住まいを移す費用は、まとまった額が一度に出ていきます。家賃6万円の部屋なら、敷金と礼金と仲介手数料と前家賃で30万円前後。これを年18.0%・24回で借りれば利息は59,448円ですが、ひとり親の世帯を対象にした転宅資金なら年1.0%で3,144円、連帯保証人を立てれば無利子です。差は56,304円あります。急いでいるときほど手近な手段に手が伸びますが、この幅は先に確かめる価値があります。
その期限は動きますか
今日でなければならない支払いと、相談すれば動く支払いを先に分けてください。動くものが一つ見つかるたびに、取れる手段の幅が広がります。
| 動くことが多い | 公共料金、税や社会保険料、保育料。いずれも相談の窓口があります。 |
|---|---|
| 動かない | 入居の申込に付いた期限や、入学の手続き。過ぎると権利そのものが消えます。 |
| 動かすと高くつく | 貸金業者やカードへの返済。遅れれば遅延損害金がつき、記録も残ります。 |
確かめるのは電話1本です。応じてもらえなくてもこちらが失うものはなく、応じてもらえた分には利息がかかりません。
すでに期日を過ぎている場合の動き方は返済が遅れた場合にまとめました。
30万円で56,304円の差です
同じ30万円を、どこから借りるかで比べます。
| 金利 | 毎月の返済 | 利息の合計 |
|---|---|---|
| 無利子(連帯保証人あり) | 12,500円 | 0円 |
| 年1.0%(連帯保証人なし) | 12,631円 | 3,144円 |
| 年18.0% | 14,977円 | 59,448円 |
300,000円を元利均等・24回で返済した場合の試算です。据置期間は考慮していません。制度の金利と要件は定めによります。
年1.0%と年18.0%の差は56,304円です。毎月の負担でも2,346円ちがいます。
2,346円は、子ども1人分の給食費に近い水準です。毎月それだけ手元に残るかどうかという話になります。
転宅と住宅の資金は種類が分かれています
ひとり親の世帯を対象にした貸付は、使い道ごとに分かれています。
| 転宅資金 | 住まいを移すのに必要な費用です。敷金などが対象になります。 |
|---|---|
| 住宅資金 | 住宅の建設、購入、補修、増改築などに使います。 |
| 生活資金 | 生計を維持するために必要な資金です。 |
| 就学支度資金 | 入学や就職に必要な支度の費用です。 |
どの種類を使うかは、相談を進めるなかで窓口が決めます。申込書を選んで自分で出す形ではありません。
種類ごとに限度額も定められています。必要な額を全部まかなえるとは限らないので、残る分の手当てまで含めて相談してください。
家賃そのものを支える給付があります
貸付とは別に、返さなくてよい仕組みもあります。
離職などで住まいを失うおそれがある場合に、家賃に相当する額を一定期間支給する制度です。給付なので返済の義務がありません。
| 対象 | 要件が定められています。収入と資産の基準があります。 |
|---|---|
| 支給の方法 | 家主や管理会社へ直接支払われる形が一般的です。 |
| 期間 | 原則として決まった月数です。延長の仕組みがある場合もあります。 |
当てはまるかどうかは窓口で判断されます。借りる前に一度当たっておく価値があります。
公営住宅への入居も選択肢です。募集の時期が決まっているので、常に空いているわけではありません。
手元に届くまでの日数
公的な制度には手順があるので、申し出たその日に現金が渡る形にはなっていません。
| 手続き | 目安 |
|---|---|
| 相談から申請まで | 書類をそろえる期間が要ります。 |
| 申請から決定まで | 審査の期間があります。 |
| 決定から交付まで | 合わせて数週間から1か月ほどです。 |
混み具合と自治体によって前後します。あくまで目安です。
翌日が期限という場面には届きません。ひと月ほど先の支払いであれば間に合う計算です。
だからこそ、追い詰められる前に窓口を訪ねておくことが効きます。転居を考え始めた時点が、いちばん早い相談の機会です。
額が下がれば工程も減ります
希望額を小さくすると、そろえる書類の数がそのまま減ります。
収入証明が求められるのは、1社からの借入が50万円を超えたときと、他社を含めて100万円を超えたときです。そこに届かなければ、書類を集める工程は最初から発生しません。
請求された額をそのまま借りる必要もありません。制度で一部をまかなえるなら、残った差額だけが民間から借りる分になります。
その差額をどう出すかは熊本の少額融資に、立つ枠の上限は総量規制の解説で扱いました。
切迫しているときに寄ってくる相手
追い詰められているときほど、条件の悪い広告が目に留まります。
審査を省くと掲げる相手は、登録を受けていないと考えて構いません。返済能力を調べることは貸金業法第13条が課した義務で、省略できるという宣伝はその義務と両立しません。
貸す前に手数料や保証料を要求してくる相手も同じです。登録を受けた業者が、資金を渡す前に金銭を求めることはありません。
番号を照らし合わせる手順は正規の貸金業者に並べてあります。追い詰められている日ほど、この確認を省いた代償が大きくなります。
熊本で相談できる先
ひとり親の相談は、市内5区の区役所に窓口があります。貸付の制度もここが入口です。
住まいの相談は、自立相談支援の窓口が扱います。家賃の給付についてもここで聞けます。
社会福祉協議会は生活福祉資金の相談と申込を受けます。市内5区のすべてに置かれています。
契約でもつれたときや取り立てを受けたときは消費生活センターへ、法律に関わる問題は法テラスへ持ち込めます。手段全体の並びは熊本でお金を借りるに置きました。
よくある質問
最初に確かめることは何ですか?
引越しの費用はどれくらい変わりますか?
どの資金を選べばよいですか?
返さなくてよい制度はありますか?
どれくらいで受け取れますか?
審査を省くと書かれた広告はどうですか?
熊本市の地図
社会福祉協議会は市内5区のすべてに置かれています。担当になるのは住民登録のある区で、ひとり親の相談窓口も同じ区役所にあります。