2社に借入があり、毎月1万円だけ余裕があるとします。10万円を年15.0%で借りているほうに入れるか、50万円を年20.0%のほうに入れるか。金利の高いほうに集中させると25回で終わり利息は129,098円、残高の小さいほうから片づけると30回かかり155,151円。差は26,053円です。おまとめの前に、これだけで効果が出る場合があります。
追加の1万円をどこに入れるか
A社に10万円を年15.0%、B社に50万円を年20.0%で借りている状態を想定します。約定返済はA社5,000円、B社15,000円。ここに毎月1万円を上乗せできるとして、どちらに入れるかで結果を比べます。
| 入れる先 | 完済回数 | 利息合計 |
|---|---|---|
| 金利の高いB社から | 25回 | 129,098円 |
| 残高の小さいA社から | 30回 | 155,151円 |
片方を完済したら、その約定返済額も残った側に回す前提での試算です。
金利の高い順に入れると26,053円少なくなり、完済も5回早くなります。借換えの審査も手続きも要りません。今月の返済から実行できます。
なぜ金利の高い順が有利なのか
利息は残高に金利を掛けて出るため、同じ1万円でも高い金利がかかっている残高を削るほうが、止まる利息が大きくなります。
50万円に年20.0%なら、1か月の利息は8,333円。10万円に年15.0%なら1,250円です。前者の残高を1万円削れば月あたり約167円の利息が止まり、後者なら約125円。この差が毎月積み上がります。
| 年20.0%の残高を1万円減らす | 止まる利息は月あたり約167円 |
|---|---|
| 年15.0%の残高を1万円減らす | 約125円 |
金利差が大きいほど、また期間が長いほど、この選択の効果は開きます。返済の見通しは返済シミュレーションに条件を入れて確かめてください。
残高の小さい順にも意味はある
総額では金利順が有利ですが、残高の小さい順に片づける方法にも理由はあります。
1社を完済すれば、その返済がなくなり管理が軽くなります。返済日も1つ減る。件数が減ること自体が、続けやすさにつながる場合があります。
| 金利の高い順 | 総額が最も少なくなります。数字としては最適です。 |
|---|---|
| 残高の小さい順 | 件数が早く減り、管理が軽くなります。総額は増えます。 |
差が26,053円であることを知ったうえで選ぶなら、どちらでも構いません。問題は、比べずになんとなく決めてしまう場合です。
おまとめが向いている場合
返済先を集中させるだけで足りるなら、借換えは不要です。おまとめに意味が出るのは次のような場合になります。
| 状況 | おまとめの効果 |
|---|---|
| 3社以上ある | 返済日が月に3回以上あり、管理の負担が大きくなります。 |
| 合計が100万円未満 | 年18.0%から年15.0%の帯へ移れる可能性があります。 |
| 上限金利で借りている | 借換えで下げる余地があります。 |
| すでに年15.0% | 下げ幅はほとんど残っていません。 |
最後の行が重要です。合計が100万円を超えていれば利息制限法の上限は年15.0%で、借換え先も同じ上限のもとにあります。この状態でまとめても、金利は変わらないまま期間だけが延びることがあります。
総量規制の例外になる
貸金業者からの借入は年収の3分の1が上限ですが、おまとめを目的とした借換えはこの枠の外に置かれています。
貸金業法施行規則により、借換えによって利用者に一方的に有利となる貸付は総量規制の例外として扱われます。年収の3分の1に達している状態でも、おまとめなら契約できることがあるのはこの扱いによります。
| 条件1 | 返済の負担が軽減されることが要件です。 |
|---|---|
| 条件2 | 新たな借入ができない設計になっていることが一般的です。 |
| 条件3 | 返済のみの契約となり、追加の借入枠は付きません。 |
残り枠の求め方は大阪の審査基準に年収別で並べてあります。
審査で見られる点
おまとめの審査は、通常の借入とは見る角度が違います。
| 返済の履歴 | 延滞の記録がないことが重視されます。 |
|---|---|
| 借入の総額 | 年収に対して過大でないか。まとめても返せるかを見ます。 |
| 件数 | 件数が多いほど、整理する意味は大きいと判断されます。 |
| 勤続年数と収入の安定性 | 長期の返済になるため、通常より重く見られます。 |
この4項目は、貸す側が同じ計算をしているということでもあります。毎月1万円をどこに入れるかを借りる側が考えるのと同様、貸す側はまとめたあとの毎月の負担が下がるかを見ています。件数が多いほど通りやすいのは、下がる余地が大きいからです。
裏を返すと、すでに延滞が始まっている状態では余地がないと判断されます。動くなら遅れる前です。遅れてしまったあとの手順は返済が遅れた場合に分けました。
空いた枠は4年分の努力を消します
おまとめが裏目に出る典型がこれです。数字にすると重さが分かります。
毎月1万円を追加で返し続けて、1年で減らせるのは12万円です。ところが借換えで50万円の契約の残高がゼロになっても、契約そのものは残り、50万円の枠が空いたまま手元に置かれます。ここから再び満額を引き出せば、4年ぶんの追加返済が一度で消えます。
| 毎月1万円の追加返済 | 1年で12万円。積み上げるのに時間がかかります。 |
|---|---|
| 空いた50万円の枠 | 数分で借りられます。4年2か月ぶんに相当します。 |
速度が違いすぎるということです。減らすには年単位、戻すには数分。この非対称がある限り、枠を残したままの意志だけでは釣り合いません。
手当ては単純で、残高がゼロになった契約を解約するか、限度額をゼロに近いところまで下げます。どちらも会員サイトか電話で済みます。使っていない枠が他社の審査でどう扱われるかは大阪のカードローンに整理しました。
手数料は何か月分の余裕にあたるか
借換えには費用が伴うことがあります。額を見るより、毎月の余裕の何か月分にあたるかで測ってください。
| 繰上返済の手数料 | 既存の契約側で発生することがあります。1件あたり数百円から数千円です。 |
|---|---|
| 振込手数料 | 各社への返済を自分で行う場合にかかります。 |
| 契約時の費用 | 無担保のカードローン型では通常かかりません。 |
3社分で1万円かかるとします。毎月の余裕が1万円なら、ちょうど1か月分。その月は借換えの費用に消え、残高は1円も減りません。削減額が年2万円なら、費用を取り戻すのに半年かかる計算です。
目安として、年間の削減額が手数料の3倍を下回るなら効果は限定的です。1万円の費用に対して削減が2万円では、手元に残るのは実質1万円。同じ1万円を金利の高いほうへ毎月入れ続けたほうが、確実に効く場合があります。
そして、返済先を1社に集中させるだけなら費用はかかりません。追加の1万円をどこに入れるかを決め直すだけで済むなら、そちらが先です。借換えはその次に検討する順序が現実的です。両方を並べ、削減額から手数料を引いた数字どうしで比べてください。
大阪で相談する場合
商品も審査も全国共通で、大阪だから条件が変わることはありません。
変わるのは相談先です。毎月1万円の余裕すら出てこない段階まで来ているなら、借換えでは届きません。そこから先は費用のかからない窓口が扱う領域になります。
| 大阪市の多重債務相談 | 各区の相談窓口で受け付けています。 |
|---|---|
| 日本貸金業協会 | 相談窓口と紛争解決の手続きを用意しています。 |
| 大阪府の貸金業担当課 | 府知事登録業者に関する相談に対応しています。 |
| 法テラス | 収入等の条件を満たせば無料法律相談が利用できます。 |
おまとめで届くのか、別の手続きが要るのかは、どこにいくら残っているかを書き出さないと決まりません。並べるだけでも次の一手が見えます。借入側の手段を全体から見るなら大阪でお金を借りるから辿ってください。
よくある質問
複数ある返済のどれに追加で入れるべきですか?
なぜ金利の高い順が有利なのですか?
残高の小さい順に返す方法はだめですか?
おまとめはどんな場合に向いていますか?
年収の3分の1を超えていても借りられますか?
おまとめのあと最も注意すべき点は?
大阪市の地図
社会福祉協議会は市内24区のすべてに置かれています。窓口へ行く前に受付の時間を確かめておくと確実です。