親と同居し、収入のないまま世話を担う家族は、自分の名前では貸金業者から借りられません。世帯に年金が入っていても同じで、枠は申し込む本人の年収で決まるからです。親の年金を自分の収入として申告することもできません。さらに、親の判断能力が落ちた後は、親の名義で新しく借りることもできなくなります。誰の名前で何を借りるのかを、先に整理しておく必要があります。
枠は本人の年収で決まる
世帯に収入があっても、借りられる額は申し込む本人の年収で決まります。
| 総量規制 | 貸金業者からの借入は、本人の年収の3分の1までです。 |
|---|---|
| 収入がない場合 | 年収が0なら枠も0で、自分の名前では作れません。 |
| 同居 | 同じ世帯で暮らしていても、契約は一人ずつです。 |
| 銀行 | 銀行のカードローンも、本人に安定した収入があることを条件にしています。 |
家計としては一つでも、貸す側から見れば別の人です。収入のある側が借りて、家計の中で使うほうが筋が通ります。上限の計算は借金の限度額にまとめています。
親の年金は自分の収入ではない
同居していても、親の年金は親の収入です。
| 申告 | 自分の年収として申告することはできません。 |
|---|---|
| 通帳 | 親の年金が自分の口座に入っていても、収入にはなりません。 |
| 生活費 | 親の年金で生活していても、それは援助であって収入ではありません。 |
| 虚偽の申告 | 事実と違う申告をすれば、それだけで落ちます。 |
世帯の収入を自分の年収として書いてしまう例がよくあります。書類と照らせば分かることなので、正確に申告してください。
親の名義で借りられなくなるとき
判断能力が落ちた後は、親の名前で新しく契約できません。
| 意思能力 | 契約の意味を理解できない状態で結んだ契約は、無効とされることがあります。 |
|---|---|
| 代筆 | 家族が代わりに署名しても、本人の契約にはなりません。 |
| 業者の確認 | 本人の意思を電話や面談で確かめる手順があります。 |
| 口座 | 判断能力が落ちたことが金融機関に分かると、預金の引き出しも制限されます。 |
親の年金があるから大丈夫、という前提は崩れることがあります。元気なうちに、お金の管理の方法を話しておいてください。
配偶者貸付という例外
夫婦の年収を合算して計算できる仕組みがあります。
| 仕組み | 夫婦の年収を合算し、その3分の1までを上限として貸す例外です。 |
|---|---|
| 必要なもの | 配偶者の同意と、婚姻を示す書類が要ります。 |
| 扱う会社 | すべての会社が用意しているわけではありません。 |
| 親子 | 親子には使えません。夫婦に限られた仕組みです。 |
親と同居している子には使えない仕組みです。詳しい条件は配偶者貸付に並べています。
世帯で借りるときの名義
どの名義で借りるかを、先に決めておきます。
| 返す義務 | 契約した本人が負います。使ったのが誰かは関係しません。 |
|---|---|
| 収入のある側 | 枠が大きく取れ、条件も良くなります。 |
| 連帯保証 | 保証人になると、その借入の責任を負います。 |
| 記録 | 借りた人の信用情報に残ります。 |
頼まれて自分の名前で借り、実際には別の家族が使うという形は避けてください。関係が変わったとき、手元には債務だけが残ります。
立て替えた費用の記録
親の費用を子が立て替えるなら、記録を残します。
| 領収書 | 何にいくら使ったかが分かる形で残します。 |
|---|---|
| メモ | 日付と金額と用途を、簡単でよいので書いておきます。 |
| 精算 | 親の資産から精算する場合、記録がなければ認められにくくなります。 |
| きょうだい | ほかの家族との間で、後から問題になることがあります。 |
身内のことだからと記録を残さないでいると、相続のときに説明できません。面倒でも、その都度書いておいてください。
働けない事情がある場合
介護のために働けないなら、そこにも制度があります。
| 介護休業 | 雇用されている人が休む場合、雇用保険から給付を受けられる仕組みがあります。 |
|---|---|
| 介護休暇 | 短い期間の休みを取れる仕組みもあります。 |
| 両立の支援 | 働きながら介護を続けるための相談の窓口があります。 |
| 離職の前に | 辞めると収入も借入の枠もなくなります。辞める前に相談してください。 |
介護のために仕事を辞めると、その後に戻るのは簡単ではありません。辞める前に使える制度を確かめてください。相談先は秋田のローンサービスにまとめています。
世帯で使える制度
収入が少ない世帯ほど、制度で賄える範囲が広がります。
| 医療と介護 | それぞれにひと月の上限があり、合算する仕組みもあります。 |
|---|---|
| 保険料 | 所得に応じて軽くする仕組みがあります。 |
| 生活福祉資金 | 低所得の世帯向けの貸付を、社会福祉協議会が扱っています。 |
| 判定 | 世帯の所得で判定するものが多くあります。 |
本人に収入がなくても、世帯として使える制度はあります。借りる前に市の窓口で確かめてください。制度は秋田の公的融資にまとめています。
収入を作る道
自分の名前で借りるには、まず収入が要ります。
| 短時間から | 週に数時間でも、書類で示せる収入になります。 |
|---|---|
| 書類 | 給与明細を数か月分ためると、見込みの年収を示せます。 |
| 介護との両立 | 時間の融通が利く働き方を、相談の窓口で探せます。 |
| 記録 | 小さな収入でも、続いていることが審査の材料になります。 |
額よりも、続いていることが見られます。まず働き始めることが、借りられる状態への最短の道です。審査での見られ方は秋田の審査にまとめています。
よくある質問
収入がないと借りられないのですか?
親の年金を自分の収入として申告できますか?
親の名前で借りることはできますか?
配偶者貸付は親子でも使えますか?
親の費用を立て替えています。
介護のために仕事を辞めるべきですか?
収入がなくても使える制度はありますか?
自分の名前で借りられるようになりますか?
秋田市の地図
秋田市は区のない中核市です。介護保険と高齢福祉の手続きは市の窓口、年金の相談は年金事務所、住まいの相談は市と居住支援の窓口が受け付けます。