学生と主婦では、動かせる部分がまるで違います。学生には金利の階段があり、50万円を年18.0%で借りれば利息150,743円ですが、公的な教育支援資金なら0円です。主婦の側にこの階段はありません。動かせるのは枠のほうで、配偶者の収入を合算して初めて数字が立ちます。同じ「収入がない」でも、打つ手は別物です。
学生には金利の階段がある
50万円という同じ額で、条件を並べます。
| 手段 | 金利と回数 | 毎月 | 利息 |
|---|---|---|---|
| 教育支援資金 | 無利子・240回 | 2,083円 | 0円 |
| 貸与型の奨学金 | 年3.0%・120回 | 4,828円 | 79,364円 |
| 学生向けのローン | 年15.0%・36回 | 17,333円 | 123,976円 |
| 一般のカードローン | 年18.0%・36回 | 18,076円 | 150,743円 |
元利均等での概算です。奨学金の利率は上限の範囲内で決まり、実際の値は貸与時に確定します。
最上段と最下段で、利息は0円と150,743円。毎月の額も2,083円と18,076円で8.7倍違います。上の段から順に確かめる価値があります。
段ごとの条件
上の段ほど条件が厳しく、時間もかかります。
| 教育支援資金 | 世帯の所得に要件があります。区の社会福祉協議会が窓口で、決定まで数週間かかります。 |
|---|---|
| 貸与型の奨学金 | 学校を通じて申し込みます。募集の時期が決まっており、随時ではありません。 |
| 学生向けのローン | 安定した収入が前提です。アルバイトの実績が要ります。 |
| カードローン | 収入があれば申し込めます。最も速い代わりに、最も高くつきます。 |
急ぐほど下の段になります。逆に言えば、時間の余裕を作れば上の段が使えるということです。学費や入学時の費用のように時期が読める支出は、上の段で組めます。
制度の区分と申込先は福岡の公的融資にまとめました。
学費や入学時の費用のように、支払う時期が半年以上先まで見えている支出であれば、上の2段が現実的な候補になります。逆に、今月の生活費が足りないという場面では下の2段しか届きません。何のための資金かによって、選べる段が決まります。
主婦の側は枠の話になる
専業主婦には、この階段に当たるものがありません。金利を下げる制度が用意されていないためです。
代わりに問題になるのは枠です。貸金業者から借りられる額は年収の3分の1までですが、本人に収入がなければ分子も分母もゼロになります。計算そのものが成り立ちません。
これを解く仕組みが配偶者貸付です。配偶者の収入と合算した額の3分の1を枠として扱います。
枠の数え方は総量規制に整理してあります。
配偶者の収入を合算する
合算したときの枠を、配偶者の年収別に出します。
| 配偶者の年収 | 合算した年収 | 枠 |
|---|---|---|
| 400万円 | 400万円 | 1,333,333円 |
| 500万円 | 500万円 | 1,666,667円 |
| 600万円 | 600万円 | 2,000,000円 |
ここでの枠は、夫婦の借入を合わせた上限です。配偶者がすでに借りている分があれば、その残高を引いた額が実際に使える範囲になります。
枠は広がりますが、金利は変わりません。年18.0%のままです。制度が用意しているのは額であって、条件の改善ではないという点を押さえてください。
合算に要るもの
配偶者貸付には、通常の申込にはない書類が加わります。
| 配偶者の同意 | 同意書が要ります。伏せたまま進めることはできません。 |
|---|---|
| 婚姻関係の証明 | 住民票または戸籍抄本で確かめられます。 |
| 配偶者の収入証明 | 源泉徴収票などが必要になります。 |
3つとも配偶者の協力が前提です。知られずに借りたいという目的とは両立しません。
また、この仕組みを扱っている会社は多くありません。申込先を探す段階で候補が絞られます。
合算の枠は、あくまで貸金業者からの借入についての話です。銀行のカードローンはこの規制の直接の対象ではありませんが、収入のない人への貸付には自主的な基準を置いています。対象外だから通るという関係にはなりません。銀行側の見方は福岡の銀行ローンにあります。
本人に収入がある場合
パートやアルバイトの収入があれば、話は変わります。
合算せずに自分の年収だけで枠が立ちます。年収100万円なら33.3万円。額としては小さいものの、配偶者の同意なしで手続きが完結します。
また、配偶者の収入と合わせる場合も、本人の分が上乗せされます。本人100万円と配偶者500万円なら合計600万円で、枠は200万円です。
収入の証明ができるかどうかが分かれ目になります。給与明細が数か月分そろっていれば材料になります。書類の扱いは福岡の収入証明書不要に置きました。
学校が窓口になる制度には、貸与だけでなく給付の形をとるものもあります。返す必要がない分は、借入の検討に入る前に確かめておく価値があります。
未成年の場合
年齢の要件も確かめておく必要があります。
成年年齢は18歳ですが、貸金業者の多くは20歳以上を申込の条件としています。18歳や19歳では、収入があっても申し込めない会社があります。
学生向けの制度は年齢の制限が緩く、奨学金や教育支援資金は在学中であれば対象になります。ここでも上の段から見るという順序が効いてきます。
年齢の上限を設けている商品もあります。申込前に、年齢の欄がどうなっているかを確かめてください。
収入がない状態で借りると、返済の原資も配偶者の収入から出ることになります。名義は本人でも、家計としては同じ財布から返す形です。申し込む前に、その返済が家計に入るかどうかを一緒に確かめておくほうが確実です。
どちらにも共通する境目
学生でも主婦でも、変わらない部分があります。
| 返済能力の調査 | 法律上の義務です。誰に対しても省かれません。 |
|---|---|
| 信用情報の照会 | 申込の記録が6か月残ります。件数が多いと不利になります。 |
| 上限金利 | 10万円未満は年20.0%、100万円未満は年18.0%が上限です。 |
「学生でも主婦でも審査なし」という表示は、この義務と矛盾します。見分け方は福岡の正規貸金業者にあります。
成年に達していれば、親の同意なしで契約できます。ただし同意が不要であることと、審査に通ることは別の話です。
福岡での窓口
福岡で相談できる先を、立場ごとに分けます。
| 学生 | 在学する学校の窓口、各区の社会福祉協議会。 |
|---|---|
| 主婦 | 各区の社会福祉協議会、区役所の福祉担当。 |
| いずれも | 福岡市消費生活センター。契約に関する相談を受け付けています。 |
学校の窓口は、奨学金だけでなく学費の分納や納入期限の延長にも対応していることがあります。借りる前に相談する価値があります。
立場を問わず使える手段の全体は福岡でお金を借りるから辿ってください。
よくある質問
学生はどこから確かめればよいですか?
上の段を使うには何が要りますか?
専業主婦でも借りられますか?
合算には何が必要ですか?
パート収入があれば変わりますか?
18歳や19歳でも申し込めますか?
福岡市の地図
社会福祉協議会は市内7区のすべてにあります。担当は住民登録のある区で、通勤先の場所は問われません。