181円 |
60回なら86,589円だった差が、36回では48,181円になります。短期で返し切る予定であれば、区分をまたぐために枠を広げる意味は薄くなります。
逆に長く借りるほど区分の差は開きます。期間と金額を入れ替えた場合の動きは返済シミュレーションで確認できます。
10万円多く借りるほうが安くなる場合
区分の効き方を極端にすると、逆転が起きます。90万円を年18.0%で借りる場合と、100万円を年15.0%で借りる場合の比較です。
| 借入額と金利 | 毎月 | 利息 |
|---|---|---|
| 90万円・年18.0%・60回 | 22,854円 | 471,245円 |
| 100万円・年15.0%・60回 | 23,790円 | 427,396円 |
10万円多く借りているのに、利息は43,849円少なくなります。毎月の負担は936円上がるだけです。
ただし、これを理由に必要のない10万円を借りることは勧めません。手元に残る10万円は返済しなければならない元本であり、利息の差額を上回ります。この数字が意味を持つのは、もともと100万円前後を必要としていて、90万円で妥協しようとしている場合だけです。
増額を申請するタイミング
契約後に限度額を上げる方法もあります。ただし、申請には審査があります。
| 審査の内容 | 改めて信用情報が照会されます。新規申込に近い扱いです。 |
|---|---|
| 下がる可能性 | 状況によっては、増額どころか枠が減額されることがあります。 |
| 時期 | 延滞のない返済実績が一定期間あることが前提になります。 |
契約直後の申請は通りにくく、記録だけが残ります。最初の契約で希望する枠を伝えておくほうが、結果として手戻りが少なくなります。
名古屋で選ぶ場合
名古屋で選べる先は、消費者金融、銀行、地域の金融機関に分かれます。区分の観点では扱いが違います。
| 消費者金融 | 総量規制の対象です。年収の3分の1が枠の天井になります。 |
|---|---|
| 銀行 | 総量規制の対象外ですが、自主的な審査基準で同等の制限を置いています。 |
| 地域の金融機関 | 来店や取引実績を求められる場合があります。 |
年収から見て100万円の枠に届かない場合、区分の話は成り立ちません。先に自分の枠の上限を計算してから、会社を比べる順序になります。名古屋での選択肢は名古屋でお金を借りるにまとめています。
なお、必要のない額まで枠を広げることを勧めるものではありません。区分の差は、その額を実際に借りて長く返す場合にだけ意味を持ちます。
よくある質問
同じ金額を借りても金利が違うのはなぜですか?
区分が変わると利息はどれだけ違いますか?
なぜ100万円で区分が変わるのですか?
限度額を上げると借りすぎませんか?
短期で返す場合も同じですか?
名古屋ではどこから比べればよいですか?
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