従業員を雇っていれば、賃金の支払いは他のどの支払いよりも優先されます。労働基準法は毎月1回以上、一定の期日に、全額を直接本人へ払うことを求めています。資金が足りないという理由で遅らせられる支払いではありません。しかも会社が倒れた場合には、未払いの賃金の一部を国が立て替える制度が用意されています。従業員の側から見れば、そこまで守られている支払いだということです。
賃金は遅らせられません
労働基準法は、賃金を毎月1回以上、一定の期日を定めて支払うことを使用者に求めています。資金繰りは理由になりません。
| 毎月1回以上 | 支払いの間隔が空きすぎることは認められません。 |
|---|---|
| 一定の期日 | 月によって前後させることはできません。 |
| 全額 | 一部だけを払うことは、原則として認められません。 |
| 直接本人へ | 家族や第三者を通す形は認められません。 |
だから支払いの順序を組むとき、賃金は最初に確保する対象になります。仕入先への支払いより先です。
支払いの優先順位の考え方は堺で今すぐお金が必要にまとめました。
全額を直接本人へ払います
賃金から何かを差し引く場合には、条件があります。
税や社会保険料のように法令で定められたものは差し引けます。それ以外を控除するには、労使協定が必要です。
| 法令に基づく控除 | 所得税、住民税、社会保険料など。協定は要りません。 |
|---|---|
| それ以外の控除 | 社宅の費用、貸付金の返済などは、労使協定が要ります。 |
| 本人の同意だけ | それでは足りません。協定が前提です。 |
いちばん下を誤解していると、後から問題になります。本人が納得していても、協定がなければ控除できません。
従業員に貸し付けた分を給与から回収する場合も、この点に当てはまります。
従業員から前払いを求められたら
労働基準法には、非常時の払いについての定めがあります。
出産、疾病、災害など法令で定められた事由がある場合、すでに働いた分の賃金を支払期日の前に払うことが求められます。
| 対象になる額 | その時点までに働いた分だけです。 |
|---|---|
| これから働く分 | 対象になりません。前借りとは別のものです。 |
| 費用 | 前払いなので、利息のような費用は発生しません。 |
求められた場合、該当するかどうかを判断することになります。就業規則に手続きを書いておけば、そのつど迷わずに済みます。
自分の報酬は後回しにできます
従業員の賃金と、自分が事業から受け取る分は性質が違います。
個人事業なら、生活費として移す額は自分で決められます。法人にしていても、役員報酬の支払いを一時的に見送ることは実務として行われます。
ただし役員報酬には税務上の取扱いがあり、期の途中で額を変えると経費として認められない場合があります。減額する前に確かめてください。
生活のための資金をどう確保するかは堺でお金を借りるに置きました。
未払いになった場合の制度
事業が続けられなくなった場合の話です。
企業が倒産し、賃金が支払われないまま退職した労働者に対して、未払い分の一部を国が立て替える制度があります。
| 対象 | 要件が定められています。労働者側からの請求手続きです。 |
|---|---|
| 範囲 | 未払い賃金の一部です。全額ではありません。 |
| 立て替えたあと | 国が事業主に求償します。債務が消えるわけではありません。 |
いちばん下が重要です。制度があることは、支払わなくてよいことを意味しません。
要件と手続きは制度の定めによります。労働基準監督署が窓口です。
払えない見込みが立ったとき
支払日の前に、足りないと分かることがあります。
その段階で相談できる先があります。事業の資金繰りについては商工会議所や金融機関、労働に関する問題については労働基準監督署です。
税や社会保険料の納付を待ってもらう仕組みを使えば、その分の資金を賃金に回せる場合もあります。
順序としては、賃金を確保したうえで、他の支払いを動かせないか当たることになります。動かせる期限の見分け方は堺で今すぐお金が必要に書きました。
給料を買い取ると称する取引
従業員が個人で使う手段として、注意しておくべきものがあります。
「給料を買い取る」と称して現金を渡し、給料日に額面どおりを回収する取引です。形の上では売買に見えますが、実質は資金の融通で、貸金業の登録が必要になります。
年率に直せば桁違いの水準になります。従業員がこうした取引に手を出しているなら、非常時払いの制度があることを伝えてください。
番号を照らし合わせる手順は正規の貸金業者で扱いました。
堺で相談できる先
賃金の支払いに関することは、労働基準監督署が窓口です。相談に費用はかかりません。
事業の資金繰りについては、商工会議所と市の産業支援の窓口が相談を受けます。
生活そのものが回らなくなっているなら、社会福祉協議会の貸付制度が使えます。窓口は市内7区のどこにも置かれています。
手段全体の並びは堺でお金を借りるに、審査で見られる項目は審査基準に置きました。
よくある質問
賃金の支払いを遅らせられますか?
賃金から控除できるものはありますか?
従業員から前払いを求められました。
自分の報酬は後回しにできますか?
未払いになった場合の制度はありますか?
従業員が給料の買取に手を出しています。
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社会福祉協議会は市内7区のすべてに置かれています。担当になるのは住民登録のある区で、事業を営んでいるかどうかは関係ありません。