審査で使われるのは本人の年収だけで、世帯の年収ではありません。夫婦それぞれが450万円を得ていて世帯では900万円あっても、申し込んだ本人の枠は450万円の3分の1で150万円です。もう一方の450万円は計算に入りません。家計を一つにしている感覚とはずれるところですが、契約するのは個人だからです。一方で、扶養している人数は申告します。同じ年収450万円でも、住居費を引いた残り190,122円を何人で分けるかが違えば、返済に回せる余力も違うためです。
見られるのは本人の年収だけです
貸金業者からの借入は本人の年収の3分の1までで、配偶者の収入はこの計算に入りません。契約するのが個人だからです。
住宅ローンを夫婦の収入合算で組んでいる場合、感覚がずれます。あちらでは二人分で見てもらえたのに、こちらでは片方だけになるためです。
仕組みが違います。住宅ローンは連帯債務や連帯保証という形で二人を契約に入れますが、カードローンは本人一人の契約です。
だから申込書にも、配偶者の年収を書く欄は通常ありません。書く欄がないのは、使わないからです。
世帯900万円でも枠は150万円
数字で並べます。
| 状況 | 計算の基礎 | 枠の上限 |
|---|---|---|
| 本人450万円・配偶者450万円 | 450万円 | 150万円 |
| 本人450万円・配偶者なし | 450万円 | 150万円 |
| 本人900万円 | 900万円 | 300万円 |
年収の3分の1という法律上の天井をそのまま当てはめた数字です。各社が実際に出す限度額は、この天井よりかなり手前に置かれます。
上の二つが同じ数字になります。世帯としての収入は倍でも、枠は変わりません。
いちばん下と比べると、同じ900万円でも扱いが違うことが分かります。一人で稼いでいるか、二人で分けているかで結果が変わるということです。
枠の数え方と例外は総量規制の解説にまとめました。
扶養人数の欄が意味するもの
年収が同じでも、支えている人数が違えば余力が違います。
申込書には扶養している家族の人数を書く欄があります。年収の額とあわせて、生活に必要な額を見積もるための項目です。
| 単身 | 年収から住居費と生活費を引いた残りが、そのまま余力になります。 |
|---|---|
| 扶養する家族がいる | 同じ残りを人数で分けることになります。 |
| 共働きで配偶者に収入がある | 配偶者は扶養に入りません。世帯としては余裕がありますが、審査には反映されません。 |
三つ目に矛盾があります。配偶者の収入は枠の計算に入らないのに、扶養人数からは外れる。片方だけが有利に働かない形です。
それでも、事実を書いてください。扶養の人数は源泉徴収票にも記載があり、書類と突き合わせれば分かります。
住居費を引いた残りで見られます
返済に回せる額を、実際の数字で出してみます。
| 項目 | 月額 |
|---|---|
| 手取りの収入 | 290,000円 |
| 住宅ローンの返済 | 77,878円 |
| 管理費と修繕積立金 | 22,000円 |
| 残り | 190,122円 |
年収450万円の場合の手取りと、3,000万円を年0.5%・35年で借りた場合の返済額をもとにした例です。金額は物件と契約により異なります。
この190,122円から食費、光熱費、教育費、通信費が出ていきます。残ったものが返済に回せる額です。
扶養が3人いれば、190,122円を4人で使うことになります。単身と同じ枠が出るとしても、返せるかどうかは別の話です。
申込書の書き方そのものは千葉での借入手続きにまとめました。
配偶者の収入を使う方法
まったく使えないわけではありません。
夫婦の年収を合わせて、その3分の1までを上限とする仕組みがあります。総量規制の例外として設けられているものです。
本人450万円と配偶者450万円なら、合計900万円の3分の1で300万円が計算上の上限になります。世帯の実態に近い数字です。
ただし配偶者の同意書と、婚姻関係を示す書面、配偶者の収入を示す書類が要ります。取り扱っている会社も限られます。中身は配偶者貸付にまとめました。
他社の件数も見られます
残高の合計だけでなく、何社と契約しているかも材料になります。
合計50万円を1社から借りている場合と、5社から10万円ずつ借りている場合。総量規制の計算では同じですが、見え方は違います。
件数が多いほど、必要になるたびに新しい契約を増やしてきたと読まれます。1社で足りていれば、そもそも増やす理由がなかったということです。
すでに件数が多いなら、まとめるという選択もあります。ただし期間の置き方で総額が変わるので、そこは別に考えてください。
通らなかったときに直せるもの
結果が出たあとに手を打てる項目と、そうでない項目があります。
| 直せるもの | 他社の残高、契約の件数、申告の正確さ。 |
|---|---|
| 時間が要るもの | 勤続年数、延滞の記録、申込の件数。 |
| 直せないもの | 本人の年収そのもの。すぐには動きません。 |
いちばん上から手をつけてください。他社を1社完済すれば、残高も件数も同時に減ります。
真ん中は待つしかありません。申し込んだ記録は6か月、延滞の記録は5年です。その期間が過ぎるのを待つ形になりますが、待っているあいだに残高を減らしておけば、次の結果は変わります。
住宅ローンの記録も見られます
枠の計算からは外れていても、記録としては見えています。
指定信用情報機関には、住宅ローンの契約内容と返済の状況が登録されています。何年前から、いくらの残高で、遅れがあったかどうかまで残ります。
| 遅れがない | 長く滞りなく返している実績として読まれます。 |
|---|---|
| 遅れがある | 額が大きいぶん、判断への影響も小さくありません。 |
上のほうは、こちらに有利に働きます。数千万円の借入を何年も滞りなく返してきたという事実は、他に示せるものがない人にとっては強い材料です。
組んだばかりで実績が短い場合は、まだそこまでの重みを持ちません。年数が積み上がるほど、示せるものになっていきます。
千葉で申し込む場合
審査の考え方は全国共通で、市内6区による違いはありません。
県内で効いてくるのは、住宅ローンの返済が家計に占める割合です。同じ年収でも、住居費が10万円の世帯と6万円の世帯では、残る額が4万円違います。
この差は申込書の住居費の欄に表れます。持ち家でローンが残っているなら、その額をそのまま書くことになります。
枠と返済負担率の関係は千葉でお金を借りるに、見られる項目の全体像は審査基準に置きました。
よくある質問
世帯の年収で見てもらえますか?
住宅ローンは合算で組めたのになぜですか?
扶養人数はなぜ聞かれるのですか?
返せるかどうかはどう見るのですか?
配偶者の収入を使う方法はありますか?
通らなかったら何を直しますか?
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