介護の支出は、一度きりではなく毎月続きます。カードローンは枠の中で繰り返し使える形なので、この性質とは相性がよく見えます。ところが毎月の最低返済額が小さく設定されているため、そのまま払い続けると残高が下がりません。50万円を年18.0%で抱え、毎月1万円ずつ返すと完済まで94回、利息は431,089円です。毎月2万円にすれば32回で利息131,465円。返す額を倍にするだけで、299,624円が消えます。
繰り返す支出と枠は相性がよく見えます
枠の中で何度でも使える形は、続く支出を受け止めるのに向いて見えます。問題は、受け止めたものが減らないことです。
| カードローン | 限度額の範囲で繰り返し借りられます。都度の手続きは要りません。 |
|---|---|
| 証書貸付 | 一度きりの借入です。返せば終わります。 |
| 介護の支出 | 毎月続きます。額は月によって変わります。 |
続く支出を枠で受け止めると、毎月少しずつ残高が増えます。返している額より使う額が多ければ、残高は右肩上がりです。
しかも枠の中にいる限り、契約としては何も問題が起きません。気づいたときには限度額に張り付いています。
返す額を倍にすると利息が3分の1になります
50万円を年18.0%で抱えた場合に、毎月いくら返すかで何が変わるかを出します。
| 毎月の返済 | 回数 | 利息の合計 |
|---|---|---|
| 10,000円 | 94回 | 431,089円 |
| 15,000円 | 47回 | 198,388円 |
| 20,000円 | 32回 | 131,465円 |
50万円を年18.0%・元利定額で返済した場合の概算です。実際の返済額と方式は各社の定めによります。
1万円と2万円の差は299,624円です。月に1万円多く入れるだけで、これだけ動きます。
94回は7年10か月です。介護が続く期間と重なります。終わらせる算段を持たずに始めると、この長さになります。
最低額は返済のためではなく維持のための額です
毎月の最低返済額は、残高に対して小さく設定されています。
残高50万円で最低額が1万円なら、そのうち利息は7,500円です。元金に充てられるのは2,500円しかありません。
| 入れる額 | うち利息 | うち元金 |
|---|---|---|
| 10,000円 | 7,500円 | 2,500円 |
| 15,000円 | 7,500円 | 7,500円 |
| 20,000円 | 7,500円 | 12,500円 |
残高50万円、年18.0%の初回時点での内訳です。利息は残高が減るにつれて下がります。
入れた額から利息を引いた残りだけが元金に当たります。だから最低額での返済は、残高をほとんど動かしません。
倍にすれば元金へ回る分は5倍になります。この非対称が、返済額を上げる効果の正体です。
残高が下がらない仕組み
介護をしていると、毎月の支出を完全には読めません。
先月より医療費がかさんだ、施設の費用が変わった、急な買い物が要った。そのたびに枠から引き出すと、返した分がそのまま戻ります。
2,500円ずつ減らして、月に1万円ずつ増やす。この形が続くと残高は増え続けます。
止めるには、使う側と返す側のどちらかを変えるしかありません。使う側を減らせないなら、返す側を上げることになります。
途上与信という工程があります
契約したあとも、貸す側は状況を見ています。
貸金業法第13条の3は、一定の期間ごとに信用情報を確認することを業者に義務づけています。途上与信と呼ばれる工程です。
| 確認する内容 | 他社を含む借入の状況です。 |
|---|---|
| 結果として | 限度額が引き下げられることや、新たな借入が止まることがあります。 |
| 通知 | 変更があれば連絡があります。 |
つまり枠は、いつでも同じ額が使えると約束されたものではありません。当てにして計画を組むと、止まったときに立ちゆかなくなります。
公的な制度は、一度決定されれば途中で止まりません。制度の側の並びは岡山の公的融資に置きました。
終わりの日を決めてから使う
枠を使うなら、いつまでに返し終えるかを先に決めてください。
介護には区切りが見えにくい面がありますが、支出の性質には区切りがあります。入院中の費用、住宅を改修する費用、施設に入るときの一時金。それぞれ終わりがあります。
終わりのある支出を、終わりのない形で借りると、区切りが消えます。証書貸付のように回数が決まっている形のほうが、この場合は向いています。
手段ごとの性質は借入先の違いを比較に、戻る制度までを埋める使い方は岡山の消費者金融にまとめました。
率を決めているのは限度額です
利息制限法が定める上限は元本の大きさで三段に分かれ、10万円未満で年20.0%、10万円以上100万円未満で年18.0%、100万円以上で年15.0%となります。
カードローンでは、この段が限度額に当てはめられます。限度額が100万円に届けば年15.0%の段に入りますが、そこまで借りる必要があるかは別の問題です。
広告に出ている幅の下限は、数十万円の契約では適用されません。比べるなら上限側を並べてください。
枠そのものの天井は年収で決まります。その数え上げ方は総量規制の解説で扱いました。
岡山で契約する場合
金利も審査の基準も全国共通で、市内4区による違いはありません。
地域に基盤を置く金融機関には、営業区域内に居住または勤務していることを条件にした商品があります。市内に住んでいれば条件を満たします。
親が別の市町村に住んでいても、契約するのは自分です。自分の住所と勤務先で判断されます。
介護の費用に使途を限った目的別ローンなら金利は下がります。条件は岡山の銀行カードローンにまとめました。
よくある質問
続く支出にカードローンは向いていますか?
毎月の返済額を上げるとどうなりますか?
最低額だけ返していてはだめですか?
枠はいつでも使えますか?
使うときに気をつけることは?
金利はどう決まりますか?
岡山市の地図
社会福祉協議会は市内4区のすべてに置かれています。担当になるのは住民登録のある区で、介護保険の窓口は介護を受ける本人の住所地です。