母国の親が倒れたという連絡は、前ぶれなく来ます。その日のうちに航空券を押さえ、休みの調整をし、現地で使うお金も用意することになります。日本の公的な給付は、この場面をほとんど支えません。国民健康保険の海外療養費は被保険者本人の治療が対象で、母国に住む家族の医療費には使えないからです。動かせるのは自分の手元の資金と、借りられる範囲だけです。
急な渡航で出ていくお金
航空券だけではありません。現地での費用と、日本で止まる収入が重なります。
| 航空券 | 直前の予約ほど高くなり、片道だけ先に押さえる形になることもあります。 |
|---|---|
| 現地の費用 | 医療費、付き添いの滞在費、移動費がかかります。 |
| 止まる収入 | 時給で働いている場合、休んだ日数分の賃金が入りません。 |
| 日本での固定費 | 家賃も保険料も、留守の間に引き落とされます。 |
渡航の費用だけを見て借りる額を決めると、帰国した月の生活費が足りなくなります。留守の間に引き落とされる額も数えてください。家賃、携帯電話、保険料、子の給食費。合計すると、航空券の半分ほどになる世帯もあります。出発の前に通帳の残高を確かめ、足りない分は渡航費と一緒に用意しておくほうが安全です。世帯のお金の流れは那覇でお金を借りるで見渡せます。
出国と再入国の手続き
短い期間で戻るなら、出国の前にする手続きは限られます。
| みなし再入国許可 | 有効な旅券と在留カードを持つ中長期在留者が1年以内に戻る場合、改めて再入国の許可を取る必要はありません。 |
|---|---|
| 出国のとき | 出国の際に、その制度を使う意思を表示します。在留カードは必ず持って出ます。 |
| 1年を超える場合 | 1年を超えて日本を離れるなら、出国の前に再入国の許可を受けます。 |
| 在留期間 | 滞在中に在留期間の満了日が来ないかを、出る前に確かめます。 |
戻る予定が延びそうなときほど、この確認が効きます。滞在が長引いて在留期間が切れると、戻ること自体が難しくなります。期限が迫る場合の動き方は那覇の即日融資にあります。
勤務先の休みの扱い
家族の事情による休みは、法律ではなく職場の規則で決まります。
| 年次有給休暇 | 理由を問わず使えます。取得の理由を答える義務はありません。 |
|---|---|
| 忌引 | 法律の定めはなく、就業規則があるかどうかで変わります。 |
| 欠勤 | 有給が足りなければ欠勤になり、その分の賃金は出ません。 |
| 非常時払い | すでに働いた分の賃金は、やむを得ない事由があれば支払日の前でも請求できます。 |
すでに働いた分を先に受け取れるかどうかで、借りる額は変わります。まず勤務先に確かめてください。前払いの仕組みは那覇の給料前借りにまとめています。
日本の制度が届かない範囲
日本の保険や給付は、日本に住む被保険者を対象にしています。
| 海外療養費 | 被保険者本人が海外で受けた治療は、申請により一部が戻ります。母国に住む家族の治療は対象外です。 |
|---|---|
| 高額療養費 | 日本の医療機関で受けた治療にかかる制度です。 |
| 葬儀の費用 | 母国での葬儀の費用に、日本の給付は出ません。 |
| 航空券 | 渡航費を支える公的な制度はありません。 |
この場面で使えるのは、自分の資金、勤務先の制度、そして借入です。制度を探して時間を使うより、早く見切りをつけたほうが動けます。市の窓口に聞けば何か出てくるのではないかと期待して半日を使うより、その時間で勤務先と航空券の手配を進めたほうが確実です。生活が立ち行かなくなった場合の相談は、帰国してからでも受けられます。使える制度の一覧は那覇の公的融資にあります。
25万円を12回で返す場合
急いで借りた分の返済は、帰国した翌月から始まります。
| 条件 | 25万円を年18%で12回に分けて返す場合です。 |
|---|---|
| 毎月の返済 | 22,920円です。 |
| 総返済額 | 275,040円で、利息は25,040円です。 |
| 休んだ分 | 欠勤で賃金が減る月に、この返済が重なります。 |
渡航で収入が落ちる月と、返済が始まる月はほぼ重なります。1回目の返済日を給料日の後に置けるかを、契約の前に確かめてください。回数を変えた計算は借金の金利計算で試せます。
現金を持ち出すときの決まり
持って出る現金には、申告の決まりがあります。
| 申告 | 100万円相当額を超える現金などを持ち出す場合、税関に申告します。 |
|---|---|
| 送金との違い | 送金なら現地の口座で受け取れますが、着金までに日数がかかります。 |
| 国外送金の記録 | 100万円を超える国外送金は、金融機関が税務署に調書を出します。 |
| 両替 | 両替の手数料は場所によって差があり、空港はおおむね割高です。 |
現地で必要な額と、日本に残す額を分けて考えてください。全額を持ち出すと、留守の間の引き落としが止まります。送金と引き出しの比べ方は那覇のキャッシングで扱います。
その日に動く順番
同時に進めるものと、後で足りるものを分けます。
| 最初 | 航空券の候補を押さえ、出発日を決めます。 |
|---|---|
| 次 | 勤務先に連絡し、休みの扱いと賃金の前払いを確かめます。 |
| それから | 足りない額を計算し、借りる額を決めます。 |
| 最後 | 留守の間の引き落としに残高が足りるかを確かめます。 |
借りる額を最初に決めると、たいてい多すぎるか少なすぎます。出ていく額を数えてから借りるほうが、結果として返す額は小さくなります。航空券の金額は調べれば分かりますが、現地で何日滞在するかは行ってみないと決まりません。少し多めに見て、使わなかった分は帰国後すぐに繰り上げて返す形にしてください。
帰らないと決めた場合
渡航しない選択をしたときも、お金は動きます。
| 送金 | 現地の治療費や葬儀の費用を送ることになります。 |
|---|---|
| 額の決め方 | 求められた額ではなく、自分の家計から出せる額で決めます。 |
| 続くかどうか | 一度きりか、毎月続くかで組み方が変わります。 |
| 家族への説明 | 出せる額の上限を先に伝えておくと、あとの話が短くなります。 |
毎月の送金が続く見込みなら、そこを枠で埋めない組み方に変えてください。送金が借入に変わる流れは那覇のカードローンにまとめています。
次に同じことが起きる前に
親が高齢であれば、この場面は一度では終わりません。
| 渡航用の備え | 航空券一枚分を目安に、手を付けない資金を別に置いておきます。 |
|---|---|
| 旅券の期限 | 期限が切れていると出国できません。家族全員分を年に一度確かめます。 |
| 休みの残り | 年次有給休暇を使い切らずに、数日分を残しておきます。 |
| 連絡の経路 | 現地の親族の連絡先を、配偶者以外も分かる形で控えておきます。 |
備えがあるかどうかで、次に連絡が来たときの動きが変わります。航空券一枚分でも手元にあれば、借りずに出発でき、帰国後の返済も生じません。毎月数千円ずつでも、一年たてばその額になります。少額の借入に頼らない形は那覇の少額融資でも触れています。
よくある質問
母国の家族の医療費に日本の保険は使えますか?
渡航の前に再入国の手続きは要りますか?
家族の事情で休むと賃金は出ますか?
働いた分を給料日の前に受け取れますか?
25万円を借りるといくら返しますか?
現金をいくらまで持ち出せますか?
借りる額はどう決めればよいですか?
渡航せずに送金する場合の注意は?
那覇市の地図
那覇市は区のない中核市です。在留の手続きは福岡出入国在留管理局那覇支局、住民登録と国民健康保険は市の窓口、婚姻や出生の届出は市民課が受け付けます。