銀行カードローンは消費者金融より金利が低い代わりに、当日中の融資ができません。この交換条件が割に合うかどうかは、借入額と返済期間で決まります。10万円を6回で返すなら金利差は1,044円。100万円を36回なら62,331円。同じ「3.5%の差」でも、実額では60倍の開きが出ます。
銀行が当日融資をできない理由
2018年1月以降、銀行はカードローンの審査時に警察庁のデータベースへ照会することが義務づけられました。反社会的勢力に該当しないかの確認です。この照会には最低1営業日かかります。
したがって、どの銀行を選んでも申込当日の振込はできません。混雑や努力の問題ではなく、手続きの構造上そうなっています。サイトに「最短即日」と書かれている場合、それは審査結果の連絡までを指しています。当日中に現金が必要なら即日融資の側を見てください。
金利差は実額でいくらになるのか
銀行カードローンの上限を年14.5%、消費者金融を年18.0%と置いて、実際の利息額を並べました。元利均等返済での試算です。
| 借入額 | 回数 | 銀行 14.5% | 消費者金融 18.0% | 差額 |
|---|---|---|---|---|
| 10万円 | 6回 | 4,271円 | 5,315円 | 1,044円 |
| 10万円 | 12回 | 8,027円 | 10,016円 | 1,989円 |
| 30万円 | 12回 | 24,081円 | 30,048円 | 5,967円 |
| 30万円 | 36回 | 71,747円 | 90,446円 | 18,699円 |
| 50万円 | 24回 | 78,993円 | 99,089円 | 20,096円 |
| 100万円 | 12回 | 80,271円 | 100,160円 | 19,889円 |
| 100万円 | 36回 | 239,155円 | 301,486円 | 62,331円 |
上限金利での試算です。実際に適用される金利は審査結果により異なります。
同じ3.5%の金利差でも、実額は1,044円から62,331円まで60倍に開きます。比率は変わらないのに、金額だけが大きく動く。借入額と期間の両方が効いているためです。
待つ価値があるのはどこからか
上の表を、判断の材料として読み直してみます。銀行を選ぶということは、1営業日以上待つことと引き換えに差額を受け取るということです。
10万円を半年で返す場合、待つことで手に入るのは1,044円。昼食2回分ほどです。この額のために今日の入金をあきらめる意味は、あまりありません。
一方、100万円を3年かけて返すなら差額は62,331円になります。これは待つ価値が明確にある水準です。数日の遅れで6万円が変わるなら、急ぐ理由がよほど強くない限り銀行を選ぶべきでしょう。
分岐点はおおよそ、借入額30万円・返済12回のあたりに来ます。ここで差額が約6,000円。これより小さく短いなら消費者金融のスピードを、大きく長いなら銀行の金利を取る——ざっくりした目安としてはそう考えられます。ご自身の条件での試算は返済シミュレーションでできます。
審査しているのは銀行だけではない
あまり知られていないことがあります。銀行カードローンの審査には、保証会社が関与しています。
銀行は無担保・無保証人で貸すため、返済されなかった場合に備えて保証会社と契約しています。利用者が返済できなくなると、保証会社が銀行へ代位弁済し、その後は保証会社が債権者になります。そしてこの保証会社は、消費者金融やクレジット会社であることがほとんどです。
つまり銀行に申し込んでも、実質的な審査は消費者金融系の会社が行っている場合があります。「銀行だから審査基準が違う」という理解は、必ずしも正確ではありません。実際、銀行のほうが慎重に判断される傾向はありますが、それは金利が低いぶんリスクを取りにくいという事情によるものです。
代位弁済が起きた場合の扱いは返済が遅れたらで説明しています。
総量規制の対象外、ただし上限はある
銀行は銀行法にもとづくため、貸金業法上の総量規制は適用されません。年収の3分の1という枠は、法律上はかかりません。
ただし2017年以降、全国銀行協会の申し合わせにより各行が自主的な上限を設けています。年収の3分の1、あるいは2分の1を目安とする例が多く、実務上は無制限ではありません。
| 年収400万円 | 3分の1基準なら約133万円、2分の1基準なら約200万円 |
|---|---|
| 年収600万円 | 3分の1基準なら約200万円、2分の1基準なら約300万円 |
| 年収800万円 | 3分の1基準なら約266万円、2分の1基準なら約400万円 |
基準は銀行ごとに異なり、公表されていないこともあります。東京は給与水準が全国平均より高い傾向があるため、同じ基準でも算出される上限は相対的に大きくなります。ただしこれは「借りられる額」であって「借りるべき額」ではありません。
金利差が最も効くのは借り換えのとき
ここまで見てきた金利差は、新規に借りる場面より、すでにある借入を移し替える場面で威力を発揮します。
理由は単純で、借り換えの対象になるのはたいてい残高が大きく、返済期間も長く残っているからです。差額が最も開く条件がそろっています。すでに消費者金融で50万円を借りていて、残り24回で返す予定だとします。これを年14.5%へ移せば、利息は99,089円から78,993円になり、20,096円が減ります。
しかも借り換えでは、急ぐ理由がありません。すでに借りているのですから、1営業日待つことに何の不都合もない。銀行カードローンの唯一の弱点である「当日融資できない」が、この用途では消えます。
| 新規で借りる場合 | スピードと金利のどちらを取るかを選ぶ必要があります |
|---|---|
| 借り換える場合 | スピードは不要なので、金利だけで選べます |
ただし条件があります。移した後に元の枠を使い直さないこと。借り換えで空いた枠をまた使えば、残高は増えて元より重くなります。複数の借入をまとめる場合の考え方はおまとめローン・借り換えに整理しました。
なお、借り換えを目的とした借入は総量規制の例外として扱われる場合があります。銀行はもともと対象外ですが、貸金業者で借り換える場合はこの点が効いてきます。
東京で申し込む場合の実務
手続きそのものは全国共通です。オンラインで完結する銀行が大半で、東京にいることによる有利不利はありません。
実務上の違いが出るのは口座の有無です。その銀行に口座を持っていない場合、開設から始める必要があり、そのぶん日数が延びます。すでに給与振込口座として使っている銀行があるなら、そこから検討するのが最も早くなります。
もうひとつ、返済日の設定は確認しておいてください。給料日の直後に引き落とされる設定にしておくと、残高不足による延滞を避けやすくなります。東京では家賃の引き落としが月初に集中するため、返済日を月初に重ねると口座残高が薄くなりがちです。
借入先全体の比較は借入先の違いを比較に、銀行は条件で勝り、速さで負けます。速さから選ぶ場合の手段は東京でお金を借りるから辿ってください。
よくある質問
東京の銀行カードローンで即日融資は受けられますか?
銀行と消費者金融で金利差はどれくらいの金額になりますか?
どのくらいの金額から銀行を選ぶべきですか?
銀行カードローンの審査は誰が行っているのですか?
銀行なら総量規制がないので多く借りられますか?
口座を持っていない銀行でも申し込めますか?
東京23区の地図
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