家の仕事を毎日手伝っていても、給与の形になっていなければ自分の収入にはなりません。借入の枠は本人の所得で決まるので、収入として示せなければ枠も作れません。青色申告なら、家族に払う給与を経費にする届出があります。届出をして実際に給与を払えば、それはその家族の収入です。手伝いのままにしておくか、給与にするかで、できることが変わってきます。
手伝いは収入にならない
給与として払われていなければ、収入として示せません。
| 枠の決まり方 | 借入の枠は、申し込む本人の所得で決まります。 |
|---|---|
| 手伝い | 報酬のやりとりがなければ、所得は発生しません。 |
| 世帯の収入 | 家の売上を、自分の年収として申告することはできません。 |
| 結果 | 収入が0なら、貸金業者からは自分の名前で借りられません。 |
家計は一つでも、契約は一人ずつ結ぶものです。上限の計算は借金の限度額で扱います。
専従者給与という仕組み
家族に払う給与を、経費として扱える制度があります。
| 青色事業専従者給与 | 届出をすれば、家族に払う給与を必要経費にできます。 |
|---|---|
| 受け取る側 | その給与は、家族本人の収入になります。 |
| 白色の場合 | 控除の仕組みはありますが、額に決まりがあります。 |
| 効果 | 世帯の税の負担と、家族の収入の両方に関わります。 |
税のための制度だと思われがちですが、家族が自分の名前で契約できるかどうかにも直結します。
届出の要件
届け出ておかなければ、経費にできません。
| 届出書 | 青色事業専従者給与に関する届出書を、税務署に出します。 |
|---|---|
| 期限 | その年の一定の期日までに出す必要があります。 |
| 専従の要件 | その年のうち一定の期間以上、事業に専ら従事していることが要ります。 |
| 金額 | 労務の内容に照らして、妥当な額であることが求められます。 |
期限を過ぎると、その年は適用できません。始める前に、青色申告会か税務署で確かめてください。相談先は高知のローンサービスで扱います。
給与にすることの効果
形を変えると、できることが増えます。
| 収入の証明 | 給与の支払いの記録が、本人の収入として示せます。 |
|---|---|
| 借入 | 本人の名前で、その所得に応じた枠を作れます。 |
| 年金 | 働き方によっては、社会保険の扱いも変わります。 |
| 税 | 世帯全体の税の負担が変わります。 |
給与にすれば世帯の税が必ず軽くなるわけではありません。所得の分け方によるので、試算してから決めてください。
配偶者貸付という例外
夫婦の収入を合わせて計算できる仕組みがあります。
| 仕組み | 夫婦の年収を合算し、その3分の1までを上限として貸す例外です。 |
|---|---|
| 必要なもの | 配偶者の同意と、婚姻を示す書類が要ります。 |
| 扱う会社 | すべての会社が用意しているわけではありません。 |
| 知られること | 同意が要るため、配偶者に知られずに借りることはできません。 |
親子や兄弟には使えません。夫婦に限られた仕組みです。条件は配偶者貸付にまとめています。
世帯で借りるときの名義
どの名義で借りるかを、先に決めます。
| 返す義務 | 契約した本人が負います。使ったのが誰かは関係しません。 |
|---|---|
| 所得のある側 | 枠が大きく取れ、条件も良くなります。 |
| 連帯保証 | 保証人になると、その借入の責任を負います。 |
| 事業の借入 | 事業主の名前で借り、帳簿に記録します。 |
頼まれて自分の名義で借り、使うのは別の家族という形は避けてください。関係が変われば、債務だけが手元に残ります。
学生が手伝う場合
子が家の仕事を手伝う場面の扱いです。
| 専従者 | 学業が本分の場合、専ら従事しているとは扱われないのが通常です。 |
|---|---|
| 収入 | 手伝いのままなら、自分の収入はありません。 |
| 外で働く | ほかで働いて給与を得れば、その分が自分の収入になります。 |
| 学費 | 奨学金や授業料の減免を、先に当たってください。 |
学費のために借りるより、奨学金や減免の制度を先に調べるほうが負担は軽くなります。学生と主婦の借入の全体は学生・主婦の借入にまとめています。
年金や保険の扱い
働き方によって、保険料の形が変わります。
| 国民年金 | 自営の世帯は、家族もそれぞれが加入します。 |
|---|---|
| 国民健康保険 | 世帯ごとに保険料が計算されます。 |
| 軽減 | 所得が低い世帯には、保険料を軽くする仕組みがあります。 |
| 免除 | 国民年金の保険料には、申請による免除や猶予があります。 |
所得の落ちた年には、申請すれば軽くなる部分があります。放置して未納にしないでください。世帯で使える制度は高知の公的融資で扱います。
収入を作る道
自分の名義で借りたいなら、まず収入です。
| 専従者給与 | 届出をして給与を受け取れば、収入として示せます。 |
|---|---|
| 外で働く | 農閑期に勤めに出れば、給与明細が残ります。 |
| 記録 | 数か月分の明細があれば、見込みの年収を示せます。 |
| 続けること | 金額より、続いていることが審査の材料になります。 |
季節によって働き方が変わる世帯では、農閑期の勤めがそのまま収入の証明になります。示し方は高知の収入証明なしに並べています。
よくある質問
家の仕事を手伝っています。収入になりますか?
家族に給与を払えますか?
届出はいつまでに出しますか?
給与にすれば税は軽くなりますか?
配偶者の収入を足せますか?
子が手伝う場合も専従者になりますか?
所得が落ちた年の保険料はどうなりますか?
自分の名前で借りられるようになりますか?
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