住宅ローンを払いながら、カードローンや車の分割が積み上がった状態には専用の手続きがあります。個人再生に用意された住宅資金特別条項です。住宅ローンだけは従来どおり払い続け、ほかの借入を裁判所の手続きで減らす形なので、家に住み続けられます。ただし住宅ローンを払える見込みが要り、競売が進むと使えなくなります。
このページの内容
住宅資金特別条項
個人再生には、家を残す条項があります。
| 仕組み | 住宅ローンだけは、従来どおり払います。 |
|---|---|
| 対象 | ほかの借入を、裁判所の手続きで減らします。 |
| 結果 | 家に住み続けられます。 |
| 前提 | 住宅ローンを払える見込みが要ります。 |
家を残しながら、ほかを整理する唯一の形です。
何が減って何が残るか
線が引かれます。
| 減る | カードローン、分割、消費者金融の借入です。 |
|---|---|
| 残る | 住宅ローンは、そのまま残ります。 |
| 税 | 税と保険料は、減りません。 |
| 割合 | 減る幅は、総額に応じて決まります。 |
税は対象外なので、別に猶予を相談します。猶予の窓口は甲府の公的融資にあります。
使える要件
条件が付きます。
| 抵当権 | 住宅ローンのための抵当権であることです。 |
|---|---|
| 居住 | 本人が住んでいる家であることです。 |
| 見込み | 住宅ローンを払い続けられることです。 |
| 他の担保 | 後順位の担保があると、難しくなります。 |
家を担保に別の借入をしていると、要件が崩れます。担保を迫る勧誘は甲府の合法的な貸金業者で扱います。
61万円を三十六回で返す
減らした後の例です。
| 前提 | 61万円を年12%で借り、36回に分けて返すとします。 |
|---|---|
| 毎月 | 20,261円ずつの返済になります。 |
| 総額 | 払う合計は729,396円です。 |
| 利息 | そのうち119,396円が利息にあたります。 |
条件を変えた試算は借金の金利計算で出せます。
給与所得者等再生という形
別の区分があります。
| 対象 | 給与など、収入が安定している人です。 |
|---|---|
| 違い | 債権者の同意が要らない形です。 |
| 基準 | 可処分所得から、返す額が決まります。 |
| 比較 | 減る幅は、小さくなることがあります。 |
どちらの区分が有利かは、収入と総額で変わります。
使えなくなる時期
期限があります。
| 競売 | 手続きが進むと、使えなくなります。 |
|---|---|
| 代位弁済 | 後でも使えますが、条件が厳しくなります。 |
| 目安 | 通知が届いた段階で、相談を始めます。 |
| 判断 | 早いほど、選べる形が多く残ります。 |
督促の段階で相談すれば、まだ幅があります。
ほかの手続きと比べる
三つを並べます。
| 任意整理 | 利息を止めて、元本を分割します。 |
|---|---|
| 個人再生 | 元本そのものを減らします。 |
| 破産 | 支払いを免れますが、家は失います。 |
| 記録 | どれも、信用情報に一定の期間残ります。 |
家を残せる形は、この特別条項に限られます。
費用と窓口
費用がかかります。
| 弁護士 | 手続きには、弁護士の費用がかかります。 |
|---|---|
| 裁判所 | 申立ての費用と、予納の金が要ります。 |
| 法テラス | 費用を立て替える制度があります。 |
| 分割 | 立て替えた分は、分割で返します。 |
持ち込む窓口は甲府のローンサービスに並べています。
進める段取り
順に進めます。
| 一 | 住宅ローンを払える見込みを出します。 |
|---|---|
| 二 | ほかの借入の総額を、一枚に書きます。 |
| 三 | 法テラスか弁護士会に相談します。 |
| 四 | 競売が進む前に、申立てを進めます。 |
残すか手放すかの判断は甲府の借入先の選び方で扱います。
よくある質問
家を残して借金を減らせますか?
個人再生のなかにある住宅資金特別条項です。住宅ローンの返済は続けたまま、ほかの借入を減らします。
何が減りますか?
カードローン、分割、消費者金融の借入です。住宅ローンと税と保険料は減りません。
使える要件は何ですか?
住宅ローンのための抵当権であること、本人が住んでいること、払い続けられる見込みがあることです。
家を担保に別の借入があると使えませんか?
後順位の担保があると難しくなります。要件そのものが崩れる場合があります。
61万円を36回で返すといくらですか?
年12%なら毎月20,261円、総額729,396円です。うち119,396円が利息になります。
いつまで使えますか?
競売の手続きが進むと使えなくなります。督促の段階で相談を始めてください。
破産とはどう違いますか?
破産は支払いを免れますが、家は失います。家を残せるのは、この特別条項だけです。
費用がありません。
法テラスが費用を立て替える制度を使えます。立て替えた分は、分割で返します。
本ページの手続きと試算は一般的な説明であり、個々の事情によって結論が異なります。実際の可否は専門の窓口で確かめてください。
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甲府市は中核市で区がありません。住宅ローンの条件変更は借入先の金融機関、固定資産税の徴収猶予は市の納税の窓口、借入の整理は山梨県弁護士会と法テラスが受け付けます。