100万円を希望して、70万円で承認が出ることがあります。減額承認と呼ばれる結果です。足りない30万円を別の会社で補うと、その分は年18.0%の帯に入ります。60回で返す前提なら、1社で100万円を年9.0%で借りた場合の利息245,501円に対し、分けた場合は328,933円。83,432円の差がつきます。減額の通知を受け取った時点が、実は判断の分かれ目です。
分けて補うと83,432円増える
100万円が必要で、70万円しか承認されなかったとします。残りを別の会社で借りた場合と、最初から1社で100万円借りられた場合を並べます。
| 毎月 | 60回の利息 | |
|---|---|---|
| 1社で100万円・年9.0% | 20,758円 | 245,501円 |
| 70万円・年9.0% + 30万円・年18.0% | 22,149円 | 328,933円 |
| 差 | 1,391円 | 83,432円 |
元利均等での概算です。後から足す30万円は少額帯の金利になると想定しています。
補った30万円の利息は157,082円で、元本の半分を超えます。同じ30万円でも、1社にまとまっていれば年9.0%の帯に入っていたはずの部分です。
なぜ後から足すと高くなるのか
金利は借入額の帯で決まるためです。100万円という額は、法律上も各社の設定上も区切りになっています。
利息制限法では、100万円以上の元本には年15.0%が上限です。100万円未満なら年18.0%まで許されます。フリーローンやおまとめ型の商品が年9.0%といった水準を出せるのは、まとまった額を長期で貸す前提だからです。
これを70万円と30万円に割ると、30万円のほうは少額帯の商品に該当します。同じ人が同じ時期に借りても、額が分かれた時点で条件が変わるということです。
帯と金利の関係は融資会社の選び方で扱っています。
減額承認を受けたときの3つの道
通知が来た時点で選べるのは、おおむね次の3つです。
| その額で契約する | 70万円で足りる形に計画を組み直します。 |
|---|---|
| 契約せず見送る | 契約に至らなくても申込記録は残ります。 |
| 不足分を別で補う | 金利の帯が変わり、件数も増えます。 |
多くの人が三つ目を選びますが、金額の面では最も不利になります。まず一つ目が成立しないかを検討してください。
用途を分解すると、70万円で足りる場合があります。今すぐ必要な部分と、後回しにできる部分を分けるという作業です。
承認額が減る理由
減額の理由が説明されることはまずありませんが、当てはまりやすい事情はあります。
| 年収に対する比率 | 希望額が収入に対して大きいと判断された場合です。 |
|---|---|
| 他社の借入 | 合算した総額で見られます。自社の枠だけの話ではありません。 |
| 勤続年数 | 短い場合、収入の安定性が確認しにくくなります。 |
| 使途の裏づけ | 提出した資料の金額と希望額が合っていない場合です。 |
四つ目は自分で防げます。見積書や請求書の金額と、申込書の希望額を揃えておいてください。
契約しないという選択
提示された条件で契約する義務はありません。断ることができます。
ただし、申し込んだ事実は信用情報に残ります。契約に至らなくても記録は消えません。したがって「とりあえず申し込んで、条件を見てから決める」という動き方には費用がかかっていることになります。
記録が残る期間と、件数が次の審査でどう働くかは審査基準で数字にしました。
証書貸付は借り足せない
フリーローンは契約時に金額を確定して一度だけ借りる形です。後から増やすことはできません。
この点がカードローンとの構造的な違いです。カードローンは枠の中で何度でも借りられますが、フリーローンは借りた時点で金額が固定されます。足りなければ、別の契約を結ぶしかありません。
| フリーローン | 証書貸付。金額固定、借り足し不可。金利は低め。 |
|---|---|
| カードローン | 極度方式。枠内で反復。金利は高め。 |
したがって、必要額を過不足なく見積もることが重要になります。少なすぎれば足りず、多すぎれば使わない分に利息がかかります。見積もりを立てるときは、支払先ごとに金額と期日を書き出してから合計してください。頭の中で概算すると、多めに丸めがちです。
使途の証明を求められる場合
使いみちが自由といっても、まったく問われないわけではありません。
金額が大きい場合や、目的が明示されている商品では、見積書、請求書、契約書などの提出を求められることがあります。医療費、教育費、リフォーム、冠婚葬祭といった用途では資料が出やすいため、求められやすくなります。
一方、事業資金は対象外とされているのが通例です。投資や他の借入の返済に充てる目的も、多くの商品で認められていません。
資料の金額と希望額が食い違うと、前の項で触れた減額の材料になります。数字を揃えておいてください。
保証料が別に立つ商品
表示金利のほかに、保証料がかかる商品があります。総額を比べるときに見落としやすい項目です。
| 金利に含まれる | 表示された年率のなかに保証料が織り込まれています。 |
|---|---|
| 別途かかる | 表示金利とは別に負担が発生します。総額は表示より大きくなります。 |
| 確かめ方 | 商品概要説明書の「保証料」欄を見てください。 |
同じ年9.0%でも、保証料が外枠であれば実際の負担は違います。事務手数料の有無とあわせて確認してください。
保証料が外枠の商品では、保証会社が別に立っていることになります。銀行のカードローンと同じ構造で、実質的な審査を保証会社が担う形です。誰が判断しているのかという観点は札幌の銀行カードローンで扱いました。複数の商品を比べるとき、保証会社が重なっていれば結果も似通う可能性があります。
札幌で申し込む場合
札幌で扱われるフリーローンは、道内の金融機関のものと全国展開の銀行のものに分かれます。
| 道内の金融機関 | 営業区域の条件があります。来店を求められる場合もあります。 |
|---|---|
| 全国展開の銀行 | 居住地を問いません。オンラインで完結する商品が中心です。 |
| 使途資料の提出 | 画像でのアップロードに対応しているかで、日数が変わります。 |
証書貸付は契約書のやり取りが発生するため、郵送が挟まると日数が伸びます。急ぎでなければ問題になりませんが、時期が決まっている支出に充てるなら逆算しておいてください。
証書貸付以外の形も含めた比較は札幌でお金を借りるに置いてあります。
なお、必要額が100万円を超える見込みであれば、最初からその前提で申し込むほうが条件は整います。分割して申し込むと、どちらも100万円未満の帯に入るためです。逆に70万円で足りる可能性があるなら、無理に100万円を希望する理由はありません。50万円を超える枠には収入証明書の提出が必要になり、手続きが一段重くなります。書類の要否は収入証明書不要で境目を扱っています。
よくある質問
希望額より少ない承認が出たらどうしますか?
なぜ分けると高くなるのですか?
承認額が減るのはなぜですか?
契約しなければ記録は残りませんか?
後から借り足せますか?
札幌ではどこで扱っていますか?
札幌市の地図
社会福祉協議会は市内10区のすべてに置かれています。冬季は窓口の混み具合が変わるため、事前の電話が有効です。