通る確率を上げようとして、何社に申し込むか。1社で通る見込みを仮に50%とすると、2社目を足したときの上積みは25ポイント、3社目は12.5ポイント、4社目は6.25ポイントです。1社増やすごとに、効き目が半分ずつ縮んでいきます。しかも申込の記録は6か月残るため、社数を増やすほど前提そのものが崩れます。
1社増やすごとの上積み
1社で通る見込みを仮に50%として、社数ごとにどこまで上がるかを並べます。
| 申込社数 | どこかで通る見込み | 1社増やした上積み |
|---|---|---|
| 1社 | 50.00% | 50.00ポイント |
| 2社 | 75.00% | 25.00ポイント |
| 3社 | 87.50% | 12.50ポイント |
| 4社 | 93.75% | 6.25ポイント |
| 5社 | 96.88% | 3.12ポイント |
50%という数字は構造を示すための仮定です。実際の通過率は条件によって大きく異なります。
2社目の上積みは25ポイント、5社目は3.12ポイント。8倍の差があります。払う代償は同じ1件の申込記録です。
縮み方には決まった倍率がある
この縮み方は偶然ではありません。落ちる確率を掛け合わせているためです。
通る見込みが50%なら、落ちる見込みも50%。2社とも落ちる確率は0.5×0.5で25%です。3社なら12.5%。社数がひとつ増えるたびに、全部落ちる確率が半分になります。上積みが半分ずつ縮むのは、この裏返しです。
通過率が30%の場合、縮む倍率は0.7になります。1社で30.0%、2社で51.0%、3社で65.7%、4社で75.99%。上積みは21.0、14.7、10.29ポイントと減っていきます。
通過率が低いほど社数を増やす意味は大きくなりますが、それでも縮んでいく方向は変わりません。
通過率そのものは公表されていません。ここで50%や30%という数字を使ったのは、社数を増やしたときに何が起きるかという形を見るためです。実際の値がいくつであっても、上積みが縮んでいく構造は同じです。
申込の記録は6か月残る
申し込むと、その事実が信用情報機関に登録されます。契約に至らなくても残ります。
保持されるのは6か月です。この間、他社が照会すれば「いつ、どこに申し込んだか」が見えます。件数が多ければ、資金繰りが逼迫していると読まれます。
| 登録される内容 | 申込日、申込先、申込の種類。 |
|---|---|
| 保持期間 | 6か月です。契約に至らなくても残ります。 |
| 影響 | 短期間に件数が多いと、以後の審査で不利に働きます。 |
記録の種類ごとの期間は返済が遅れたときにも書いてあります。
同時に出すか、順番に出すかでも扱いが変わります。同時であれば互いの記録は見えませんが、後から照会したときには全件が並びます。順番に出せば、2社目以降は前の記録を見たうえでの判断になります。どちらにしても件数は残るため、出す前に絞るという結論は変わりません。
前提そのものが崩れる
ここまでの計算は、どの社でも通過率が同じという前提でした。実際には成り立ちません。
3社目に申し込む時点では、その会社に1件目と2件目の記録が見えています。つまり3社目の通過率は、1社目のときより低くなります。表の12.5ポイントという上積みは、上限側の数字です。
4社目、5社目ではこの効果がさらに強まります。上積みが縮む一方で、前提が悪化する。二重に効き目が薄れていきます。
まとめて何社にも出すという戦い方は、この構造から見て割に合いません。
事前診断は記録されない
申込とは別に、条件だけを入れて見込みを確かめる仕組みがあります。
年齢、年収、他社の借入額といった項目を入力すると、借入の可能性が表示されるものです。これは信用情報機関への照会を伴わないため、記録が残りません。何度使っても件数には数えられません。
ただし、表示されるのは入力した内容に基づく目安であって、審査の結果ではありません。診断で可能性ありと出ても、審査では別の項目が見られます。
| 事前診断 | 入力内容だけで判断します。記録は残りません。 |
|---|---|
| 申込 | 信用情報を照会します。記録が6か月残ります。 |
取り次ぐサイトと貸す会社
申込先が、貸す会社そのものとは限りません。
複数社へまとめて取り次ぐサイトがあります。1回の入力で複数に申し込める仕組みですが、記録の上では複数件の申込になります。手間は1回でも、残る記録は社数分です。
画面の下部に登録番号があるかを見てください。貸金業者であれば登録番号が記載され、取り次ぐだけのサイトには別の表記があります。番号があっても、商号と所在地まで照合する必要があります。
照合の手順は福岡の正規貸金業者に置きました。
比較サイトの表示順が、条件のよさを示しているとは限りません。掲載の順序は運営側の基準で決まります。並び順ではなく、金利、無利息の有無、返済方法、在籍確認の扱いという項目で自分に照らしてください。比べ方の立て方は借入先の選び方にあります。
申込前に絞り込む項目
社数を増やすより、1社の精度を上げるほうが効きます。絞り込みに使う項目です。
| 年収と借入額の関係 | 年収の3分の1に収まっているかを先に確かめます。 |
|---|---|
| 他社の残高 | 合算されます。件数と残高の両方を把握しておきます。 |
| 勤続年数 | 短い場合は、そこを重く見ない会社を選ぶ余地があります。 |
| 在籍確認の方法 | 電話が難しいなら、書類で代替できる会社に絞ります。 |
この4つを整理すれば、申し込む先は自然に絞れます。条件に合わない会社へ出しても、記録だけが残ります。
間隔をどれだけ空けるか
断られた場合、次までに空ける期間の目安があります。
記録が消えるのは6か月後です。同じ状態のまま申し込めば、結果も同じになりやすい。空ける期間そのものより、その間に何を変えられるかが問題になります。
他社の残高を減らす、勤続年数を積む、延滞を解消する。こうした変化があれば、6か月を待たずに結果が変わることもあります。逆に何も変わっていなければ、待っても同じです。
審査で見られる項目は審査基準にまとめてあります。
福岡で申し込む場合
福岡から申し込める先は、大きく3つに分かれます。
| 全国規模の会社 | オンラインで完結します。関東財務局長登録の表記が多く見られます。 |
|---|---|
| 県内の会社 | 福岡県知事登録です。営業所での相談に応じます。 |
| 三県にまたがる会社 | 福岡財務支局長登録です。福岡・佐賀・長崎を所管しています。 |
登録の区分は営業所の範囲を示すもので、審査の通りやすさとは関係ありません。区分の違いを選択の理由にしないでください。
申込先を決める前に見ておきたい全体像は福岡でお金を借りるに置いてあります。
よくある質問
何社に申し込むのがよいですか?
なぜ上積みが縮むのですか?
申し込むと記録は残りますか?
3社目以降は本当に不利になりますか?
事前診断も記録されますか?
断られたら何か月空けますか?
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