年金には課税されるものと、されないものがあります。老齢年金は課税の対象ですが、遺族年金と障害年金は非課税です。ここが収入証明の場面で効いてきます。非課税の年金は課税証明書に載らないため、その書類では収入を示せません。遺族年金だけで生活している人が課税証明書を出せば、所得0円という書面になります。使うのは年金額改定通知書か振込通知書です。どの年金を受け取っているかで、出せる書類が変わります。
課税される年金とされない年金
老齢を理由とする年金は所得として扱われますが、遺族年金と障害年金は非課税です。この違いが、書類の選び方に直結します。
| 老齢基礎年金・老齢厚生年金 | 雑所得として課税の対象になります。 |
|---|---|
| 遺族年金 | 非課税です。所得として扱われません。 |
| 障害年金 | 同じく非課税です。 |
非課税というのは、税金がかからないという意味にすぎません。収入がないという意味ではありません。
実際に生活の資金として入ってくる以上、家計の上では確かな収入です。ただし税の記録には残らないので、行政が把握する所得としては現れません。
非課税の年金は課税証明書に載りません
ここが実務上の分かれ目になります。
課税証明書は、自治体が把握している所得を示す書類です。非課税の年金は所得として扱われないため、その額は記載されません。
遺族年金を年間150万円受け取っていても、課税証明書には出てきません。他に所得がなければ、所得0円という内容の書面になります。
| 老齢年金だけの場合 | 課税証明書に載ります。ただし控除により非課税となる額なら記載されないこともあります。 |
|---|---|
| 遺族年金だけの場合 | 載りません。別の書類で示すことになります。 |
| 両方ある場合 | 老齢年金の分だけが載ります。合計とはずれます。 |
三つ目も見落としやすいところです。課税証明書の額をそのまま書くと、実際に受け取っている額より小さくなります。
使える書類の一覧
年金の額を示せる書類を並べます。
| 年金額改定通知書 | その年度の年金額が記載されます。課税・非課税を問わず載ります。 |
|---|---|
| 年金振込通知書 | 実際に振り込まれる額と、差し引かれる保険料が分かります。 |
| 年金証書 | 受給していることを示します。額の記載は限られます。 |
| 通帳の写し | 振込の記録です。他の書類と組み合わせて使われます。 |
いちばん上が基本です。非課税の年金であっても額が記載されるので、この一枚で足りることがほとんどです。
複数の年金を受け取っている場合、通知書が別々に届くことがあります。合算した額を示すには、それぞれを出すことになります。片方だけでは実際の収入より小さく見えます。
働いて得ている収入があるなら、そちらの書類も別に必要です。合わせた額が枠の基礎になる点は北九州での借入手続きに書きました。
提出が必要になる境目
そもそも、いつ求められるのかを整理しておきます。
基準は二つあります。一つの会社から50万円を超えて借りる場合。もう一つは、他の貸金業者からの残高まで足して100万円を超える場合です。どちらかに当たれば求められます。
どちらにも当たらなければ、求められないのが通例です。ただし各社の判断で求めることはできるので、用意しておけば止まりません。
線の引き方と、残高で数える考え方は収入証明書なしの借入にまとめました。
毎年6月に新しいものが届きます
年金額改定通知書は、年度が変わるたびに送られてきます。
届くのは6月ごろです。その年度の額が記載されているので、最新のものを使えば現在の収入を正しく示せます。
年金額は毎年見直されます。前の年のものを出すと、実際の額とずれることがあります。
だから届いたら、古いものと差し替えて保管してください。封を開けたらそのまま決まった場所へ入れる、という習慣にしておくと確実です。
収入として認められるかは別の話です
書類で示せることと、審査で収入として扱われることは分けて考えてください。
老齢年金は継続的な収入として認める会社が多くあります。遺族年金や障害年金についても、継続して入る収入である点は同じです。
ただし、どこまでを収入として数えるかは各社の判断になります。商品説明に明記されていない場合は、問い合わせて確かめるのが確実です。
聞くこと自体に記録は残りません。申込ではなく、条件の確認だからです。年齢と収入の条件で候補を絞る手順は北九州の融資会社の選び方に置きました。
紛失した場合の再交付
手元にない場合でも、取り直せます。
| 年金事務所の窓口 | 本人確認書類を持参すれば手続きできます。 |
|---|---|
| 電話での依頼 | 受け付けている場合があります。郵送で届くまで日数がかかります。 |
| 必要なもの | 基礎年金番号が分かるものがあると早く進みます。 |
郵送での受け取りになると、届くまで1週間ほどを見ることになります。急いでいる場面では、この日数が効きます。
窓口へ行けるなら、その日のうちに受け取れることもあります。市内にも年金事務所があるので、移動できるなら早く済みます。
受け取ったあとは、撮影して保存しておくと次から探さずに済みます。原本が要る場面は限られます。
額を写すときの注意
通知書には複数の数字が並んでいます。どれを申込書に書くかで結果が変わります。
| 年金額 | 差し引かれる前の額です。申込書の収入欄にはこちらを書きます。 |
|---|---|
| 控除される額 | 介護保険料や後期高齢者医療保険料などです。 |
| 振込額 | 差し引いたあとの額です。通帳に記録されるのはこの数字になります。 |
いちばん下を書いてしまう人が多くいます。実際に手に入る額なので、そちらを収入だと考えるのは自然な感覚です。
ただし枠の計算は、いちばん上の額に対して行われます。振込額で書けば、その差の分だけ枠が小さく出ます。
年額で書くのか月額で書くのかも、欄の指定を見てください。通知書は月額で書かれていることが多く、年額を求められていれば掛け算が要ります。
北九州で取り寄せる場合
提出の基準も書類の種類も全国共通で、市内7区による違いはありません。
課税証明書が必要になった場合は、住民登録のある区の窓口で発行されます。ただしここまで見たとおり、年金の額を示す目的では年金の通知書のほうが確実です。
どちらを出せばよいか迷ったら、申込先に聞いてください。受け取っている年金の種類を伝えれば、必要な書類を指定してもらえます。
枠がどう計算されるかは北九州でお金を借りるに、審査で見られる項目は北九州の審査基準にまとめました。
よくある質問
年金は課税されますか?
課税証明書で年金額を示せますか?
では何を出せばよいですか?
いつ提出を求められますか?
通知書は毎年届きますか?
なくした場合はどうしますか?
北九州市の地図
社会福祉協議会は市内7区のすべてに置かれています。担当になるのは住民登録のある区で、年金を受け取っている世帯の相談も同じ窓口です。