機械を入れるとき、借りて買うか、リースにするかで手元の資金の減り方が変わります。500万円の設備を年2.0%・7年で借りれば毎月63,839円、利息は362,476円。リースなら初期の支出を抑えられますが、契約の期間中は原則として途中で解約できず、最後まで払い続けることになります。所有権も自分に移りません。どちらが合うかは、その設備を何年使うつもりかで決まります。
借りて買うかリースにするか
長く使う設備なら買うほうが、期間が読めない設備ならリースのほうが向きます。年数が判断の軸になります。
| 借りて買う | 所有権は自分に移ります。使い終わったあとも手元に残ります。 |
|---|---|
| リース | 所有権は移りません。期間が終われば返すか、再契約します。 |
| 初期の支出 | リースのほうが抑えられます。ただし総額では上回ることがあります。 |
10年使う機械を7年のリースにすれば、期間の終わりに選び直すことになります。買っていれば、そのまま使い続けられます。
逆に、技術の入れ替わりが早い設備なら、期間の終わりに新しいものへ移れることが利点になります。
500万円で毎月63,839円です
借りて買う場合の数字を出しておきます。
| 金利 | 毎月の返済 | 利息の合計 |
|---|---|---|
| 年2.0% | 63,839円 | 362,476円 |
| 年5.0% | 70,670円 | 936,280円 |
5,000,000円を元利均等・84回で返済した場合の試算です。示した二つの率は水準の例にすぎず、実際に適用される数字は制度と審査で決まります。
差は573,804円です。設備の資金は公的な制度の対象になりやすいので、まずそちらを当たってください。
制度の中身は堺の公的融資にまとめました。
リースは途中で降りられません
リースの契約には、期間中の解約を認めない条項が置かれているのが通例です。
売上が落ちて設備を使わなくなっても、支払いは続きます。解約する場合には、残りの期間に相当する額をまとめて求められることがあります。
| 期間中の解約 | 原則として認められません。 |
|---|---|
| 解約する場合 | 残りの期間に相当する額を求められることがあります。 |
| 期間の終わり | 返すか、再契約するか、買い取るかを選びます。 |
だから期間の設定が重要になります。長く取れば毎月の額は下がりますが、そのぶん降りられない期間も伸びます。
事業の見通しが立っている範囲に収めるのが現実的です。
設備なら期間を長く取れます
借りる場合、使い道によって返済の期間が変わります。
| 運転資金 | 短めに設定されます。仕入や人件費など、回転の速い資金です。 |
|---|---|
| 設備資金 | 長めに設定されます。設備が生み出す売上で返す前提だからです。 |
だから設備の資金を運転資金の枠で借りると、期間が短くなって毎月の負担が重くなります。用途に合った種類を選んでください。
公庫や制度融資では、この区分が明確に分かれています。申し込むときに、どちらで進めるかを伝えることになります。
補助金と組み合わせられる場合
設備の導入には、費用の一部を補助する制度が用意されていることがあります。
補助金は返す必要がありません。ただし多くは後払いで、いったん自分で支払ってから交付されます。
| 申請の時期 | 公募の期間が決まっています。着手の前に申請するのが原則です。 |
|---|---|
| 支払いの順序 | 先に自分で払い、あとから交付される形が一般的です。 |
| つなぎの資金 | 交付までの期間を埋める資金が必要になります。 |
いちばん下が実務上の論点です。補助が決まっていても、支払いの時点では手元の資金が要ります。
そのつなぎをどう作るかまで含めて、相談の段階で組み立ててください。短い期間だけ埋める方法は堺の少額融資に書きました。
使い道を限定しない資金
設備以外にも使うつもりなら、使い道を限定しない形が向きます。
ただし金利は上がります。限定することで下がる部分を、自由度と引き換えに手放すことになります。
設備と運転資金をまとめて借りたい場合は、そのように相談してください。用途ごとに分けて組める場合があります。
生活のための資金と混ぜない、という原則はどの形でも変わりません。二つをどう分けるかは堺でお金を借りるで扱いました。
見積書と実行の順序
設備の資金では、使い道を示す書類が前提になります。
| 申込のとき | 販売店や施工業者の見積書を出します。品目と金額が入ったものです。 |
|---|---|
| 実行のとき | 請求書または契約書を出します。金額が確定した書類です。 |
| 実行のあと | 領収書や納品を示す書類を求められることがあります。 |
資金が業者の口座へ直接振り込まれる商品もあります。その場合、こちらの口座を経由しません。
ですから、発注先が決まらないうちに申し込んでも手続きは進みません。見積もりを取ってから動く、というのが実際の順番です。
堺で申し込む場合
商品と制度の仕組みは全国共通で、市内7区による違いはありません。
市内で効いてくるのは、設備の導入を支える仕組みが複数あることです。公庫の設備資金、制度融資、補助金。それぞれ窓口が違います。
どれが使えるかは、商工会議所や市の産業支援の窓口で一度に整理してもらえます。個別に当たるより早く済みます。
審査で見られる項目は審査基準に、書類の準備は堺での借入手続きにまとめました。
よくある質問
買うのとリースはどちらがよいですか?
借りて買うといくらになりますか?
リースは途中でやめられますか?
返済の期間はどう決まりますか?
補助金と組み合わせられますか?
先に業者を決めますか?
堺市の地図
社会福祉協議会は市内7区のすべてに置かれています。担当になるのは住民登録のある区で、事業を営んでいるかどうかは関係ありません。