3万円をキャッシングで7日間借りたときの利息は104円です。ところがATMの出金と返済で手数料が330円かかる。利息の3.19倍を手数料に払っている計算になります。少額・短期のキャッシングでは、金利より手数料のほうが本体になります。この逆転がどこで起きるかを、日数と金額で示しました。
利息より手数料が大きくなる範囲
キャッシングの利息は日割りです。年18.0%であれば、借入額に0.18を掛けて日数を365で割る。これだけです。
一方、ATMの手数料は日数に関係なく固定でかかります。1万円以下なら110円、それを超えると220円という設定が一般的で、出金と返済で2回発生します。
| 借入額 | 日数 | 利息 | ATM手数料 | 手数料が利息の何倍か |
|---|---|---|---|---|
| 3万円 | 7日 | 104円 | 330円 | 3.19倍 |
| 3万円 | 15日 | 222円 | 330円 | 1.49倍 |
| 3万円 | 30日 | 444円 | 330円 | 0.74倍 |
| 5万円 | 7日 | 173円 | 330円 | 1.91倍 |
| 5万円 | 30日 | 740円 | 330円 | 0.45倍 |
| 10万円 | 7日 | 345円 | 330円 | 0.96倍 |
| 10万円 | 30日 | 1,479円 | 330円 | 0.22倍 |
年18.0%、出金110円+返済220円=330円で試算しました。手数料の額は金融機関と時間帯により異なります。
少額・短期ほど、手数料の比重が大きくなります。3万円を1週間なら、支払いの4分の3は手数料です。金利の低い会社を探すより、手数料のかからない経路を選ぶほうが効きます。
損益分岐はどこか
手数料330円と利息が等しくなる日数を、金額ごとに出しました。
| 3万円 | 22.3日。3週間借りて、ようやく利息が手数料に並びます。 |
|---|---|
| 5万円 | 13.4日。2週間が目安です。 |
| 10万円 | 6.7日。1週間で並びます。 |
この日数より短く借りるなら、コストの主役は手数料です。長く借りるなら金利が主役に変わります。自分がどちらの側にいるかで、比べるべき条件が入れ替わります。
数十万円を数年かけて返す前提であれば手数料は誤差になり、金利と返済方式のほうが効いてきます。その比較は横浜の消費者金融に整理しました。
手数料をゼロにする方法
2つあります。どちらも申込時か契約後の設定で選べます。
| 振込での借入 | ATMを使わず口座へ振り込んでもらう方法です。無料としている会社が多くあります。 |
|---|---|
| 口座振替での返済 | 返済側の220円が消えます。毎月続けば年間2,640円の差です。 |
この2つを組み合わせると、330円はゼロになります。手続きは会員サイトから数分で済むことがほとんどです。
ATMの手軽さには価値がありますが、それは1回110円から220円で買っている利便性だという理解をしておくと判断しやすくなります。急ぎでなければ、振込を選ぶだけで済む話です。
キャッシング枠はショッピング枠の内側にある
クレジットカードでキャッシングを使う場合、見落とされやすい構造があります。
カードの利用可能枠が50万円で、そのうちキャッシング枠が20万円という設定だったとします。このとき、合計70万円まで使えるわけではありません。キャッシング枠はショッピング枠の内側にあり、20万円を借りればショッピングに使えるのは30万円になります。
| キャッシング未使用 | ショッピングに50万円まで使えます。 |
|---|---|
| キャッシングで20万円 | ショッピングに使えるのは残り30万円です。 |
公共料金や通信費をカード払いにしている場合、枠が足りずに決済が通らないことがあります。キャッシングを使う前に、翌月の引き落とし予定額を確認しておいてください。
リボ払いに切り替わっていないか
キャッシングの返済方法には一括と分割があり、カードによっては初期設定がリボ払いになっています。
リボは毎月の支払いが一定になる代わりに、元本の減りが遅くなります。5万円を借りて毎月5,000円のリボにすると、完済まで11回かかり利息は4,581円になります。翌月一括なら740円です。
設定は会員サイトで確認できます。「支払方法」または「キャッシングリボ」という項目です。借りた直後であれば一括に変更できる会社も多いので、明細が届く前に見ておいてください。
リボの残高が積み上がっている場合は、まとめて借り換える選択肢もあります。整理する方向で考える場合はおまとめの解説を見てください。
利息は日割りなので早く返すほど効く
キャッシングの利息計算は、借りた日数だけを対象にします。契約が何年残っていても関係ありません。
10万円を年18.0%で借りた場合、1日あたりの利息は約49円です。給料日まで10日なら490円。それを20日に延ばせば980円になります。1日単位で増減するため、余裕ができた時点で返すのが最も効きます。
| 10万円を10日 | 利息493円 |
|---|---|
| 10万円を20日 | 利息986円 |
| 10万円を45日 | 利息2,219円 |
随時返済はATMからでも会員サイトからでもできます。ATMだと220円かかるため、少額を何度も入れるより、口座振替の増額かまとめて1回のほうが有利になる場合があります。
総量規制の対象になる
キャッシングは貸金業法上の貸付にあたるため、総量規制の対象です。年収の3分の1が上限になります。
注意したいのは、ショッピングの利用額はこの枠に含まれない点です。ショッピングは割賦販売法の扱いで、貸金業法の枠とは別に計算されます。カードを何枚も持っている場合、キャッシング枠の合計だけが年収の3分の1に収まっているかを見ることになります。
| 年収300万円 | キャッシングの合計上限は約100万円 |
|---|---|
| 年収450万円 | 約150万円 |
枠の計算方法と、対象外になる貸付の種類は審査基準に表で示しました。
カードローンとの違い
キャッシングとカードローンは混同されがちですが、性質が違います。
| キャッシング | 手持ちのクレジットカードに付いた機能です。枠はショッピング枠の内側にあり、金利は年15.0%から18.0%が中心です。 |
|---|---|
| カードローン | 借入のための専用契約です。枠は独立しており、金額が大きいほど適用金利は下がる設計になっています。 |
数万円を数週間なら、すでに持っているカードで足りることがほとんどです。新たな審査も申込も要りません。一方、数十万円を1年以上かけて返す前提であれば、金利差が積み上がるためカードローンのほうが総額は少なくなります。
金額と期間で選び分けるのが実務的です。契約が増えれば信用情報に記録も増えるため、短期少額のために新規契約を作る必要はありません。両者の設計の違いはカードローンの解説に詳しく書きました。
.横浜で使う場合
キャッシングそのものに地域差はありません。カードの条件も金利も全国共通です。
横浜で効いてくるのはATMの選び方です。市内はコンビニATMの密度が高く、駅前であれば数分歩けば見つかります。ただし手数料は設置場所ではなくカード会社の設定で決まるため、近いATMを選んでも安くはなりません。時間帯で110円と220円が入れ替わる設定を置いている会社はあります。
その手軽さが積み上がる面もあります。月に3回使えば660円、年間で7,920円。振込と口座振替に切り替えれば消える金額です。
キャッシングは速い代わりに、手数料が回数ぶん積み上がります。他の手段との比較は横浜でお金を借りるから辿ってください。
よくある質問
キャッシングは利息と手数料のどちらが大きいですか?
手数料と利息が並ぶのは何日くらいですか?
ATM手数料をなくす方法はありますか?
ショッピング枠はその分だけ減りますか?
キャッシングにも総量規制はかかりますか?
横浜のATMは手数料が安いですか?
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