収穫や調製で人を頼むと、立場が変わります。自分が雇う側になり、賃金の支払いには法律の決まりが付いてきます。毎月一回以上、決められた日に、本人に、通貨で、全額を払う。この原則は、季節だけの短い雇い入れでも変わりません。しかも賃金は出荷の代金が入る前に出ていきます。人を頼むと決めた時点で、その分の資金をどう用意するかも決まっていなければなりません。
賃金の支払いの決まり
賃金には、支払い方の原則が法律で定められています。
| 通貨で | 現物ではなく、お金で払います。 |
|---|---|
| 直接本人に | 家族や代理の人に渡すことはできません。 |
| 全額を | 勝手に差し引くことはできません。 |
| 毎月一回以上、決めた日に | 支払日を決め、その日に払います。 |
短い期間の雇い入れでも、この原則は変わりません。口約束のまま始めると、後でもめる原因になります。
雇うときに決めること
始める前に、条件を書面で示します。
| 期間 | いつからいつまで働いてもらうかを決めます。 |
|---|---|
| 賃金 | 時間あたりか日あたりか、額はいくらかを決めます。 |
| 時間と休憩 | 始業と終業の時刻、休憩の取り方を決めます。 |
| 支払日 | いつ、どの方法で払うかを決めます。 |
忙しい時期に口頭で済ませると、認識が食い違います。紙一枚でよいので、渡してから始めてください。
賃金は入金より先に出る
払う時期と入る時期が、ここでもずれます。
| 支払い | 作業が終わった月の、決めた日に払います。 |
|---|---|
| 入金 | 出荷の代金が入るのは、精算を経た翌月以降です。 |
| 差 | 雇う人数が増えるほど、先に出る額も増えます。 |
| 計画 | 人を頼む前に、支払いの月と額を見込んでおきます。 |
収量が読めない年ほど、人件費は先に確定します。雇う人数は、入る見込みの下限で決めてください。入金までの資金は高知のキャッシングで扱います。
働いた分を先に払う場面
働いている側から、支払日の前に請求されることがあります。
| 非常時払い | 出産、疾病、災害など、やむを得ない事由があるときに請求できます。 |
|---|---|
| 対象 | すでに働いた分だけです。まだ働いていない分は対象になりません。 |
| 応じる義務 | 要件に当たる場合、雇う側は支払う必要があります。 |
| 自分が働く側なら | 同じ仕組みを、自分が使うこともできます。 |
手元に現金がない月に請求されると困ります。そのためにも、人件費は先に確保しておいてください。
労災の扱い
けがをしたときの備えは、雇う側の責任に関わります。
| 加入 | 人を雇って事業を行う場合、労災保険の対象になります。 |
|---|---|
| 手続き | 労働基準監督署で行います。 |
| 自分自身 | 事業主は原則として対象外ですが、特別に加入できる仕組みがあります。 |
| 費用 | 保険料は、事業の経費として扱います。 |
機械を使う作業では、けがの危険がついて回ります。加入の手続きは、人を頼む前に済ませてください。
家族に払う給与
家族に払う給与には、税の上で別の扱いがあります。
| 青色事業専従者給与 | 届出をすれば、家族に払う給与を経費にできます。 |
|---|---|
| 届出 | 期限までに税務署へ出す必要があります。 |
| 金額 | 労務の内容に照らして、妥当な額であることが求められます。 |
| 本人の収入 | 給与として払えば、その家族の収入になります。 |
届出がなければ、手伝っていても収入として示せません。家族の借入にも関わる話です。詳しくは高知の学生・主婦の借入で扱います。
自分の生活費をどう取るか
雇う側は、自分の取り分を後回しにしがちです。
| 決めておく | 毎月いくらを家計に移すかを、先に決めます。 |
|---|---|
| 順番 | 人件費と資材の代金は先に、自分の取り分はその後になります。 |
| 足りない月 | 家計の側で借りる前に、事業の資金として見直します。 |
| 記録 | 移した額を記録しておけば、経営の状態が見えます。 |
自分の取り分が毎月ゼロなら、それは経営が回っていないということです。数字にすると、そこがはっきりします。
人件費を借りる場合
入金までのつなぎとして借りるなら、期間は短く組みます。
| 期間 | 出荷の代金が入る日までで組みます。 |
|---|---|
| 額 | 払う賃金の総額を先に計算し、その範囲にとどめます。 |
| 窓口 | 農協の営農の資金は、この用途に向きます。 |
| 事業として | 事業の借入として扱い、帳簿に記録します。 |
人件費は使い道がはっきりしているので、計画も書きやすい支出です。専門の窓口で相談してください。制度は高知の銀行カードローンにまとめています。
雇う人数を決める
多く頼めば早く終わりますが、費用も確定します。
| 作業量 | 収穫の見込み量から、必要な延べの時間を出します。 |
|---|---|
| 単価 | 時間あたりの賃金に、延べの時間を掛けます。 |
| 上限 | 入る見込みの下限から、払える人件費の上限を決めます。 |
| 自分の時間 | 人を入れて空いた時間で、何をするかも決めておきます。 |
人を入れて作業が回っても、収入が増えなければ意味がありません。費用と効果を、数字で並べてください。
人件費を含めた資金の組み方は高知でお金を借りるで扱います。収入の示し方は高知の収入証明なしにまとめています。
よくある質問
短い期間だけ雇う場合も決まりは同じですか?
条件は口頭でよいですか?
支払日の前に払ってほしいと言われました。
労災の手続きは要りますか?
自分も労災に入れますか?
家族に払う給与は経費になりますか?
人件費を借りてもよいですか?
何人まで頼んでよいですか?
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