冬支度の費用は、毎年ほぼ同じ額が同じ月に出ていきます。冬タイヤを4本替えれば工賃込みで8万円前後、灯油代は冬季の4か月で3万円ほど上乗せされます。合わせて11万円を11月に用意できなければ借りることになり、年18.0%で90日抱えれば利息は4,882円です。ところがこの11万円は、3月から10月までの8か月に分ければ月13,750円。金額が同じでも、いつから積むかで利息を払うかどうかが変わります。
冬支度は日付の分かっている支出です
突然の出費に見えて、実際には毎年同じ月に来ます。予定できる支出は、借りずに済ませられる支出でもあります。
| 項目 | 時期 | 目安 |
|---|---|---|
| 冬タイヤ4本と交換工賃 | 11月ごろ | 80,000円前後 |
| 灯油代の上乗せ | 12月から3月 | 30,000円前後 |
| 合計 | — | 110,000円前後 |
車種、住まいの断熱、暖房の使い方により金額は大きく異なります。説明のための目安です。
ここに除雪の道具や作業の費用が加わる年もあります。ただし上の二つは、ほぼ毎年発生します。
毎年11月に足りなくなっているなら、それは急な出費ではありません。時期の決まった固定費です。
11万円を借りると4,882円です
借りた場合の費用を出しておきます。
| 抱える期間 | 年18.0%の利息 |
|---|---|
| 30日 | 1,627円 |
| 90日 | 4,882円 |
| 180日 | 9,764円 |
110,000円を年18.0%・日割りで計算した概算です。何%が適用されるかは、各社の商品と審査によって決まります。
90日で返せば4,882円です。ただし返す時期が冬の最中なら、そこにも灯油代がかかっています。
春まで持ち越せば180日で9,764円になります。冬に借りて冬のあいだに返すのは、家計の底が抜けている時期に返すということです。返済が間に合わなくなった場合の動き方は返済が遅れた場合に置きました。
8か月に分ければ月13,750円
同じ11万円を、前もって積む形にしてみます。
3月から10月までの8か月で割れば、月13,750円です。11月に一度に出す代わりに、8回に分けて出しておく形になります。
| やり方 | 月の負担 | 利息 |
|---|---|---|
| 11月に借りて90日で返す | 返済月に約37,000円ずつ | 4,882円 |
| 3月から8か月積む | 13,750円 | 0円 |
110,000円を前提とした比較です。積立に充てられる額は家計の状況によります。
月の負担は3分の1近くまで下がり、利息も消えます。収入がまとまって入る働き方なら、入った月にまとめて取り分けておくこともできます。
問題は、その口座に手をつけないことです。生活費と分けておくだけで、実行できるかどうかが変わります。
それでも足りない年の借り方
積む余裕がなかった年は、借りることになります。そのときの額の決め方です。
数えるのは請求される額ではなく、埋まらない差額のほうです。タイヤ代8万円のうち3万円が手元にあるなら、借りるのは5万円です。
切り上げて10万円借りれば、余分な5万円にも同じ利息がかかります。90日なら2,219円が余計です。
額の数え方は新潟でお金を借りるにまとめました。
町内で集める除雪の負担金
数え漏らしやすい項目がもうひとつあります。
地域によっては、生活道路の除雪を共同で業者に頼み、費用を世帯ごとに分けて集めます。町内会費とは別に集められることも、会費に含めて冬だけ増額されることもあります。
金額も集め方も地域ごとに違うので、一律には言えません。ただし降雪の多い年に追加で集められる形をとっている地域もあり、その場合は額が前もって読めません。
自分の地域がどうなっているかは、町内会の役員か近所の世帯に聞けば分かります。冬支度の予算を組むなら、この分も入れておいてください。
申込のときに書く年収は、こうした支出とは関係なく総支給額で書きます。そこから枠がどう立つのかは総量規制の解説で扱いました。
手数料のほうが大きくなります
数万円の帯では、金利より手数料が効きます。
| 振込で受け取る | 出金の手数料がかかりません。 |
|---|---|
| 口座振替で返す | 返済のたびの手数料もかかりません。 |
| 提携ATMを使う | 1回110円から220円。3回使えば最大660円です。 |
雪の時期には、もうひとつ理由が加わります。ATMまで出向くには、除雪の済んだ道を通る必要があります。荒れた日には往復そのものが難しくなります。
振込と口座振替にしておけば、天候に関係なく手続きが終わります。
タイヤは1年で使い切りません
8万円という額の見方についてです。
冬タイヤは何シーズンか使います。仮に4シーズン使えるなら、1年あたりは2万円です。灯油の3万円と合わせて年5万円と考えれば、月あたり4,200円ほどになります。
買った年に8万円が出ていくことは変わりません。ただし毎年8万円が要るわけでもありません。
買う年と買わない年を分けて考えれば、積む額も変わります。次に買う年が分かっているなら、その年に向けて積む形にできます。
新潟で少額が要る場面
数万円という額は、生活のなかで特定の場面に集中します。
| 冬支度 | 11月ごろ。タイヤと灯油です。 |
|---|---|
| 雪による車の傷み | 融雪剤や積雪の影響で修理が出ます。 |
| 年度替わりの出費 | 4月前後は転居や進学が重なります。 |
| 冠婚葬祭 | 予定できないぶん、手元の余裕がないと効きます。 |
上の三つは時期が読めます。読めるものは積んで備え、読めないものだけを借入で埋めるのが順序です。
公共料金の期日は相談に応じる仕組みがあり、応じてもらえれば利息はかかりません。電話1本で済むので、まずそこから当たってください。
それぞれの手段がいくらで何日かかるかは借入先の違いを比較に並べました。審査で見られる項目は審査基準に置いてあります。
よくある質問
冬支度にいくらかかりますか?
11万円を借りるといくらかかりますか?
借りずに済ませる方法はありますか?
いくら借りればよいですか?
町内で除雪の負担金を集めることがありますか?
手数料を抑える方法はありますか?
新潟市の地図
社会福祉協議会は市内8区のすべてに置かれています。担当になるのは住民登録のある区で、農地を持っているかどうかは関係ありません。