雇止めを争う道と、次の職場を探す道は両立します。争っている間に求職活動をしても不利にはならず、失業給付も受けられます。ただし両方を同時に走らせるなら、争いにかかる期間と費用を先に知っておく必要があります。申告、あっせん、労働審判、訴訟の順に、強制する力は強くなり、期間も費用も増えます。そして争っている間も、生活費は毎月出ていきます。
二つの道を並べて見る
争っている間も、生活費は出ていきます。
| 両立 | 争いながら求職活動をしても、不利にはなりません。 |
|---|---|
| 期間 | 手続きによって、数週間から年単位まで開きます。 |
| 費用 | 無料のものから、代理を頼む費用がかかるものまであります。 |
| 強制力 | 確定した判断があれば、支払いを強制できます。 |
どちらか一方を選ぶ必要はありません。期間と費用で組み合わせます。
争う前にすること
材料を揃えるところからです。
| 証明書 | 雇止めの理由を書いた証明書を請求します。 |
|---|---|
| 契約の経過 | これまでの契約書を並べ、更新の回数と期間を出します。 |
| 期待の根拠 | 更新されると説明された記録があれば保存します。 |
| 意思表示 | 更新を希望すると伝えた記録を残します。 |
更新の合理的な期待があったかどうかが軸になります。記録がその判断を左右します。
労働局のあっせん
いちばん負担の小さい手続きです。
| 費用 | 無料で、申請の書類も簡単です。 |
|---|---|
| 進み方 | 委員が双方の話を聞き、歩み寄りの案を示します。 |
| 期間 | 一回の期日で終わることが多く、短く済みます。 |
| 限界 | 相手が応じなければ、打ち切りになります。 |
応じる見込みがあるなら、まずここからです。打ち切られたら裁判所へ移ります。
労働審判
働くことに関する争いを扱う手続きです。
| 構成 | 裁判官と、労使それぞれの経験者が加わります。 |
|---|---|
| 期日 | 原則として3回以内で終えることとされています。 |
| 結末 | 話し合いがまとまるか、審判が示されます。 |
| 異議 | 審判に異議が出れば、通常の訴訟に移ります。 |
雇止めの事案でよく使われます。代理を頼むかどうかも、併せて考えます。
通常の訴訟
いちばん時間はかかりますが、決着します。
| 期間 | 争点の数によって、半年から年単位になります。 |
|---|---|
| 費用 | 印紙と郵券のほか、代理を頼めばその費用が加わります。 |
| 立替え | 費用が出せない場合、法テラスの仕組みがあります。 |
| 仮の措置 | 生活が立ちゆかない場合、仮に支払いを命じる手続きもあります。 |
長期戦になる前提で、生活の側を先に固めてください。
争っている間の給付
受け取っても争いに影響しません。
| 受給 | 離職の扱いで失業給付を受けられます。 |
|---|---|
| 就労 | その間に別の職場で働いても構いません。 |
| 精算 | 争いの結果によっては、後から調整されることがあります。 |
| 相談 | 受け取り方は、窓口で先に確かめておきます。 |
争うから給付を受けない、という必要はありません。
勝った場合に戻るもの
認められれば何が戻るかです。
| 地位 | 更新されたものとして扱われ、雇用が続きます。 |
|---|---|
| 賃金 | 働けなかった期間の賃金が、支払われることがあります。 |
| 和解 | 金銭の支払いで解決する形が多くを占めます。 |
| 調整 | 受け取った給付との間で、精算が生じることがあります。 |
職場に戻るか金銭で解決するかは、自分でも選べます。
待つ間の費用を数える
解決までの期間が、そのまま費用に変わります。
| 例 | 32万円を年15%で30回に分けるとします。 |
|---|---|
| 利息 | 払う利息は65,710円です。 |
| 比べる | 数か月で片づく道と年単位の道では、必要な額が変わります。 |
| 減らす | 無利子の貸付と給付を使えば、この分が小さくなります。 |
争いが長引いた場合の試算は借金の金利計算で出せます。争う間の支えは下関の公的融資にまとめています。
進む道を選ぶ場合
争わないという判断も合理的です。
| 速さ | 次の職場が決まれば、収入がその時点で戻ります。 |
|---|---|
| 見込み | 更新の期待を示す材料が薄いなら、争いは長引きます。 |
| 負担 | 手続きに使う時間は、求職に使えたはずの時間です。 |
| 併用 | あっせんだけ出して、結果を見てから決める手もあります。 |
相談先ごとの役割は下関のローンサービスで扱います。判断の順番は下関でお金を借りるで確かめられます。
争っている間の生活費の組み方は下関のキャッシングにまとめています。
よくある質問
争いながら就職活動をしてもよいですか?
争う前に何を用意しますか?
いちばん負担の小さい方法は?
労働審判の期間はどのくらいですか?
訴訟だとどのくらいですか?
認められたら何が戻りますか?
待つ間の費用はどう見ますか?
争わないほうがよい場合はありますか?
下関市の地図
下関市は中核市で区がありません。雇止めや契約の相談は下関労働基準監督署と山口労働局、雇用保険の手続きはハローワーク下関、生活福祉資金の貸付は市の社会福祉協議会が受け付けます。