フリーローンは、契約時に決めた金額を一度だけ借りる証書貸付型のローンです。使いみちは自由で、カードローンより金利が低い。ただしその「自由」には値段がついています。同じ100万円を5年で返す場合、使途を限定した目的別ローンなら利息78,121円。フリーローンで14.0%なら396,095円。5倍の開きが出ます。
フリーローンの位置づけ
無担保の個人向けローンは、大きく3つに分かれます。使途を限定した目的別ローン、使途自由で一度きりのフリーローン、そして繰り返し借りられるカードローン。
フリーローンは中間に位置します。目的別ほど安くはないが、カードローンよりは低い。一度きりなので借り増しはできないが、そのぶん残高が膨らみません。
| 目的別ローン | 使途を限定。金利は最も低い。証明書類が必要です。 |
|---|---|
| フリーローン | 使途自由・一度きり。金利は中間。 |
| カードローン | 使途自由・繰り返し可。金利は最も高い。 |
3つの違いは借入先の違いを比較にも整理していますが、ここでは金額の話に踏み込みます。
使途自由に払っている値段
100万円を5年(60回)で返す前提で、種類ごとの負担を並べました。
| ローンの種類 | 年利 | 毎月の返済額 | 利息合計 |
|---|---|---|---|
| 目的別ローン(マイカー等) | 3.0% | 17,969円 | 78,121円 |
| 銀行フリーローン(下限側) | 6.0% | 19,333円 | 159,968円 |
| 銀行フリーローン(上限側) | 14.0% | 23,268円 | 396,095円 |
| カードローン | 15.0% | 23,790円 | 427,396円 |
| 消費者金融 | 18.0% | 25,393円 | 523,606円 |
元利均等返済での試算です。実際の適用金利は審査結果および各社の商品により異なります。
目的別の3.0%と消費者金融の18.0%では、利息が445,484円違います。6.7倍です。同じ100万円、同じ5年。違うのは「何に使うか説明したかどうか」だけです。
フリーローンの金利は幅が広く、下限と上限で倍以上ひらくことがあります。広告に出ている数字は下限側であることが多いため、実際に適用される金利は審査後まで分かりません。
目的別ローンが使える場面かを先に確認する
上の表を見れば、順序ははっきりします。目的別ローンが使えるなら、それが最も安い。
目的別ローンは、資金の使いみちを限定する代わりに金利を下げた商品です。車、教育、住宅の改修、医療。金融機関によって扱う種類は違いますが、見積書や請求書を出せる支出なら該当する可能性があります。
| マイカーローン | 車両購入費。中古車や車検費用に使えるものもあります。 |
|---|---|
| 教育ローン | 入学金・授業料。国の教育ローンは金利がさらに低く設定されています。 |
| リフォームローン | 住宅の修繕・改修費用。 |
| 医療ローン | 手術費・治療費。取扱いのある機関は限られます。 |
手間はかかります。見積書を用意し、実際にその用途に使ったことを後から証明する場合もある。ただ、445,484円の差を考えれば、書類を揃える時間としては割に合います。
該当しない支出——生活費の補填、複数の借入の整理、冠婚葬祭——であれば、そこで初めてフリーローンの出番になります。
借り増しできないことは弱点ではない
フリーローンは完済すると契約が終わります。もう一度借りたければ、申込からやり直しです。これを不便と見るか、安全装置と見るか。
カードローンでは、返した分だけ枠が空きます。30万円返して10万円引き出せば、残高は元に戻る。返済の進み具合が見えにくく、完済が遠のきやすい構造です。
フリーローンにはこれがありません。借りた金額が決まっていて、返せば減る一方。完済予定日が最初から確定しています。返済計画を立てやすいという意味では、むしろ利点です。
使い分けの目安としては、必要額が確定しているならフリーローン、読めないならカードローン。ただし後者を選ぶなら、引き出す時点で完済予定日を決めておいてください。
返済期間を長くとることの代償
フリーローンは契約時に返済期間を決めます。ここで長めを選ぶ人が多い。毎月の負担が軽くなるからです。
ただ、軽くなるのは月々だけです。100万円を年6.0%で借りた場合、期間を変えると総額はこう動きます。
| 返済回数 | 毎月の返済額 | 利息合計 | 総支払額 |
|---|---|---|---|
| 36回(3年) | 30,422円 | 95,190円 | 1,095,190円 |
| 60回(5年) | 19,333円 | 159,968円 | 1,159,968円 |
| 84回(7年) | 14,609円 | 227,119円 | 1,227,119円 |
| 120回(10年) | 11,102円 | 332,246円 | 1,332,246円 |
年6.0%・元利均等返済での試算です。
36回から120回に延ばすと、毎月は19,320円軽くなりますが、利息は237,056円増えます。3.5倍です。月々の1万9千円と、総額の23万7千円。どちらを見て決めるかで結論が変わります。
判断の基準としては、無理なく払える範囲でいちばん短い期間を選ぶ、が原則になります。長めに設定して繰上返済で縮める方法もありますが、フリーローンは繰上返済に手数料がかかる商品もあるため、契約前に確認してください。
期間を変えたときの数字は返済シミュレーションで試せます。契約前に3年・5年・7年を並べて見ておくと、判断がぶれません。
審査で見られる点の違い
フリーローンは一度に大きめの金額を長期で貸す商品です。そのぶん審査は慎重になります。
カードローンなら少額から始めて実績を見ることができますが、フリーローンは最初から満額を貸すことになる。勤続年数、年収の安定性、他社の借入状況が、より重く見られる傾向があります。
また、銀行のフリーローンは銀行法にもとづくため総量規制の対象外ですが、各行の自主基準で年収に対する上限が設けられています。貸金業者のフリーローンであれば総量規制がかかります。
審査で実際に確認される項目は審査基準に、必要書類の線引きは収入証明書不要の借入にまとめました。
東京で選ぶときの判断
商品自体は全国共通で、東京だから条件が変わることはありません。判断材料になるのは、急いでいるかどうかです。
フリーローンは審査に数日かかります。目的別ローンならさらに書類が増え、もう少し時間を要します。今日中に必要な場面では、どちらも選択肢に入りません。その場合は即日融資を見てください。
逆に、支出の予定が分かっているなら早めに動く価値があります。車の購入も、子どもの入学も、住宅の修繕も、日程は事前に決まっている。直前になって間に合わず高い商品を選ぶより、余裕をもって安い商品を取るほうが総額は下がります。
速度が要る場合まで含めた手段は東京でお金を借りるに、金利の低い順に整理した見取り図は東京の公的融資にもあります。
よくある質問
フリーローンとカードローンはどちらが安いですか?
目的別ローンとはどれくらい差がありますか?
広告に出ている金利で借りられますか?
借り増しができないのは不便ではありませんか?
フリーローンは総量規制の対象ですか?
今日中に借りることはできますか?
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