契約が終わる月にも、働いた分の賃金は同じように発生します。出産や病気など、やむを得ない事由があるときは、支払日を待たずに請求できる仕組みが法律に置かれています。加えて、退職した後に本人が請求すれば7日以内に支払うという定めもあります。どちらも借入ではないので利息はかかりません。最後の月ほど、この二つを知っているかどうかで手元の額が変わります。
働いた分は最後の月も同じ
退職しても、賃金の請求権は残ります。
| 発生 | 労働したことで、その分の賃金の請求権が生じます。 |
|---|---|
| 満了 | 契約が終わっても、働いた分が消えることはありません。 |
| 日割り | 月の途中で終われば、働いた日数に応じた額になります。 |
| 時効 | 賃金の請求権の時効は、当分の間3年とされています。 |
払われなければ請求できます。放置すると古い分から消えていきます。
非常時払いという権利
支払日の前に受け取る仕組みです。
| 根拠 | 労働基準法25条が、非常の場合の費用に充てる請求を定めています。 |
|---|---|
| 会社の立場 | 要件に当てはまる請求には、応じる義務があります。 |
| 費用 | 利息も手数料もかかりません。 |
| 性質 | 賃金の支払いであって借入ではなく、後から返すものでもありません。 |
就業規則に定めがなくても使えます。有期の契約でも同じです。
請求できる事由と範囲
どの理由でも通るわけではありません。
| 事由 | 出産、疾病、災害、結婚、家族の死亡などです。 |
|---|---|
| 帰郷 | やむを得ない事由による1週間以上の帰郷も含まれます。 |
| 範囲 | 請求できるのは、すでに働いた日数に対応する賃金までです。 |
| 先の分 | これから働く分を、前もって受け取ることはできません。 |
契約満了そのものは事由に当たりません。そこは公的な制度と借入で組むことになります。
退職後に請求する道
辞めた後にも別の定めがあります。
| 7日以内 | 権利者が請求した場合、7日以内に賃金を支払うこととされています。 |
|---|---|
| 対象 | 未払いの賃金のほか、積立金や保証金の返還も含まれます。 |
| 請求しないと | 通常の支払日まで待つことになります。 |
| 方法 | 会社に、書面か記録の残る形で求めます。 |
知られていない定めです。空白が長いなら、申し出る価値があります。
会社への求め方
形に残すほうが確実です。
| 相手 | 給与を扱う部署か、直属の上長に伝えます。 |
|---|---|
| 伝える内容 | 事由、必要な額、いつ受け取りたいかの三つです。 |
| 書面 | 簡単な書面にすると、断られた場合の記録になります。 |
| 証明 | 事由を示す書類を求められることがあります。 |
やり取りの日付と、応対した相手の名前を控えておいてください。
残った年次有給休暇
もうひとつ、手元を増やせる部分です。
| 付与 | 6か月続けて勤務し、全労働日の8割以上出勤すれば付与されます。 |
|---|---|
| 短時間勤務 | 所定の労働日数に応じて、比例して付与されます。 |
| 満了時 | 残った分は、契約が終われば消えます。 |
| 時季 | 会社は時季を変更できますが、消化そのものは拒めません。 |
満了の直前にまとめて出すと変更されやすくなります。早めに申し出てください。
社内の貸付との違い
会社から借りる制度とは、性質が別です。
| 性質 | 非常時払いは賃金の支払い、社内の貸付は会社からの借入です。 |
|---|---|
| 利息 | 社内の貸付には、利息が付くことがあります。 |
| 返し方 | 毎月の給与から差し引く形が多くなります。 |
| 退職時 | 残りを一括で求められることがあります。 |
満了が決まっているなら、そこで一括を求められる点に注意が要ります。
断られたときの動き
応じない会社も現実にあります。
| 確かめる | 断られた理由を聞き、記録に残します。 |
|---|---|
| 申告 | 要件に当たるのに応じないなら、労働基準監督署に相談できます。 |
| 費用 | 相談も申告も、費用はかかりません。 |
| 並行して | 公的な貸付や給付を、同時に当たっておきます。 |
相談までの順番は下関のローンサービスにあります。
借りる場合と並べて見る
費用の差が、そのまま手元に残る額の差になります。
| 非常時払い | 費用はゼロです。支払日の分が減るだけです。 |
|---|---|
| 公的な貸付 | 無利子または低い利率ですが、決定まで日数がかかります。 |
| 貸金業者 | その日のうちに借りられますが、金利は高く設定されています。 |
| 順番 | 費用の小さいものから順に当たるのが基本です。 |
生活を支える制度は下関の公的融資で確かめられます。借りた場合の利息は借金の金利計算で出せます。全体の並びは下関でお金を借りるで扱います。
最後の給与までの数週間をどう渡るかは下関の少額融資に並べています。
よくある質問
満了の月の賃金はもらえますか?
支払日を待たずに受け取れますか?
どの事由なら認められますか?
契約満了は事由になりますか?
辞めた後に早く払ってもらえますか?
有給休暇は残せますか?
会社の貸付制度とは違いますか?
請求しても応じてもらえません。
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