海外で10万円相当が必要になったとき、空港で両替すると6,000円前後かかります。カードのキャッシングで引き出し、帰国後すぐに繰上返済すれば2,047円。差は3,953円です。キャッシングは金利が高いという印象で敬遠されがちですが、短期で返す前提なら両替より安く済みます。分かれ目は返すまでの日数です。
両替とキャッシングのコスト比較
10万円相当を現地通貨で用意する前提です。キャッシングは事務手数料1.60%、現地ATM手数料200円、年18.0%で試算しました。
| 手段 | コスト | 率 |
|---|---|---|
| キャッシング+5日で繰上返済 | 2,047円 | 2.05% |
| 両替(スプレッド3%) | 3,000円 | 3.00% |
| キャッシング+30日後に返済 | 3,279円 | 3.28% |
| キャッシング+60日後に返済 | 4,759円 | 4.76% |
| 空港での両替(スプレッド6%) | 6,000円 | 6.00% |
| 空港での両替(スプレッド10%) | 10,000円 | 10.00% |
手数料率と為替スプレッドはカード会社・両替所により異なります。目安としての試算です。
早く返せばキャッシングが最も安く、放置すると両替に追い抜かれます。空港両替との差は3,953円。10万円に対して4%近い違いです。
繰上返済しないと逆転する
表の並びを見ると、キャッシングは上にも下にも出てきます。返済までの日数で位置が変わるためです。
5日で返せば2.05%、30日なら3.28%、60日なら4.76%。スプレッド3%の両替は、キャッシングを25日ほど放置した時点で追い抜きます。
| 5日で返済 | 2.05%。最も安くなります。 |
|---|---|
| 25日前後 | スプレッド3%の両替と並びます。 |
| 60日放置 | 4.76%。両替のほうが安かったことになります。 |
つまりキャッシングを選ぶなら、返す段取りまで含めて選ぶことになります。帰国後に忘れて翌月の約定返済を待つと、この優位は消えます。
コストの内訳は三つ
キャッシングのコストは、性質の違う三つで構成されています。
| 事務手数料 | 10万円で1,600円。引き出した時点で確定し、日数では変わりません。 |
|---|---|
| 現地ATM手数料 | 200円前後。ATMの設置事業者が設定します。 |
| 利息 | 5日で247円。日割りのため、返すのが早いほど小さくなります。 |
削れるのは三つ目だけです。上の二つは引き出した時点で決まるため、回数を減らす以外に方法がありません。少額を何度も引き出すと、事務手数料とATM手数料がその都度かかります。
逆に言えば、利息の部分は繰上返済で圧縮できます。10万円の5日分は247円、30日分でも1,479円。事務手数料1,600円より小さい水準です。
帰国後にすぐ返す手順
約定返済を待たず、自分から返す手続きが必要です。放っておくと翌月の請求日まで利息が積み上がります。
会員サイトかアプリから繰上返済を選び、キャッシング残高を指定して入金します。多くのカード会社が対応しており、手数料は無料のことがほとんどです。
| 会員サイトから | 数分で完了します。無料の会社が多くあります。 |
|---|---|
| ATMから入金 | 1回110円から220円かかります。 |
| 電話で依頼 | 振込先を案内される形です。振込手数料が発生します。 |
帰国したその週に処理しておけば、利息は数百円で収まります。手続きを忘れないよう、出発前に返済方法を確認しておいてください。
国内で使う場合の手数料
国内のキャッシングでは事務手数料はかかりませんが、ATM手数料は同じようにかかります。
1万円以下で110円、それを超えると220円という設定が一般的で、出金と返済で2回発生します。少額ほどこの固定費が重くなり、3万円を7日借りた場合は手数料が利息の3倍を超えます。
金額別の内訳は大阪の少額融資に整理しました。振込での借入と口座振替での返済に切り替えれば、この部分は消せます。
利息そのものは日割りのため、必要になってから引き出す使い方が有利です。その仕組みは大阪の消費者金融に実額で示しました。
ショッピング枠の内側にある
クレジットカードでキャッシングを使う場合、見落とされやすい構造があります。
カード全体の利用可能枠が50万円、うちキャッシング分が20万円という設定を例にします。このとき合計70万円まで使えるわけではありません。キャッシング枠はショッピング枠の内側に置かれているため、20万円を引き出せば買い物に回せるのは30万円です。
| キャッシング未使用 | ショッピングに50万円まで使えます。 |
|---|---|
| キャッシングで20万円 | ショッピングに使えるのは残り30万円です。 |
旅行中にカード決済を予定しているなら、この点は効いてきます。現地でキャッシングを使ったあと、ホテルの精算で枠が足りずに決済が通らないという事態が起こり得ます。
リボ払いになっていないか
キャッシングの返済方法には一括と分割があり、カードによっては初期設定がリボ払いになっています。
リボは毎月の支払額が一定になるかわりに、残高が減りにくい。海外キャッシングで有利になるのは早く返す前提のときなので、リボ設定のままだとその前提が崩れます。
設定は会員サイトの「支払方法」または「キャッシングリボ」という項目で確認できます。借りた直後であれば一括に変更できる会社も多いため、明細が届く前に見ておいてください。
支払方法の違いがどれだけ効くかはカードローンの解説で数字にしています。
出発前に確認しておくこと
現地で慌てないために、出発前に見ておく項目があります。
| 確認する項目 | 理由 |
|---|---|
| キャッシング枠があるか | ショッピング専用のカードでは引き出せません。 |
| 暗証番号 | ATMでの引き出しに必要です。忘れていると使えません。 |
| 事務手数料の率 | 会社により1.60%から2.20%程度の幅があります。 |
| 繰上返済の方法 | 帰国後すぐ返すために、手順を先に確認しておきます。 |
| 支払方法の設定 | リボになっていれば一括に変更しておきます。 |
暗証番号は見落とされやすい項目です。国内でキャッシングを使ったことがなければ、設定した記憶自体がないこともあります。照会には日数がかかるため、出発直前では間に合いません。
キャッシング枠がない場合は、追加で設定を申し込むことになります。これは新規の与信判断にあたるため、審査が入り数日かかります。何が見られるのかは審査基準にまとめました。旅程が決まった時点で確認しておくのが確実です。
大阪から出国する場合
キャッシングの条件は全国共通で、どこから出国するかによる差はありません。カード会社の設定で決まります。
空港の両替所は利便性が高いぶん、スプレッドが広く設定されている傾向があります。表のとおり6%なら6,000円、10%なら10,000円。繰上返済を前提としたキャッシングの2,047円と比べると、差は数千円になります。
市内の両替所や銀行のほうがスプレッドは狭いことが多いものの、営業時間内に立ち寄る必要があります。出発当日に空港で慌てて両替するより、事前にキャッシングの設定を整えておくほうが結果的に安く済みます。
キャッシングは手元のカードで完結する反面、金利は高めに置かれています。他の手段と比べるなら大阪でお金を借りるから辿ってください。
よくある質問
海外では両替とキャッシングのどちらが安いですか?
返済が遅れると逆転しますか?
コストの内訳を教えてください。
帰国後はどう返せばよいですか?
キャッシングを使うとショッピング枠は減りますか?
出発前に確認しておくことはありますか?
大阪市の地図
社会福祉協議会は市内24区のすべてに置かれています。窓口へ行く前に受付の時間を確かめておくと確実です。