カードローンの枠を100万円で契約し、一度も使わずに置いてあるとします。この枠が、住宅ローンの借入可能額を最大で7,684,349円削ることがあります。残高ゼロでもです。使っていない枠が審査でどう扱われるのか、そして使うときに何を見ておくべきかを整理しました。
使っていない枠が審査で持つ意味
カードローンは、契約すると限度額の枠が設定されます。この枠は、借りていなくてもいつでも借りられる状態を意味します。
住宅ローンや自動車ローンの審査では、返済比率という指標が見られます。年収に対して年間の返済額がどれくらいかという割合です。このとき、カードローンの枠をどう数えるかが問題になります。
残高で数える銀行もあれば、枠の全額を借りているものとみなす銀行もあります。後者の場合、残高がゼロでも100万円借りているのと同じ扱いになる。ここが見落とされやすい点です。
| 残高で数える | 使っていなければ影響はありません。 |
|---|---|
| 枠で数える | 残高ゼロでも、枠の全額が返済負担として計算されます。 |
住宅ローンの可能額はどれだけ減るか
枠で数えられた場合の影響を、金額に直します。カードローンの枠を年14.5%・60回で返すと仮定し、その月々の返済額分だけ住宅ローンの枠が削られるという計算です。
| カードローンの枠 | 月々の返済に換算 | 住宅ローン可能額の減少 |
|---|---|---|
| 50万円 | 11,764円 | 3,842,175円 |
| 100万円 | 23,528円 | 7,684,349円 |
| 200万円 | 47,057円 | 15,368,698円 |
住宅ローンを35年420回・年1.5%として試算しました。実際の算入方法は金融機関により異なります。
100万円の枠で、住宅ローンが約768万円減る計算になります。月々にすれば23,528円の差ですが、35年に引き伸ばすとこの規模になります。使っていない枠のために、購入できる物件の価格帯が変わることがあるということです。
銀行によって扱いが違う
すべての銀行が枠で数えるわけではありません。ここは各行の内規で、公表されていないことがほとんどです。
傾向としては、残高で判断する先のほうが多いとされます。ただし審査は総合判断であり、枠の大きさや契約社数そのものが心証に影響することはあります。
確実なのは、住宅ローンを申し込む前に不要な枠を整理しておくことです。数か月前に手を打てば、審査の時点では問題になりません。
返済比率の考え方や、貸金業者側の枠の計算は審査基準に表で示しました。
枠を減らす、または解約する
対応は2つあります。どちらも会員サイトか電話でできます。
| 限度額を下げる | 枠だけを縮小します。契約は残るため、必要になれば再度の増額申請ができます。 |
|---|---|
| 解約する | 契約自体を終わらせます。使う予定がないなら最も確実です。 |
解約した場合、信用情報にはその契約が終了した旨が記録されます。契約中のまま残しておくより、整理されている状態になります。
ただし、解約すると次に借りるときは新規の審査からやり直しです。当面使う可能性があるなら、限度額を下げるだけにとどめる判断もあります。
複数の返済を抱えていて枠を減らせない場合は、まとめる方向も検討できます。判断材料はおまとめの解説にまとめました。
限度額が金利を決める
カードローンの金利は、契約時の限度額によって段階的に決まります。利息制限法の上限が、そのまま商品の金利に反映される作りです。
| 限度額 | 法律上の上限金利 |
|---|---|
| 10万円未満 | 年20.0% |
| 10万円以上100万円未満 | 年18.0% |
| 100万円以上 | 年15.0% |
ここで効いてくるのは、限度額であって借入額ではないという点です。限度額100万円の契約で10万円だけ借りた場合、適用されるのは年15.0%の側になります。
ただし限度額が大きいほど審査は厳しくなり、収入証明書の提出も必要になります。金利を下げる目的で枠を広げることが、そのまま得になるとは限りません。
最低返済額だけを払い続けた場合
カードローンは毎月の最低返済額が小さく設定されています。この額だけを払い続けると、完済は遠のきます。
30万円を年18.0%で借り、毎月1万円を払うと41回で完済し利息は101,549円です。返済額が残高に応じて下がる方式だと58回になり、利息は121,166円になります。
差は17回で19,617円になります。毎月が軽くなるかわりに、支払う回数が増えるという構造です。返済方式の詳しい仕組みは横浜の消費者金融に書きました。
枠と金利を入れた試算は返済シミュレーションで確かめられます。
複数の枠を持っている場合
枠が複数あると、合計で見られます。50万円が3社なら150万円です。
貸金業者のカードローンは総量規制の対象で、年収の3分の1が上限になります。年収450万円なら150万円。すでに3社で150万円の枠があれば、4社目は枠の設定自体ができません。
| 年収300万円 | 貸金業者からの枠は合計約100万円まで |
|---|---|
| 年収450万円 | 約150万円まで |
| 年収600万円 | 約200万円まで |
銀行のカードローンが依拠するのは銀行法で、総量規制の枠外にあります。ただし2017年以降、各行が独自の上限を置く運用に変わりました。この点は横浜の銀行カードローンに整理しました。
契約時に確認しておく項目
契約の画面は流れ作業になりがちですが、後から効いてくる設定がいくつかあります。
| 返済方式 | 定額か残高スライドか。完済までの期間が変わります。 |
|---|---|
| 返済日 | 給料日の2〜3日後が安全です。月初は家賃の引き落としと重なります。 |
| 返済経路 | 口座振替は無料のことが多く、ATM入金は1回110円から220円かかります。 |
| 繰上返済の手数料 | 無料の会社もあれば、1回数百円かかる会社もあります。 |
| 限度額 | 必要額に合わせます。大きく取ると審査は厳しくなります。 |
なかでも返済経路は毎月効いてきます。毎月220円なら年間2,640円。設定を切り替えるだけでなくなる額です。
横浜で契約する場合
商品も審査も全国共通で、横浜だから条件が変わることはありません。来店の不要な商品であれば、市内18区のどこからでも条件は変わりません。
横浜で意識しておきたいのは、住宅の購入を考えている方が多い地域だという点です。都内へ通勤しながら神奈川県内に住宅を持つという流れは長く続いており、住宅ローンの審査を数年先に控えている方も少なくありません。その場合、今の枠が数年後の審査に関わってきます。
使う予定のない枠であれば、早めに整理しておいたほうが選択肢は広がります。逆に、当面の生活資金として枠を残しておく判断もある。どちらが正しいというより、いつ何を優先するかの問題です。
カードローンは使わなくても枠として記録に残ります。単発の借入との違いは横浜でお金を借りるから辿ってください。
よくある質問
使っていないカードローンの枠は審査に影響しますか?
すべての銀行が枠で数えるのですか?
枠を減らすには解約するしかありませんか?
枠を広げれば金利は下がりますか?
複数のカードローンを持っていても大丈夫ですか?
横浜のカードローンは条件が違いますか?
横浜市の地図
社会福祉協議会は市内18区のすべてにあります。担当は住民登録のある区で、勤務先の所在地は関係ありません。