県内には地方銀行と信用金庫のほかに、農業協同組合が営む金融の窓口があります。選択肢が一つ多いということです。50万円を5年で借りる場合、年12.0%なら利息167,380円、年14.5%なら205,900円。差は38,520円で、毎月では642円になります。ただし組合には組合員という枠組みがあり、誰でも同じ条件で使えるわけではありません。どこに申し込めるかは、住んでいる場所と営んでいる事業で決まります。
窓口が三種類あります
地域に基盤を置く金融機関は、地方銀行、信用金庫、農業協同組合の三つに分かれます。成り立ちが違うので、申し込める条件も違います。
| 地方銀行 | 株式会社です。営業区域内の居住または勤務を条件にする商品があります。 |
|---|---|
| 信用金庫 | 会員が出資して作る組織です。営業地区内に住むか働くかで会員になれます。 |
| 農業協同組合 | 組合員が出資して作る組織です。組合員に二つの種類があります。 |
大手の銀行なら住所も勤務先も関係なく申し込めます。営業区域の話が出てくるのは、この三つのような地域に根を張った機関だけです。
つまり地域に住んでいることが、この一点では選択肢を増やします。
50万円で38,520円の差です
金利の差を金額にしておきます。
| 金利 | 毎月の返済 | 利息の合計 |
|---|---|---|
| 年12.0% | 11,123円 | 167,380円 |
| 年14.5% | 11,765円 | 205,900円 |
| 年18.0% | 12,697円 | 261,820円 |
500,000円を元利均等・60回で返済した場合の試算です。三つの金利は水準を示す例で、実際に適用される数字は商品と審査によって決まります。
上二つの差は38,520円です。毎月では642円で、気づきにくい幅ですが5年で積み上がります。
いちばん下と比べれば94,440円になります。地域の金融機関を候補に入れるかどうかで動くのは、この幅です。
自分の額と期間で置き換えるなら返済シミュレーションを使ってください。
組合員には二つの種類があります
農業協同組合には、組合員の区分があります。
| 正組合員 | 農業を営んでいる人などです。組合の議決に加われます。 |
|---|---|
| 准組合員 | 地区内に住所を持つ人などです。事業は利用できますが議決権はありません。 |
| 出資金 | 加入のときに払い込みます。脱退すれば払い戻しの手続きがあります。 |
農業をしていなくても、地区内に住んでいれば准組合員として加入できる形が用意されています。だから農家でなくても窓口は使えます。
個人向けのローンには、組合員でなくても申し込める商品もあります。ただし条件や金利が組合員と分かれていることがあるので、申込のページで確かめてください。
加入の要件と出資金の額は組合ごとに定められています。窓口で自分の場合を聞くのが確実です。
営業区域という条件
地方銀行と信用金庫には、営業区域の条件があります。
商品説明には「営業区域内に居住または勤務されている方」と書かれていることが多く、どちらか一方を満たせば足ります。
| 県内に住んで県内で働く | 県内の金融機関すべてが候補になります。 |
|---|---|
| 県内に住んで県外で働く | 居住で県内の機関、勤務で県外の機関。両方が候補になります。 |
| 県外に住んで県内で働く | 勤務で県内の機関が候補になります。 |
もっとも、この条件をどう書くかは商品ごとに分かれます。居住だけに限っている商品もあるため、申し込む前に該当するかどうかを読んでおいてください。
農業向けの制度資金は別の枠です
営農のための資金なら、生活資金とは別の仕組みがあります。
日本政策金融公庫が扱う農業向けの資金のほか、農業協同組合などが融資し、国や県が利子を補う形の制度資金があります。金利は民間のローンより低く抑えられています。
| 使い道 | 機械や施設の取得、規模の拡大など、営農に関わるものに限られます。 |
|---|---|
| 手続き | 計画書の提出が要ります。審査にも日数がかかります。 |
| 相談先 | 農業協同組合の窓口、県の農業普及の担当、日本政策金融公庫です。 |
生活費に使うことはできません。逆に、機械の買い替えを生活資金のカードローンで賄っているなら、こちらに切り替えられないかを聞く価値があります。
要件も金利も制度の定めによります。年度によって内容が変わるので、使う年に確かめてください。
看板が違っても後ろが同じことがあります
銀行のカードローンには、たいてい保証会社が付いています。返済能力を判断しているのは、その保証会社のほうです。
ここが分かりにくい部分です。窓口も名前も別の金融機関なのに、後ろに立っている会社が同じという例があります。並べて申し込んでも、判断する主体はひとつです。
県内で複数を候補にするつもりなら、この重なりを先に確かめてください。保証会社の名称は、商品説明の注記や契約の概要に書かれています。
同じ名前が並んでいたら、候補は実質ひとつです。別の系列を一つ足しておくほうが、選べる幅は広がります。
その日に間に合う経路ではありません
期日が目前なら、この方法は最初から候補から外れます。
銀行のカードローンでは、審査の途中で警察庁のデータベースへ照会を出す取り扱いが2018年以降とられています。回答が返るまで先へ進まないので、どう急いでも1営業日は動きません。
地域に根を張った機関だと、そこに窓口での手続きや口座の開設が積み上がります。1週間から10日は見ておいてください。
降雪期はさらに読みにくくなります。窓口へ行ける日が天候で決まるためです。急ぐ場面での順序は新潟で今すぐお金が必要に分けました。
新潟で選ぶ場合
県内には新潟に本店を置く銀行と、各地域の信用金庫、それに農業協同組合の窓口があります。
三つの商品説明を並べて、申込の資格と金利と必要書類を見比べてください。手間はかかりますが、一度やれば次に借りるときにも使えます。
自分で事業を営んでいる場合、提出するのは確定申告書の控えです。電子申告なら受信通知も要ります。準備の仕方は新潟での借入手続きにまとめました。
枠がいくらまで立つかは所得で決まります。その計算のしかたは総量規制の解説で扱いました。何を材料に判断されるのかは審査基準にまとめてあります。
よくある質問
地域の金融機関には何がありますか?
金利の差はいくらになりますか?
農家でなくても組合の窓口は使えますか?
県外で働いていても申し込めますか?
機械の購入にも使えますか?
期日が迫っている場合も使えますか?
新潟市の地図
社会福祉協議会は市内8区のすべてに置かれています。担当になるのは住民登録のある区で、農地を持っているかどうかは関係ありません。