10万円を年18.0%で借りて30日で一括返済すると、利息は1,479円です。これを毎月4,000円ずつ返すと32回、2年7か月かかり、利息は26,279円になります。17.8倍です。少額の借入は一括で返せる可能性が高いのに、最低返済額のまま放っておくと長期の借入に変わってしまいます。
一括と分割で17.8倍違う
10万円を年18.0%で借りた前提で、返し方だけを変えます。
| 返し方 | 回数 | 利息合計 |
|---|---|---|
| 30日で一括返済 | 1回 | 1,479円 |
| 毎月10,000円ずつ | 11回 | 9,162円 |
| 毎月7,000円ずつ | 17回 | 13,392円 |
| 毎月5,000円ずつ | 24回 | 19,783円 |
| 毎月4,000円ずつ | 32回 | 26,279円 |
元利均等での試算です。手数料は考慮していません。
一括なら1,479円、月4,000円なら26,279円。差は24,800円です。借りた額の4分の1が利息に消えます。同じ10万円を借りているのに、返し方でここまで開きます。
最低返済額の正体
カードローンの毎月の最低返済額は、残高10万円なら4,000円前後という設定が一般的です。この額には根拠があります。
残高10万円に年18.0%なら、1か月の利息は1,500円。最低返済額4,000円のうち、元本に届くのは2,500円です。返済額の6割強しか元本を減らしていません。
| 毎月4,000円 | 利息1,500円、元本2,500円。元本比率62%。 |
|---|---|
| 毎月10,000円 | 利息1,500円、元本8,500円。元本比率85%。 |
最低額が意味するのは「払えば延滞にならない額」であって、「これが妥当な返済額だ」ということではありません。設定されているからそれでよい、と読むと2年7か月かかります。
少額ほど一括が現実的になる
ここが少額借入の特徴です。金額が小さいぶん、まとめて返せる可能性が高い。
100万円を一括で返すのは難しくても、10万円なら翌月の給与やボーナスで返せる場面はあります。返済期間が短ければ、利息は日数分しかかかりません。
| 10万円を30日 | 1,479円 |
|---|---|
| 10万円を60日 | 2,959円 |
| 10万円を90日 | 4,438円 |
3か月かけても4,438円です。最低返済額で32回かける26,279円と比べれば、はるかに軽い。少額であれば、無理のない範囲で短く区切るほうが有利になります。
回数と総額の関係は名古屋でお金を借りるに金額別で整理しました。
10万円を境に上限が変わる
利息制限法は元本の大きさに応じて、上限金利を三つの段に分けています。少額の借入は最も高い帯に入ります。
| 元本 | 上限金利 |
|---|---|
| 10万円未満 | 年20.0% |
| 10万円以上100万円未満 | 年18.0% |
| 100万円以上 | 年15.0% |
9万円と10万円では、適用される上限が2ポイント違います。金額を少し動かすだけで帯をまたぐ場面がある。
カードローンの場合、この段階を決めるのは実際に借りた額ではなく設定された限度額のほうです。限度額が10万円で設定されていれば、引き出したのが5万円でも年18.0%の帯で計算されることがあります。契約時の設定で決まる部分です。
手数料が利息を上回る範囲
少額では、利息以外の費用が効いてきます。
ATMを使うと、出金と返済で110円から220円ずつかかります。1万円を30日借りた場合、年20.0%の利息は164円ですが、手数料は往復で330円。利息の2倍です。
| 1万円を30日 | 利息164円、手数料330円。負担の67%が手数料です。 |
|---|---|
| 10万円を30日 | 利息1,479円、手数料330円。18%。 |
受け取りを振込に、返済を口座振替に変えれば、この費用はなくなります。切り替えの操作は会員サイトから数分で終わります。
無利息期間が最も効く場面
初回契約から一定期間の利息を取らない商品があります。30日間というのが一般的です。
少額・短期であれば、この期間内に完済できる可能性が高くなります。10万円を30日で返すなら、利息1,479円がゼロになる。残るのは手数料だけで、それも経路を選べば消せます。
| 30日以内に完済 | 利息ゼロ。振込と口座振替なら負担は0円です。 |
|---|---|
| 31日目以降に持ち越し | 通常金利が適用されます。 |
逆に、最低返済額で32回かける前提なら、無利息の30日分は誤差になります。返し方によって、見るべき条件が入れ替わります。
少額でも審査はある
金額が小さくても、手続きは同じです。本人確認書類の提出、信用情報の照会、在籍確認まで一通り行われます。
返済能力の調査は貸金業法第13条で業者の義務とされており、金額によって省略されることはありません。「審査なし」と掲げる相手は、この義務を守らないと自ら告げているのと同じです。
また、少額だからといって通りやすいわけでもありません。貸金業者からの借入は年収の3分の1が天井なので、そこに届いていれば1万円の申込でも枠は残っていません。
見分け方は正規の貸金業者に、枠の計算は総量規制の解説にまとめました。
借りる以外で足りないか
数万円であれば、借入以外で間に合う場合があります。
| 給与の前払い制度 | 勤務先が導入していれば利用できます。手数料の水準は要確認です。 |
|---|---|
| 非常時払い | 出産、疾病、災害などの事由なら、労働基準法第25条により手数料なしで請求できます。 |
| 公共料金の支払い猶予 | 事情を伝えれば支払期日の相談に応じる場合があります。 |
| 緊急小口資金 | 10万円以内・無利子。ただし要件があり、即日ではありません。 |
どれか一つでも当てはまれば、借りるより負担は軽く済みます。急ぎであっても、確認に数分かける価値はあります。
繰り返し借りている場合
少額の借入で見落とされやすいのが、回数です。1回ごとの金額が小さいため、積み上がっていることに気づきにくい。
3万円を月に1回、1年続けたとします。毎回30日で完済していれば利息は1回444円、年間で5,326円。ATMを使えば手数料330円が12回分、3,960円が加わり、合計9,286円になります。借りた総額は36万円ですが、手元にあったのは常に3万円です。
| 年12回・利息のみ | 5,326円 |
|---|---|
| ATM手数料を含む | 9,286円 |
| 枠を持って必要時のみ引き出す | 回数を減らせば、その分だけ手数料が消えます。 |
毎月のように借りている状態であれば、それは一時的な不足ではなく毎月の収支が足りていないということです。借入を繰り返して埋めると、手数料のぶんだけずれが広がります。
すでに複数の返済がある場合の整理はおまとめの解説に、公的な制度は名古屋でお金を借りるの相談窓口にまとめました。
名古屋で少額を借りる場合
オンライン完結の商品であれば、名古屋市16区どこからでも条件は同じです。金額が小さくても手続きは変わりません。
市内はコンビニATMの密度が高く、駅前であれば深夜でも数分歩けば見つかります。使いやすさは少額の借入と噛み合いますが、同時に手数料が最も乗りやすい経路でもある。1回110円から220円が、1万円の借入では負担の3分の2を占めます。
振込と口座振替に切り替えれば、この部分は消えます。どうしてもATMでなければならない場面と、そうでない場面を切り分けてください。
当日中に必要な場合の動き方は即日融資の解説に工程ごとの時間を出しました。
よくある質問
一括と分割でどれくらい違いますか?
最低返済額のままだとどうなりますか?
少額なら上限金利も低いのですか?
ATM手数料はどれくらい効きますか?
1万円でも審査を受けるのですか?
名古屋で少額を借りるとき気をつけることは?
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