おまとめの効果は利息で語られます。3社合計90万円を年18.0%から年15.0%へ移し、48回で返すなら利息は368,976円から302,304円へ、66,672円減ります。ただし引き換えに失うものがあります。カードローンのままなら残高に応じて毎月の額が動きますが、まとめた後の25,048円は固定です。閑散期の月収14万円に対して17.9%を、どの月も同じように払うことになります。
66,672円と引き換えに失うもの
おまとめは金利を下げる代わりに、毎月の額を動かせなくします。この交換に気づかないまま契約する人が少なくありません。
| 条件 | 毎月の返済 | 利息 |
|---|---|---|
| 年18.0%・48回 | 26,437円 | 368,976円 |
| 年15.0%・48回 | 25,048円 | 302,304円 |
90万円を元利均等・48回で返済した場合の試算です。年15.0%へ移れるかどうかは、審査の結果と商品の設定によります。
66,672円は確かな節約です。4年かけての差なので月あたり1,389円になりますが、総額で見れば十分に大きい。
問題は、まとめる前と後で契約の性質が変わることです。カードローンは残高に応じて毎月の最低額が決まる仕組みで、残高が減れば額も下がります。おまとめ専用の商品は多くが証書貸付型で、契約時に決めた額を完済まで払い続けます。
固定は閑散期に効いてきます
収入が毎月一定なら、固定であることに不都合はありません。月ごとに動く働き方に当てはめると、意味が反転します。
| 繁忙期(月収21万円) | 25,048円は収入の11.9%。無理はありません。 |
|---|---|
| 閑散期(月収14万円) | 同じ25,048円が17.9%。6ポイント重くなります。 |
まとめる前なら、閑散期には最低返済額まで落とすという逃げ道がありました。総額では損をしますが、その月を乗り切ることはできます。まとめた後にはこの逃げ道がありません。
つまり66,672円の節約は、閑散期に25,048円を4年間払い続けられることが前提になっています。前提が崩れれば、遅延損害金と記録が残ります。
判断する順序としては、まず閑散期に払える額を出し、それが25,048円を上回っているかを見てください。上回っていないなら、回数を延ばすか、まとめない選択になります。返済額を最も低い月から決める考え方は京都でお金を借りるにまとめました。
それでもまとめたほうがよい場合
固定になる不利を上回る場面もあります。
| 件数が多い | 返済日が月に何度も来る状態は、それ自体が管理の負担です。 |
|---|---|
| すでに最低返済額で回している | 落とす余地がもう残っていないなら、失うものもありません。 |
| 金利差が大きい | 年20.0%の帯から年15.0%へ移れるなら、節約の額そのものが変わります。 |
二つ目が実際には多い形です。すでに各社で最低額しか払えていないなら、柔軟性はすでに使い切っています。その状態でまとめれば、失うものはなく利息だけが減ります。
逆に、まだ余裕があって繁忙期に多めに返せている人は、まとめることで動きを止めることになります。この場合は、まとめずに金利の高い残高から順に減らすほうが効くことがあります。同じ1万円でも、年20.0%の残高に入れるのと年15.0%に入れるのとでは止まる利息が違うためです。手を動かせるうちは、その差を取りにいくほうが有利です。整理そのものの考え方はおまとめの解説にもまとめてあります。
元の契約は自動では終わりません
おまとめで失敗する典型がこれです。
各社の残高をゼロにしても、契約そのものは残ります。枠が空いた状態で手元に置かれるので、また引き出せます。ここで使えば、おまとめ分と合わせて借入は元より増えます。
収入に波がある場合、この危険は具体的です。閑散期に25,048円が重いと感じたとき、空いている枠がそこにあります。引き出せばその月は楽になり、翌月から返済が二本立てになります。
防ぐ方法は二つで、残高がゼロになった契約を解約するか、限度額をゼロに近いところまで下げることです。手続き自体は数分で終わります。枠を持ち続けることの影響は京都のカードローンに整理しました。
総量規制の例外であって除外ではありません
おまとめのための借換えは、年収の3分の1という枠の例外として扱われます。ここを誤解しやすいところです。
例外というのは、枠を超えていても契約できるという意味です。除外ではないので、まとめた後の残高は枠の計算に残り続けます。90万円をまとめても、その90万円は枠を埋めたままです。
したがって、まとめたあとに別の借入をしようとすれば、そこで枠に当たります。整理したことで新しく借りられるようになるわけではありません。枠の数え方は総量規制の解説にまとめてあります。
審査で見られる角度が違います
おまとめの審査は、新規の借入とは見るところが変わります。
| 負担が軽くなるか | まとめた後の毎月が、まとめる前の合計より下がることを示す必要があります。 |
|---|---|
| 延滞の記録 | すでに遅れている状態では通りにくくなります。動くなら遅れる前です。 |
| 件数 | 多いほど整理する意味があると判断されます。 |
| 収入の安定性 | 長期の返済になるため、通常の借入より重く見られます。 |
最後の項目が、収入に波がある人には効いてきます。48回という長さは4年で、その間ずっと同じ額を払える見込みがあるかを見られます。年収の合計が同じでも、月ごとの幅がある人は説明の材料を用意しておくほうが有利です。
京都で相談する場合
商品も審査も全国共通で、住んでいる区によって条件が変わることはありません。
変わるのは相談先です。毎月の合計が閑散期の収入を超えている段階なら、借換えでは届きません。まとめても額が下がらないところまで来ているなら、扱うのは貸す側ではなく相談の窓口になります。
| 京都市消費生活総合センター | 契約や多重債務に関する相談を扱います。 |
|---|---|
| 各区の社会福祉協議会 | 生活の立て直しを含めた相談ができます。11区すべてにあります。 |
| 法テラス | 収入などの条件を満たせば無料の法律相談が使えます。 |
| 日本貸金業協会 | 相談窓口と紛争解決の手続きを設けています。 |
どこにいくら残っているかを書き出すところから始めてください。並べるだけでも、まとめて届くのか別の手続きが要るのかが見えてきます。記憶で書くと合わないので、各社の会員サイトでその日の残高を確かめるか、信用情報機関に開示を請求してください。
書き出したうえで、閑散期の月に払える額と見比べます。合計がそれを超えているなら、金利を下げるだけでは足りません。回数を延ばして毎月を落とすか、返済以外の支出を見直すか、窓口に持ち込むかという順序になります。どの回数なら閑散期に収まるかは、返済シミュレーションに条件を入れて探してください。
よくある質問
おまとめでいくら減りますか?
まとめると失うものはありますか?
どんな場合にまとめるべきですか?
元の契約はどうなりますか?
まとめれば新しく借りられますか?
審査では何を見られますか?
京都市の地図
社会福祉協議会は市内11区のすべてに置かれています。学費に関する相談は、まず在学先の窓口が入口になります。