高齢の世帯で急にまとまった額が要る場面は、医療、介護、葬祭のどれかに集中します。この三つには、いずれも負担を抑える公的な仕組みが用意されています。医療なら窓口での支払いを自己負担の限度額までに抑える手続き、介護なら月ごとの上限、葬祭なら申請すれば受け取れる給付です。100万円を年18.0%で90日借りれば利息は44,383円。同じ90日を使って制度に当たれば、借りる額そのものが小さくなります。まず何が使えるかを確かめる順序になります。
急ぐ場面は三つに集中します
医療、介護、葬祭。この三つはいずれも突然来ますが、いずれにも負担を抑える制度があります。知っているかどうかで、必要になる額が変わります。
共通しているのは、どれも申請が要ることです。要件に当てはまっていても、自動では適用されません。
そして、どれにも期限があります。過ぎれば受けられなくなるので、落ち着いてから調べようと思っているうちに間に合わないことがあります。期限の長さは制度ごとに違います。
借りるかどうかを決める前に、この三つのどれに当たるかを見てください。当たるなら、そこから確かめる先が決まります。
医療費は払う前に下げられます
高額療養費は、後から払い戻す仕組みです。ただし、先に手続きをしておけば払う額そのものを抑えられます。
あらかじめ申し出ておけば、窓口での支払いが自己負担の限度額までで止まります。全額を立て替えて3か月待つ必要がありません。
| 手続きをした場合 | 窓口での支払いが限度額までになります。立て替えが要りません。 |
|---|---|
| していない場合 | いったん全額を払い、約3か月後に払い戻しを受けます。 |
| 申し出る先 | 加入している健康保険の窓口です。市の国民健康保険なら区役所になります。 |
マイナンバーカードを保険証として使っている場合は、手続きなしで適用される仕組みもあります。入院の予定が決まった時点で確かめてください。
急な入院で手続きが間に合わなかった場合も、後から申請すれば払い戻しは受けられます。受けられなくなるわけではないので、その点は心配要りません。
それでも足りないときの無利子の貸付
立て替えた分が戻るまでのあいだを埋める制度もあります。
高額医療費貸付制度といい、払い戻される見込みの額の一部を無利子で貸し付けます。返済は、払い戻し金がそのまま充てられる形です。
| 利息 | かかりません。 |
|---|---|
| 貸付の額 | 払い戻される見込み額の8割程度が目安です。 |
| 返し方 | 払い戻し金から差し引かれます。自分で振り込む工程がありません。 |
窓口は加入している健康保険です。国民健康保険なら区役所、後期高齢者医療制度なら市の担当課になります。
民間で借りれば利息がかかります。同じ期間を無利子で通せるなら、そちらが先に来ます。
介護の費用にも上限があります
介護保険のサービスを使った自己負担にも、月ごとの上限が設けられています。
上限を超えた分は、高額介護サービス費として払い戻されます。所得の区分によって上限額が変わる仕組みです。
これも申請が要ります。一度申請すれば、その後は自動で振り込まれる自治体が多いので、手間がかかるのは最初の一度だけです。
施設に入る場合は、居住費と食費の負担を軽くする制度もあります。所得と資産の要件がありますが、当たれば毎月の負担が大きく変わります。入所が決まった段階で確かめておく項目です。
医療と介護を合わせた上限もあります
両方を使っている世帯には、もう一段の仕組みがあります。
1年間の医療費と介護費の自己負担を合算し、その合計が上限を超えていれば超過分が払い戻されます。医療と介護のどちらか一方では上限に届かなくても、合わせれば届くことがあります。
対象になる期間は毎年8月から翌年7月までです。申請は、その期間が終わったあとになります。
該当していれば自治体から案内が届くことがありますが、届かない場合もあります。心当たりがあれば、区の窓口で聞いてみてください。
葬祭には給付があります
葬儀の費用についても、受け取れるものがあります。
| 国民健康保険の葬祭費 | 自治体が定める額が支給されます。喪主が申請します。 |
|---|---|
| 後期高齢者医療制度 | 同じく葬祭費が支給されます。 |
| 健康保険の埋葬料 | 被保険者が亡くなった場合、5万円が支給されます。 |
いずれも申請しなければ支給されません。期限は2年で、それを過ぎると受け取れなくなります。
葬儀の直後は手続きが重なる時期です。忘れやすいものの一つなので、落ち着いたら確かめてください。2年あるので、慌てる必要はありません。
年金を受け取っていた人が亡くなった場合、未支給の年金を遺族が請求できる仕組みもあります。こちらは5年が期限で、請求できる遺族の範囲も定められています。
それでも借りる場合の額と期間
制度で埋まらない分だけを借りることになります。
先に受け取れる額を確かめておけば、借りる額はその差し引きで決まります。何も確かめずに必要そうな額を借りると、後から戻ってきた分が余ることになります。
余った分にも利息はかかっています。100万円を年18.0%で90日抱えれば44,383円、50万円なら22,191円です。半分にすれば利息も半分です。
期間も先に置けます。払い戻しや給付が届く時期が分かっていれば、そこまでで足ります。どの手段が何日かかりいくら出るかは借入先の違いを比較に一覧があります。枠と年齢の条件は北九州でお金を借りるに置きました。
北九州で相談できる先
費用のかからない窓口が市内にあります。市域が広いので、住んでいる区の窓口を使ってください。
| 各区の保険や年金の窓口 | 限度額の適用、高額療養費、葬祭費を扱います。 |
|---|---|
| 各区の介護保険の窓口 | 高額介護サービス費や負担軽減の制度を扱います。 |
| 地域包括支援センター | どこへ相談してよいか分からない場合の入口になります。 |
| 各区の社会福祉協議会 | 生活福祉資金の相談と申込を受けています。 |
どの窓口も電話での相談を受けています。行く前に必要な書類を聞いておけば、一度で済ませられます。
急いでいるときほど、審査なしという表示が目に入ります。返済能力を調べることは法律上の義務なので、省けると書いてある相手には登録がありません。正規の貸金業者に確かめ方を置きました。
公的な貸付の要件は生活福祉資金に、当日中に受け取るための条件は北九州の即日融資にまとめました。
よくある質問
医療費は先に全額払うのですか?
払い戻しを待つあいだの制度はありますか?
介護の費用にも上限がありますか?
医療と介護を合わせて見てもらえますか?
葬儀の費用に給付はありますか?
いくら借りればよいですか?
北九州市の地図
社会福祉協議会は市内7区のすべてに置かれています。担当になるのは住民登録のある区で、年金を受け取っている世帯の相談も同じ窓口です。