在学中に親の失業や病気で家計が急に変わったとき、学生の側にも使える公的な制度があります。日本学生支援機構には、家計が急変した学生を年度の途中から受け付ける奨学金があり、授業料の減免と給付型の奨学金も、急変した後の所得で判定し直せます。卒業して働いている人なら、社会福祉協議会の緊急小口資金が使える場合があります。上限は10万円で無利子、12か月以内に返します。同じ10万円を年18.0%で借りて12回で返せば、利息は10,016円です。
在学中に家計が急変した場合
親の失業、病気、死亡、災害などで家計が急に悪くなった学生は、年度の途中でも奨学金を申し込めます。
| 無利子の奨学金 | 家計急変による緊急採用として、随時受け付けています。 |
|---|---|
| 有利子の奨学金 | 同じく応急採用として、随時受け付けています。 |
| 申込の窓口 | 在学している学校の奨学金の担当です。 |
定期の募集を待つ必要はありません。急変が起きてから一定の期間内に申し込むことが条件です。
学校の窓口に行く前に、急変の事実を示す書類が何かを確かめておくと、手続きが短くなります。
授業料の減免と給付型奨学金
国の修学支援の制度は、授業料と入学金の減免と、返さなくてよい給付型の奨学金を組み合わせたものです。
| 通常の判定 | 前年の世帯の所得で判定します。 |
|---|---|
| 家計が急変した場合 | 急変した後の所得の見込みで判定し直せます。 |
| 対象 | 要件を満たす大学、短大、高専、専門学校の学生です。 |
前年の所得では対象外だった学生でも、急変した後の所得なら対象に入ることがあります。
給付型は返す必要がありません。借りる制度を検討する前に、まずこちらに当たるかを学校で確かめてください。
卒業後に使える貸付
社会福祉協議会の生活福祉資金には、一時的に生活が苦しくなった世帯に向けた緊急小口資金があります。
| 上限 | 10万円です。 |
|---|---|
| 利子 | 無利子です。 |
| 据置期間 | 2か月以内です。 |
| 返す期間 | 据置期間の後、12か月以内です。 |
対象は低所得の世帯で、一時的な困窮であることが前提です。給与の支払いが遅れた、急な病気で働けなかった、といった事情が当たります。
制度の全体は生活福祉資金の解説に置きました。
無利子との差を金額で見る
10万円を借りる場合に、利子の有無でどれだけ変わるかを出します。
| 借り方 | 毎月の返済 | 利息の合計 |
|---|---|---|
| 緊急小口資金(無利子・12回) | 約8,334円 | 0円 |
| 年18.0%・12回 | 9,168円 | 10,016円 |
年18.0%は毎月同額で12回に分けた場合の概算です。緊急小口資金の返済は据置期間の後に始まります。
差は10,016円です。しかも公的な貸付には据置期間があり、借りた翌月から返済が始まるわけではありません。
ただし交付までに日数がかかります。今日の支払いには間に合わないので、急ぐ場合の並べ方は相模原で今すぐお金が必要を見てください。
奨学金の返還が苦しい場合の制度
卒業後に奨学金の返還が苦しくなった場合は、借りるより先に、日本学生支援機構の制度を使ってください。
| 返還期限の猶予 | 返還を先送りします。猶予中は利息がかかりません。 |
|---|---|
| 減額返還 | 月の返還額を減らし、期間を延ばします。 |
| 勤務先の代理返還 | 会社が機構に直接返還する制度を置いている企業があります。 |
代理返還は、会社が社員の奨学金を肩代わりする福利厚生です。就職先に制度があるかを人事に確かめる価値があります。
延滞の前に動く理由は相模原でお金を借りるに書きました。
交付までに日数がかかります
公的な制度の弱点は日数です。
| 家計急変の奨学金 | 学校での受付、機構での審査を経て、振込までに時間がかかります。 |
|---|---|
| 授業料の減免 | 納付期限の前に申請すれば、納付を猶予してもらえることがあります。 |
| 緊急小口資金 | 相談から交付まで、数日から数週間かかります。 |
授業料の納付期限が迫っているなら、借りる前に学校の窓口で延納や分納ができるかを聞いてください。減免の申請中であれば、納付を待ってもらえることがあります。
期限を動かせれば、公的な制度の日数を待てるようになります。
審査があり、必ず借りられるわけではありません
公的な制度にも審査があります。
奨学金は学業の成績や家計の基準で、緊急小口資金は世帯の状況と返していける見込みで判断されます。別の支援のほうが合うと見られれば、窓口でそちらを紹介されます。
一度断られても、事情が変われば同じ窓口に出直せます。学生の枠の考え方は学生・主婦の借入の解説にまとめました。
民間の審査で何が見られるかは審査基準に並べました。
相模原で申し込む場合
在学中の制度は、住んでいる場所ではなく在学している学校が窓口です。市外の大学に通っていても、手続きはその学校で行います。
緊急小口資金は、住民登録のある市区町村の社会福祉協議会が窓口です。住民票を実家に残したまま市内で暮らしている場合、市内の窓口では受け付けられないことがあります。
市内3区のどの区役所でも転入の届出ができます。制度を使う予定があるなら、住民票を実際に住んでいる場所に移しておいてください。
生活全般の困りごとは、市の自立相談支援の窓口でも相談できます。
よくある質問
在学中に親が失業したらどうすればよいですか?
授業料の減免は途中から受けられますか?
卒業後に使える公的な貸付はありますか?
無利子と年18.0%でいくら違いますか?
奨学金の返還を会社が払ってくれることはありますか?
授業料の期限に間に合いません。
相模原市の地図
市内は緑区・中央区・南区の3区に分かれています。公的な窓口は住民登録のある区で決まり、学生か社会人かは関係ありません。