契約したときの金利は、そのまま固定されるとは限りません。返済の実績が積み上がると、金利や限度額を見直す会社があります。残高30万円を年18.0%から年15.0%に引き下げてもらえた場合、残り36回で払う利息は90,446円から74,386円へ、16,060円減ります。申し込むのは無料で、断られても契約はそのまま続きます。使われていない手続きです。
実績で金利が下がると16,060円変わる
残高30万円を36回で返す前提で、金利だけを動かして比べます。
| 適用金利 | 毎月 | 残り36回の利息 |
|---|---|---|
| 年18.0% | 10,846円 | 90,446円 |
| 年15.0% | 10,400円 | 74,386円 |
| 差 | 446円 | 16,060円 |
元利均等での概算です。実際の引下げ幅は会社と個別の判断によります。
毎月の差は446円にすぎませんが、36回続けば16,060円になります。手続きそのものは電話か会員ページからの申請だけで、費用はかかりません。
知られていないのは、この見直しが利用者から言い出す前提になっている会社が多いためです。条件を満たしていても、黙っていれば当初の金利のまま続きます。
見直しは自動では起きない
返済を続けていれば勝手に下がる、という仕組みではありません。
会社側から増額や金利引下げの案内が届くことはありますが、それは営業上の判断で送られるもので、条件を満たした全員に届くわけではありません。案内が来ないから対象外だ、とは限らないということです。
逆に、案内が届いたからといって申請すれば必ず通るわけでもありません。案内は「申請を受け付ける」という意味であって、結果を約束するものではないためです。
確かめる方法は単純で、会員ページに金利や限度額の見直しを申し込む項目があるかを見るか、電話で聞くかのどちらかです。項目が用意されていない会社もあり、その場合は増額申請という名前で同じ手続きが行われます。
実績として見られているもの
何をもって実績とするかは公表されませんが、判断材料は限られています。
| 返済の履歴 | 約定どおりに払えているか。遅れがないことが前提です。 |
|---|---|
| 取引の期間 | 契約からの経過月数です。数か月では材料が足りません。 |
| 利用の状況 | 枠を使い切ったまま動いていないか、返済が進んでいるか。 |
| 申告内容の変化 | 年収が上がっていれば、その資料が材料になります。 |
このうち自分で動かせるのは最後の項目だけです。転職や昇給で年収が変わったなら、そのタイミングは申請に向いています。
逆に、直近で他社からの借入が増えていたり、返済日に遅れが出ていたりする状態では、材料が不利に働きます。
申請すると審査がやり直される
ここが見落とされやすい点です。金利の引下げも増額も、新規の申込に近い扱いで審査されます。
信用情報が改めて照会され、他社の借入状況も含めて現在の状態が見られます。契約したときより条件が悪くなっていれば、その事実がそこで判明します。
| 通った場合 | 金利が下がるか、限度額が上がります。 |
|---|---|
| 通らなかった場合 | 現状のまま続きます。契約が終わるわけではありません。 |
| まれに起きること | 状況次第では、限度額が引き下げられることがあります。 |
最後の可能性があるため、他社での借入が増えている時期の申請は避けたほうが無難です。自分の信用情報がどうなっているかは、開示請求で確認できます。見られている項目は審査基準にまとめました。
下がらない場合の理由
断られたときに理由が説明されることはまずありません。ただ、当てはまりやすい状況はあります。
契約から日が浅い場合、判断材料そのものが不足しています。半年に満たない段階での申請は、通りにくいと考えておいてください。返済回数が少なければ、約定どおり払えるかどうかの実績が積み上がっていません。
また、すでに下限に近い金利が適用されている場合、引き下げる余地がありません。年18.0%からの引下げには余地がありますが、年15.0%まで下がっている状態からさらに下げるには、限度額を100万円以上の区分へ動かす必要が出てきます。
他社を含めた借入総額が年収の3分の1に近づいている場合も、引下げより先に枠の問題が立ちます。この計算は総量規制で確認できます。
消費者金融と銀行の役割の違い
そもそも消費者金融がどういう位置づけの事業者かを整理しておきます。
消費者金融は貸金業法にもとづいて登録を受けた貸金業者で、預金を扱わず貸付だけを行います。原資は自社の資金や金融機関からの借入で、預金者から集めた資金ではありません。この違いが、審査の速さと金利の高さの両方につながっています。
銀行は預金を扱うため銀行法の規制下にあり、貸付の判断にも別の手続きが要求されます。そのぶん当日中の融資はできませんが、金利は低く設定されます。どちらが優れているという話ではなく、設計が違うということです。
手段ごとの性質を並べたものは借入方法の比較にあります。
上限金利で比べる
広告に出る金利は幅で表示されます。比べるときは上限側どうしを並べてください。
年3.0%から18.0%と書かれていれば、初回の契約で適用されるのはほぼ18.0%です。下限の3.0%は限度額が数百万円の区分に入った場合の値で、初めての契約でそこに置かれることはありません。下限を基準に比べると、実際の負担とかけ離れます。
上限金利は法律で決まっているため、会社ごとの差はわずかです。年17.8%と年18.0%のように、0.2ポイント程度の違いに収まります。したがって、金利だけで会社を選ぶ意味は小さく、手数料や無利息期間、返済方法の選択肢のほうが金額として効いてきます。
無利息期間の使いどころ
初回に一定期間の無利息を用意している会社があります。短期で返す前提なら、金利差より大きく効きます。
| 短期で返す | 無利息期間のある会社が有利です。期間内に返せば利息はかかりません。 |
|---|---|
| 長期で返す | 金利の低い会社が有利です。無利息の30日分は全体に対して小さくなります。 |
| 起点に注意 | 契約日からか初回借入日からかで、使える日数が変わります。 |
起点の違いは実際に効きます。契約だけ先に済ませておくと、借りる前に無利息期間が終わっていることがあります。この点は札幌でお金を借りるで数字にしました。
札幌から利用する場合
消費者金融はオンラインで全国から申込を受け付けており、条件に地域差はありません。
札幌で違いが出るのは、店舗や自動契約機を使うかどうかだけです。中央区や北区の主要駅周辺に設置が集中しているため、郊外からは往復に時間がかかります。積雪期は所要時間の見積もりも難しくなります。
振込での受取とインターネット返済を選べば、来店は一度も必要ありません。手数料もかからないため、店舗を使う理由は現金をその場で受け取りたい場合に限られます。
道内に営業所を置く中小の登録業者もあります。大手より柔軟な判断をする場合がありますが、金利は上限に近くなる傾向があり、登録の確認は欠かせません。確認の手順は正規の貸金業者にあります。
よくある質問
契約後に金利は下がりますか?
案内が来ないと申請できませんか?
申請するとどうなりますか?
いつ申請すればよいですか?
会社選びで金利以外に見る点は?
札幌では条件が変わりますか?
札幌市の地図
社会福祉協議会は市内10区のすべてに置かれています。冬季は窓口の混み具合が変わるため、事前の電話が有効です。