3件をまとめて利息が45,881円減ったとして、その内訳を分けてみます。金利が下がったことによる分が38,803円、一本にまとめたことによる分が7,078円。85%は金利から来ています。つまり金利が下がらないおまとめには、ほとんど効果がありません。提示された金利を、いまの加重平均と比べるところから始めてください。
3件を並べて加重平均を出す
残高60万円を3件に分けて持っている状態を想定します。
| 件 | 残高 | 金利 | 毎月 | 完済まで | 利息 |
|---|---|---|---|---|---|
| A | 300,000円 | 年18.0% | 10,000円 | 41か月 | 101,549円 |
| B | 200,000円 | 年15.0% | 8,000円 | 31か月 | 41,306円 |
| C | 100,000円 | 年20.0% | 5,000円 | 25か月 | 22,661円 |
残高に対して毎月の返済額を固定した場合の概算です。
合計は月23,000円、利息165,516円、最も長いもので41か月かかります。残高で重みを付けた平均金利は年17.33%です。
まとめた場合の利息
この60万円を年14.0%でまとめ、同じ月23,000円を払い続けたとします。
| そのまま3件 | 利息165,516円。最長41か月かかります。 |
|---|---|
| 年14.0%でまとめる | 利息119,635円。32か月で終わります。 |
| 差 | 45,881円。期間も9か月短くなります。 |
数字としては明確な改善です。ただし、この45,881円がどこから来ているのかを分けておく必要があります。
効果を金利と返し方に分ける
まとめることで変わるのは2つあります。金利と、返し方です。
まず金利は据え置いたまま、加重平均の年17.33%で一本にして月23,000円を払う場合を計算します。利息は158,438円、33か月。3件のままの165,516円と比べて7,078円の改善です。これが返し方だけの効果になります。
そこから金利を年14.0%へ下げると、利息は119,635円まで落ちます。差は38,803円。こちらが金利の効果です。
| 要因 | 減る額 | 割合 |
|---|---|---|
| 返し方を一本にする | 7,078円 | 15% |
| 金利が下がる | 38,803円 | 85% |
| 合計 | 45,881円 | 100% |
まとめること自体には、1割強の効果しかありません。判断の中心は金利のほうです。
回数を延ばすと逆転する
ここまでは月23,000円を維持した場合の話です。実際には、月々を軽くするために回数を延ばす形が提示されます。
| 回数 | 毎月 | 利息 | 3件のままと比べて |
|---|---|---|---|
| 36回 | 20,507円 | 138,237円 | 27,279円安い |
| 42回 | 18,152円 | 162,382円 | 3,134円安い |
| 48回 | 16,396円 | 187,003円 | 21,487円高い |
| 60回 | 13,961円 | 237,657円 | 72,141円高い |
60回にすれば月々は13,961円まで下がりますが、利息は72,141円増えます。金利が3.33ポイント下がっているのに、期間の延長がそれを打ち消しています。
逆転点は43回
計算すると、42回までなら得、43回からは損になります。
年17.33%を年14.0%へ下げるという改善が、7か月の期間延長で消えるということです。おまとめの提案を受けたとき、月々の額だけを見て判断すると、この境目を越えていることに気づきません。
確かめるのは総支払額です。契約書には元本と回数と総額が記載されるので、いまの3件の残額合計と比べてください。
期間と総額の関係は返済シミュレーションで条件を変えて追えます。
この例では3件としましたが、件数が増えるほど加重平均の計算が効いてきます。少額で金利の高い件がいくつあっても、残高の大きい件の金利が平均を決めます。まとめる価値があるかどうかは、件数ではなく残高の分布で決まります。
加重平均の出し方
提示された金利と比べる相手は、いまの加重平均です。単純平均ではありません。
残高に金利を掛けたものを合計し、残高の合計で割ります。この例では、30万×18+20万×15+10万×20を60万で割って17.33%。単純平均なら17.67%なので、わずかにずれます。
| 手順1 | 各件の残高×金利を出します。 |
|---|---|
| 手順2 | それを合計します。 |
| 手順3 | 残高の合計で割ります。 |
残高の大きい件の金利が、平均を強く引っ張ります。小さい件が年20.0%でも、全体への影響は限られるということです。
まとめると、それまでの契約は完済扱いになります。契約が終わった記録は完了から5年間残るため、まとめた直後に別の審査を受ける場合、複数の契約が同時期に終わった形として見えます。不利になるとは限りませんが、動きとしては目立ちます。記録の残り方は返済が遅れたときにも書いてあります。
まとめる前に試せること
まとめずに金利を下げられる場合があります。
すでに取引のある会社に増額を申し出ると、限度額が上がって金利の区分が下がることがあります。限度額と金利は連動しているためです。1社の枠が広がれば、そこへ他社の残高を移す形も取れます。
また、金利の高い件から順に繰上返済していく方法もあります。この例で月23,000円を維持したまま順番に潰していくと、利息は158,542円、33か月。まとめずに6,974円減ります。効果は小さいものの、審査を受ける必要がありません。
限度額と金利の関係は福岡のカードローンに置きました。
通る条件のほう
効果があると分かっても、審査に通らなければ実行できません。
おまとめの申込では、既存の残高すべてが見られます。年収の3分の1という枠を超えている状態でも、返済の負担が軽くなる形であれば例外として扱われる仕組みがありますが、要件は細かく定められています。
要件を満たすかどうかは会社が判断します。条件が改善しない内容では、この例外に当たらないため通りません。
枠の考え方は福岡の審査基準にまとめてあります。
まとめたあとに、空いた枠を再び使ってしまう例があります。3件が0になったカードをそのまま残しておくと、いつでも借りられる状態が続きます。まとめる目的が残高を減らすことであれば、契約自体を解約するところまでを一続きで考えてください。
福岡でまとめる場合
福岡で扱っている先は、大きく3つに分かれます。
| 銀行・信用金庫 | 金利が低く、回数を長く取れます。審査に日数がかかります。 |
|---|---|
| 消費者金融のおまとめ専用商品 | 例外の仕組みを前提とした商品です。用途が限られます。 |
| 既存の取引先での増額 | 新規の申込ではないため、手続きが軽く済みます。 |
回数を長く取れることは、月々を下げる意味では利点ですが、43回という境目を越えれば総額は増えます。提示された回数を必ず確かめてください。
借り方の選択肢をひととおり見るなら福岡でお金を借りるが入口になります。
よくある質問
おまとめの効果はどこから来ますか?
金利が下がらなくても意味がありますか?
回数を延ばしても得ですか?
加重平均はどう計算しますか?
まとめずにできることはありますか?
何を見て判断すればよいですか?
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